台風7号と豪雨に見舞われた夏の家庭菜園

わが家も強風域に入った7月3日の台風7号は、庭にもかなりの被害をもたらした。近所の人から話には聞いていたが台風が過ぎ去った後の吹き戻しが凄まじく、4日の朝まで強風による被害が続いた。
 建物自体は、木造ながら沖縄並みの耐風性で造ってもらったので、びくともしなかった。ただ、ご近所からは、雨戸がなく大きなガラス窓が風にさらされる構造を心配された。個人的には、防風林代わりのオリーヴやレモン、甘夏、枇杷などの木々が高く育ち上がれば、風での飛来物もある程度防げると楽観しているのだが。

問題は、防風林代わりと期待しているその木々の被害が大きかったことだ。まず、3メートル近くに育っていた砂地グミが1本完全に倒れた。2メートル弱の高さの甘夏も1本が倒れかかって傾いていた。 最大の被害は、大きいものでは2メートル近くに育っていた200本余りのロシア・ヒマワリの並木だ。3/4が倒れるなどの被害に遭った。そのうちの半分は支柱を立てたりしたものの、真っ直ぐに立って花が開くまでに至ったものは1/3に満たない。可哀想なことをしたのは、花が開きそうになっていた花冠の下部を風で倒れないようフェンスなどに結索しておいたため、その花冠が強風に飛ばされて茎だけが残ってしまったことだ。おかげで、ヒマワリ並木は歯が欠けたような無残な有様だ。

砂地グミは、自分では起こせない大きさだったので、植木屋さんにお願いして起こしてもらい、頑丈な副え木を立ててもらった。ついでに、傾いていた甘夏も起こしてもらった。甘夏は根が大きく広がるものの浅い根となるため倒れやすいのだそうだ。オリーヴの大きな枝も折れかかっていたがこれも副え木をしてもらった。

ほかにも、網棚に育ち上がっていたインゲンが棚ごと倒れたり、コリアンダーやディルなど背の高いハーブ類が倒れたりといった被害があった。

台風の後は、7月11日〜12日にかけての西日本豪雨に襲われた。幸いわが家は丘の上にあり、頑丈な石垣で囲まれているので豪雨には強い。長崎市内も大きな崖崩れや人的被害はなかったようだ。

西日本豪雨の後は、雨らしい雨が降らず、わが家の1.5トンの雨水タンクも7月17日には空となり、貴重な水道水を家庭菜園や芝生の水撒きに使う羽目になった。風呂の余り水や台所から出る生活排水など使える水は地下タンクに流れ込むようになっているが、焼け石に水だ。

昔の夏は夕立が渇水期の救いだったが、近年は夕立がほとんどない。不思議に思って「夕立がない」と検索してみると様々な説が出てきた。地球温暖化の影響もあるようだが、個人的にはアスファルト舗装やコンクリート建築などで大地が呼吸できなくなっていることが大きい気がする。

 日本全国で高温が続いているのも地球温暖化の影響が大だろうが、これも大地が呼吸できなくなっていることや、冷房の排熱による悪循環も一因だろう。
 長崎は海洋性の気候のためか、この時期の最高気温はおおむね東京より3〜5度低いが、南国だけあって紫外線の強さが凄まじい。また、40〜50年前に比べて湿度が高くなった気がする。

わが家の庭は丘の上にあるおかげで太陽を遮るものが少なく、芝刈りや雑草刈りをしたり、水撒きをしていると熱中症になりそうと感じることがある。この夏は、頻繁に休みを取り、水を凍らせたペットボトルを常に持ち歩くようにしている。よくしたもので、バッテリー方式の草刈り機は、私が音を上げる前に30分ほどでオーバーヒートして使用不能になり、再起動まで30分以上やすませる必要がある。

 家庭菜園のルッコラ、サニーレタス、レタス・サラダミックス、からし菜などの葉ものは、風にやられる前に虫や鳥の被害で壊滅状態だ。
今は、虫に強いバジル、パセリ、ディル、ミントなどのハーブくらいしか収獲が期待できない。野菜では3カ所に植えた胡瓜が収穫期で、1日に10本以上の収獲となることもある。

■今日のブックマーク&記事■

□La Liste https://www.laliste.com/ja/
アルゴリズムに基づいたグルメガイドとレビューの情報蓄積サイト”
(旅行中はモバイルアプリ版が便利)

「6月16日〜6月23日 石垣島で早めの夏休み」

 例年同様、クラブメッド・カビラ”http://www.clubmed-jp.com/ishigaki/の“5日間分の料金で8日間楽しめる−ロングバカンス・スペシャル8日間”(全日空 福岡空港石垣空港直行便利用)で6月16日から8日間の夏休みに出かけてきた。長崎から福岡空港国際線ターミナル)へは直行の高速バスで2時間20分だが、今回は、前日の夕刻に特急かもめ(所要約2時間)で博多に行き、駅前のホテルに前泊した。

 クラブメッド・カビラ沖合の海は、年を追うごとに透明度が落ち、生きたサンゴや色鮮やかな魚の種類と数も少なくなってきている。コストカットのためかサービスの質が落ちてきており、一番の楽しみのシュノーケリング・ボートトリップも、以前は1日6回参加ということも可能だったが、1昨年からはボートの運行回数が減らされ1日2回がやっとという有様だ。毎年書いている気もするがクラブメッド・カビラの利用はこれが最後になるかも知れない。

 さて、毎年恒例の水中写真を今回も紹介させていただく。過去の水中写真のページもリンクしておくので透明度と魚のヴァラエティーの違いを見比べてほしい。今年は、台風通過の影響もあってとくに海の透明度が良くなかった。写真はいつもながらトリミング等の手間を掛けていないのでご容赦。

 今年は、台風6号が6月16日の早朝に石垣島をかすめ、ちょうど沖縄本島付近を通過中に、往路便のフライトが石垣島に向かっていたが、若干台風の影響に伴う揺れがあった程度だった。しかし、川平の海はしばらくうねりが続き、ビーチでは滞在中「海況注意」の赤旗が翻りっぱなしだった。
 そのせいもあって、シュノーケリングのボートトリップは浅い海にしか連れて行ってもらえず、少々物足りなかった。
 代わりに、毎日のようにカヤックを楽しんだ。しかし、例年になく潮の流れや風が強く、スリリングな体験ができた。ある日の午後は急に潮の流れが強くなり、ほとんどのカヤックが沖に流され、ジェットボートで牽引されて戻ってくることになったが、私だけ自力で帰ることができた。ビーチにたどり着くと台湾の若者たちが「お見事」と声をかけてくれた。

梅雨の時期なのに大丈夫かと心配してくれた友人たちもいたが、石垣島地方は梅雨と言ってもスコールが短時間降るといった感じで、今回も日中に雨に降られてビーチ・アクティビティが中止になることは一度もなかった。


長崎に戻ってみると、昨年の台風ほどではないが、風雨が強い日があったらしく、道路沿いの花壇にあった1メートルほどの高さの花やインゲン豆のネットが倒れていた。1メートルほどの高さまで育っていた200本ほどのロシア・ヒマワリ並木やコスモスはほとんど無傷。ヒマワリはまもなく2メートルを超えそう。ヒマワリの背後に広がるコスモスも花を開き始めた。

留守中に実をつけ始めたキュウリは10本ほど収獲できたが、数本は小動物に食いちぎられていた。来週からはキュウリは1日10本ほどの収穫量に増えそうだ。
 雑草の機械刈り、葉ものやハーブのための新たな畝作りと種播き、キュウリのための新たなネット作り、果樹やオリーヴへの防虫剤の散布、芝刈りなどやるべき仕事は山積みだが、本日も朝から豪雨に見舞われるなど梅雨の影響は未だ続きそうだ。梅雨の晴れ間を見計らっての集中作業が続くが、台風7号も近づいているのでその対策もしなければならない。


「2017年6月24日〜7月1日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20170714
「2016年6月25日〜7月2日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20160713
「2015年6月20日〜6月27日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20150630
「2014年6月28日〜7月5日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20140707
「2013年6月25日〜7月2日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20130705 
「2012年6月25日〜7月2日 石垣島で早めの夏休み」
「2011年6月29日〜7月9日 石垣島で夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/201107
「2010年6月18日〜7月5日 石垣島小浜島波照間島http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20100707
「2009年6月20日〜7月3日 石垣島小浜島西表島http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20090703
「2008年石垣島で早めのサマーヴァカンス」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20080609
「2007年石垣島で早めのサマーヴァカンス」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070717

 2012年6月25日から7月2日も「石垣島クラブ・メッド長崎発着8日間パック」で夏休みを過ごしたが、このときは防水カメラが初潜りで見事に壊れてしまったので写真をお見せすることはできなかった。




■今日のブックマーク&記事■

□Radio FM https://play.google.com/store/apps/details?id=com.radio.fmradio
Radio FM (モバイルデバイス向けRadio)はインターネットラジオを再生する無料アプリ。Radio FMを使うと、インターネット配信されている多様なジャンルの曲、音楽、トーク、ニュース、コメディ、ショー、コンサートなど、254カ国、38,553局のさまざまな番組がスマートフォンで楽しめる。お気に入り、スリープタイマー、アラーム機能などもあり、お気に入りのFM放送で目覚めることもできる。
パソコンで楽しみたい場合はRadio FM http://appradiofm.com/のホームページから各放送局のリンクを開くとよいだろう。私はハンガリーオペレッタ専門局 Mercy Operett Magyar Rádió http://mercyradio.eu/mercy-radio/operett-magyar-radio/がお気に入りだ。

夏の家庭菜園とサイクリング

我が家の庭では、薔薇や立葵パッションフルーツ、デージー、アマリリスなどの花が咲き乱れ、賑やかな初夏を迎えている。
 ハーブ類は、バジル、パセリ、ディル、コリアンダールッコラなどが収穫期に入っている。葉ものでは、サニーレタスやレタス・サラダミックスなどが大豊作。ただし、葉ものはこれから暑くなるにつれ虫の害がひどくなる。わが家は四方から強風にさらされるので、虫除けネットや簡易温室で虫や鳥の害を防ぐことができないのが難点だ。

野菜では、ジャガイモやインゲンが間もなく収穫期を迎える。昨年植えたホースラディッシュも第二世代がひと畝を占拠して元気だ。
果物では、茂木枇杷がただいま収獲中。昨年の大豊作に比べ1/3ほどの収穫量だが、充分の甘さだ。逆に甘夏は不作だった昨年に比べ実が無数に付いており、大豊作の予感がある。うまく間引きをすれば、おそらく350個ぐらいの収獲になるだろう。

オリーヴは3メートル半に育っていた8本の樹のうち、1本が風で裂けてしまい、その1本の1/3を切り取らざるを得なくなった。また、同じく砂地グミも2本のうちの1つが風で裂け、やはり1/3を切除した。

庭仕事のための芝刈り機や草刈り機の使用で右手の握力が落ちていたので、ここ2年ほどサイクリングを控えていたが、握力の回復は万全ではないが、ロードレーサーでのサイクリングを再開。オーバーホールのため8キロほど離れたサイクルショップまで乗っていったが、問題はなかった。ただし、2週間後にサイクルショップから引き取る帰り道で、数年前まで登れた急坂が登れなくなり、30mほどだが手押しで登る羽目になった。

変わったことと言えば、とうとうスマートフォンに切り替えたことだ。以前にも書いたが、仕事を離れてから極力デジタルから遠ざかりアナログ生活の満喫を(リア充とも言うらしい)と願っていたが、
とくに海外旅行中は必要不可欠になってきたので、やむなく宗旨変えをした。
使い始めてみて、パソコンが売れなくなった理由がよく分かった。サイクリングや国内旅行にも役立ちそうだ。有料アプリはほとんど使っていないが、ミシュランのヨーロッパ・レストランガイドだけはダウンロードした。

 グルテンフリーのレストランガイドなどのアプリがあるかどうかも調べてみたが、Travel Gulten free Mapなどいくつか無料のアプリが見つかった。

当欄関連過去記事:

□「計器飛行(デジタル)よりも有視界飛行(アナログ)を」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070104
□「地球環境のポイント・オブ・ノー・リターン」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20061213




ヨーロッパでの「アレルギー」、「グルテンフリー」対処方法

ヨーロッパ(EU加盟国)では、2014年頃から徐々にレストランのメニューなどでアレルゲン表示をするところが増えてきた。

その内容と経緯については、以下の日本政府のサイトでも知ることができる。

 電子政府の総合窓口(e-Gov)の「平成27年度 食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価の案件候補について(案)」http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000140270 を見ると、
欧州における食物アレルギー表示対象として、“2015 年現在は以下の 14 アレルゲンを規定している(EU 規則 No.1169/2011)。1.グルテンを含む穀類、2.甲殻類、3.卵、4.魚類、5.ピ−ナッツ、6.大豆、7.乳、8.ナッツ類、9.セロリ、10.マスタード、11.ゴマ、12.二酸化硫黄と亜硫酸塩(10mg/kg または 10mg/L 超の場合)、13.ルピナス(ハウチワ豆)、14.軟体動物”と書かれている。

 同じく、電子政府の総合窓口にリンクされていたジェトロブリュッセル事務所の「EU における食品ラベル表示に関する規制」https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07001670/report_food_label.pdf も参考になるだろう。

上記13.の、聞き慣れないルピナス(ハウチワ豆)については、内閣府 食品安全委員会の「欧州食品安全機関(EFSA)、ラベル表示目的でのルピナスの評価に関する科学パネルの意見書を公表」 http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu01250690149 で詳細を知ることができる。「大豆アレルギーを回避するための代用食品の原料にも用いられる。豆科植物ルピナスは、昔から食料や飼料として用いられてきた。1990年代に、栄養上の理由で小麦粉にルピナス粉末を混入して使用するようになってから、欧州ではより広く消費されるようになった」と記載されている。


 ヨーロッパでは、メニューなどの横にアルファベット一文字で上記アレルゲンを表示することがあるが、われわれ日本人にとって分かりやすい写真入りの日本語解説ページがオーストリア南部の「ケルンテン州商工会議所」の「法令勧告に基づく アレルギー情報」 http://www.wkk.or.at/tourismus/hygiene/download/WKO_ALLERGENE_PLAKAT_A4_sprachenmutation_japanisch.pdf というページにあった。それによれば、Aグルテン含有穀物、B甲殻類、C卵、D魚、E落花生、F大豆、G牛乳または乳糖、 H種実類(食用ナッツ)、Lセロリ、Mマスタード、N胡麻、O亜硫酸塩、Pルピナス、R軟体動物と分類差表記されている。


 食品アレルギーを抱える人は、各国の言語の表記を知りたいと思うが、イギリスのAnaphylaxis Campaignという団体のサイトにTranslation Cards https://www.anaphylaxis.org.uk/living-with-anaphylaxis/travelling/translation-cards/というページがあり、ここからいくつかのアレルゲン対訳表ページを開くことができる。
 
 旅行目的地のレストランのメニューでアレルゲン表示の有無を事前チェックしておくのもよいだろう。私がよく行くウィーンでは、Falterという雑誌社の“Wien, wie es isst”https://www.falter.at/lokalfuehrerというレストラン・ガイドを愛用していたが、このサイトのレストラン紹介ページから各レストランのホームページを開き、メニューページを見ると多くのレストランがアルファベット一文字でアレルゲンを表示していることが分かる。
 私が、演奏会の帰りに遅い夕食を取る生パスタの世界的チェーンVapianoのメニューhttps://at.vapiano.com/fileadmin/media/user_upload/at.vapiano.com/documents/menu/AT_Menu_Bar_WEB_DEUTSCH.pdf#page=1&zoom=100,100,850にもしっかりとアレルゲン表示があり、グルテンフリーの料理も提供と書かれていた。  

allergy」や「allergies」、「Anaphylaxis」(過敏症)とTravelあるいは、都市名の検索も有効で、パリやロンドンなどの大都市ではガイドブックの類も出版されているようだ。この検索でHow to Travel With Food Allergies https://www.wheretraveler.com/advice/how-travel-food-allergiesページも見つかった。


グルテン・アレルギーやグルテンフリーの食生活を心がけている人は、Gluten free&都市名で検索しても、かなりの関連サイトが見つかる。ウィーンでは、Find Me Gluten FreeというサイトのAustria https://www.findmeglutenfree.com/at/viennaで“Gluten-Free Restaurants in Vienna”というページが見つかった。 また、Tripadvisorでは多くの都市で「グルテンを含まない料理のレストラン」というページを設けているようで、ウィーンhttps://www.tripadvisor.com/Restaurants-g190454-zfz10992-Vienna.html のページもある。  

■今日のブックマーク&記事■
□トラベルボイス記事「いよいよ始まる欧州のGDPRで、何がどう変わるのか? 観光産業に与える影響と今後を考えた【外電コラム】」https://www.travelvoice.jp/20180525-111515



Gluten-Free in Italy: Your Worry-Free & Gluten-Free Travel Guide to Italy (English Edition)

Gluten-Free in Italy: Your Worry-Free & Gluten-Free Travel Guide to Italy (English Edition)

Gluten-Free Guide to France

Gluten-Free Guide to France

Gluten-Free in London: Your Worry-Free and Gluten-Free Travel Guide to London (English Edition)

Gluten-Free in London: Your Worry-Free and Gluten-Free Travel Guide to London (English Edition)

機内食のグルテンフリー、アレルギー対応

前回の記事でも触れたようにグルテンフリー(Gluten Free)とアレルゲン(Allergen)食物を極力避ける食生活を始めている。はたと気づいたのが、海外旅行中のグルテンフリーとアレルゲン食物の回避方法だ。

 まず、機内食で調べてみるとJALは、機内特別食のページhttps://www.jal.co.jp/inter/service/meal/special/menu/に「低グルテンミール」(グルテンの摂取を控えているお客さまのためのお食事です。小麦・ライ麦・オート麦などを原材料に使用しておりません)があった。完全なグルテンフリーとなると、どうしても美味しさが犠牲になる気がするので、むしろ「低グルテンミール」の方が旅行者には良いのかも知れない。

ANAの場合、特別機内食のページhttps://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/inflight/spmeal/に「グルテン対応ミール(GFML)」(グルテン不耐症に配慮したお食事です。グルテンを含む原料や食品を含まないメニューです。グルテンを含む穀物類(小麦、ライ麦カラス麦、大麦、ライ小麦、スペルト小麦)、グルテンを含む穀物を原料とした食品《粉、スターチ、セモリナ》は使用しておりません)がある。

最近利用するようになった福岡発着便があるフィンエアーの特別食のページhttps://www.finnair.com/jp/jp/information-services/on-the-aircraft/food-and-drink-on-board/special-mealsには「無グルテン食(GFML)」(グルテンフリーの小麦でんぷんおよびグルテンフリーのオート麦が含まれている場合があります。小麦関連作物にアレルギーのあるお客様には適しません)があった。小麦アレルギーもある私には適さないようだ。

機内食に関しては、個人のグルテンフリー食体験を綴ったページが検索で結構見つかる。フィンエアーの場合、「現在フィンランドに留学中の大学4年生。日々の暮らしを綴ります」という「かずさんぽ」には「フィンエアー機内食!#2:グルテンフリーミール編」http://azzk107.hatenablog.com/entry/2018/03/02/190000 という記事があった。


ほとんどの航空会社は特別食として「アレルギー対応食」も用意しているようだ。JALのホームページを見ると「アレルギー対応食」は、「メインディッシュは辻安全食品と共同開発したJALオリジナルのメニューです。サラダ・フルーツ以外はすべてアレルギー専用キッチンで調製したお食事です」とあり、
 「7品目アレルゲン対応ミール」(えび・かに・小麦・そば・卵・乳・落花生を使用していないお食事)、「27品目アレルゲン対応ミール」(7大アレルゲンに加え、あわび・いか・いくら・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン・ごま・カシューナッツを使用していないお食事)などが用意されている。

 しかし、私のようにアレルゲンが多岐にわたっている者はこれらの組み合わせでは意味をなさない。また、いずれの航空会社もグルテンフリーやアレルゲン対応ミールの写真を見ると余り食欲をそそられない。
個人的には、通常の機内食を選んで、その中からアレルギー反応の高い食材を残していった方が良さそうだ。

 食欲をそそる?機内食の写真を見たい方は、以前紹介した、世界の231航空会社の10,612の機内食を収録した「機内食・ドットコム〜機上の晩餐〜」http://www.kinaishoku.com/ の検索ボックスで「グルテンフリー」、「アレルギー」と検索してみると良いだろう。

海外の機内食関連サイトではAirlineMeals.net http://www.airlinemeals.net/のSearch機能を利用して「Gluten free」と検索してみると良いだろう。どういうわけか「allergy」や「allergies」では検索結果ゼロだ。
 Googleで「allergy Airline meals」と検索してみるのも良いだろう。その検索で、“Airline website links for passengers with food allergyhttp://www.allergy.org.nz/site/allergynz/Table%20of%20Airlines%20and%20Links.pdfという各航空会社のアレルギー対応食にリンクを張っている便利なページも見つかった。

 次回は、ヨーロッパ現地での「グルテンフリー」、「アレルギー」対処方法を調べてみたい。


■今日のブックマーク&記事■

□The world's 50 best foods
CNN Travel staff Updated 15th March 2018 https://edition.cnn.com/travel/article/world-best-food-dishes/index.html


チェコ旅カフェ https://www.facebook.com/czechotabicafe/ 

□RegioJet https://www.regiojet.com/
RegioJetは、プラハ、ウィーン、ベルリン、ブタペスト、ブラチスラヴァその他の都市間を洗練されたサービスで結ぶ、電車とバスを運行している会社です。プラハ―ウィーン間は1日4往復の鉄道便、またプラハ―ベルリン間は1日8往復のバス便を運行しています。またレギオジェットは、ウィーン、プラハドレスデン、ブタペスト、ベルリンの空港便も便利です。そしてプラハよりチェスキー・クルムロフ、プルゼニュ(ピルゼン)、カルロヴィ・ヴァリといった国内の主要な町への交通も充実しています。(上記は、チェコの友人 http://d.hatena.ne.jp/Picmoch/が教えてくれたサイト)


□FlixBus https://www.flixbus.com/
(FlixMobility is a young mobility provider that has been changing the way millions of people travel in Europe since 2013 via its FlixBus brand. As a unique combination of tech-startup, e-commerce platform and transportation company, FlixBus quickly became Europe’s largest intercity bus network, helping over 100 million people reach their destinations. )


□Matcha https://matcha-jp.com/jp/
MATCHA - JAPAN TRAVEL WEB MAGAZINE
MATCHAは訪日旅行者に向けて日本の情報を発信するWEBマガジン。 東京・京都などの有名観光地はもちろん、北は北海道から南は沖縄まで日本全国を紹介。 オススメの観光スポット情報のほか、グルメ・お買い物・宿泊情報、有名観光地までの行き方・日本旅行前に知っておきたい便利情報まで、日本の観光を総合的にサポート。 日本語・英語・中国語(繁体字簡体字)・韓国語・タイ語インドネシア語ベトナム語スペイン語、そして外国人にも読みやすい日本語(やさしい日本語)の10言語で展開。


□Paris : une exposition numérique immersive sur Gustav Klimt.
 Du 13 avril au 11 novembre 2018. 38 rue Saint Maur 75 011 Paris.
 http://golem13.fr/klimt-atelier-des-lumieres


みんなの機内食 天空のレストランへようこそ! (みんなの日記)

みんなの機内食 天空のレストランへようこそ! (みんなの日記)

グルテンフリー米パンの手作りにチャレンジ

この春、イタリアから二組の永年の友人が日本を訪れてくれた。ひと組は7泊8日の日程だったため長崎まで足を伸ばせなかったが、3月末にフィレンツェから来た友人は2週間の日程だったので、長崎で4泊5日を過ごしてもらった。

 ちょうど桜満開の季節で、波佐見焼の工房見学がてら、お隣の武雄市にある庭木ダムの桜 http://www.takeo-kk.net/sightseeing/001377.phpを見物し、帰りに日本の棚田百選に選ばれた名勝地、波佐見の鬼木棚田https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/51928/にも立ち寄った。
庭木ダムをぐるりと囲む桜並木は見事の一語に尽きる。しかも、人が少なく、桜との対話が静かに楽しめる。長崎周辺に、桜の名所が少なく寂しく思っていたが、これからは毎年でも訪れたいと思った。庭木の桜については「2018 庭木ダム桜通信http://nishikawanoborikouminkan.sagafan.jp/e881753.html というサイトが詳しい。

フィレンツェからの友人は、料理にも詳しく、日本でも「Viva!トスカーナ」という“簡単レシピと美味しい生活”を紹介する本を出している。

彼や彼との共通の友達のすすめもあって、グルテンフリーの食生活を少しずつ試み始めている。実は、子供の頃からアレルギー症状があったのだが、その頃は一過性のものだった。しかし、ここ10年ほどは、絶えずアトピーに悩まされている。グルテンフリーは、アトピーにもよいらしい。

アレルギーの原因となる物質「アレルゲン」を改めて調べてみると、杉や檜、ブタクサ、ハンノキなどの花粉症を引き起こすものにも陽性だが、大好物の、トマトやジャガイモ、イチゴ、キウイ、バナナ、リンゴ、ピーナッツもダメ。小麦や大麦、大豆、胡麻、トウモロコシもアウト。したがって、パンやパスタ、うどん、納豆、豆腐などもダメということだ。専門医にもこれだけ多くのアレルゲンを抱えている人は珍しいと言われてしまった。
ちなみに、トマトやジャガイモは、わが家の家庭菜園の主要作物でもある。


専門医の話では、極めて短い時間のうちに全身にアレルギー症状が出る反応「アナフィラキシー」が起きなければ、ある程度なら口にしても問題ないとのことだが、果物などは生で食べずに火を通した方がよいそうだ。

 そこで、徐々にアレルゲンを口にするのを減らしてきているのだが、どうにも困ったのが、子供の頃から朝食に欠かせなかったパンの問題だ。
 長崎では、小麦をまったく使わない“米粉パン”の入手は難しく、県外から冷凍の通販で入手するのは面倒な上に高価だ。

 困っていたところ、日経新聞の3月31日付で「ホームベーカリーでこだわりのパン」というホームベーカリー3製品を比較する記事を見つけた。その中の、タイガー魔法瓶のKBD-X100という機種では、米粉だけでパンを作ることができ、しかもグルテンフリーだという。

早速、このホームベーカリーと推奨する群馬製粉のリ・ファリーヌという米粉http://www.5783.jp/product_f02.htmを取り寄せ、ドライ・イーストも購入して試してみた。そうとう手こずるだろうと思っていたが、一回目で米パン作りに成功。最初は、モチモチ感が強くて抵抗があったが、なれるとそのモチモチ感が病みつきになってきた。1斤の食パンを作るのに、米粉イースト・バターなどの材料費だけで280円ほどかかるが、市販の米パンよりは安く、個人的には味も手作りの方が美味しく感じられる。


■今日のブックマーク&記事■

□≪プロテカ スタリアVスケール≫ 重量計測機能付きスーツケース100リットル 
 預け入れサイズ(157cm以内)高さ:64(69)×幅:50(54)×奥行き:34(34) cm 重量 約5.0kg
http://store.ace.jp/shop/g/g02805-09/

□Travelmate Robotics 世界初の完全自走式スーツケース! https://www.travelmaterobotics.jp/

□American Red Cross Earthquake Preparedness http://preparesocal.org/earthquakes/
《上記はJOHNNY JET'S TRAVEL PORTAL http://www.johnnyjet.com/で紹介されていたサイト》

Viva!トスカーナ (Sunny Side Stories)

Viva!トスカーナ (Sunny Side Stories)

「いつものパン」があなたを殺す: 脳を一生、老化させない食事 (単行本)

「いつものパン」があなたを殺す: 脳を一生、老化させない食事 (単行本)

小麦は食べるな!

小麦は食べるな!

ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチの生まれ変わる食事

小麦で起きる現代病: “パン好きの人”ご用心! (食べもの通信ブックレット)

小麦で起きる現代病: “パン好きの人”ご用心! (食べもの通信ブックレット)

春の花々と家庭菜園の植え付け

今朝は、クィーン・エリザベス号(91,000トン)の入港風景を庭からカメラに収めようと珍しく早起き、ついでに「朝日に匂う山桜」ならぬ、わが家の五分咲きの1本桜も撮っておいた。

庭には、桜のほかにアーモンドやミモザ、ボケが咲いている。モクレンや垂れ桃も間もなく開花するだろう。郊外の植木市で買ってきた花の開いた状態の沈丁花花桃の苗木も地植えした。

春の植え付けも始まり、ブロックで囲んだ2メートル四方のハーブガーデンには10日ほど前にバジルやルッコラ、サラダミックス、サニーレタスを種まきし、バジルとルッコラはすでに芽が出てきた。
 鷹らしき鳥が、じっとハーブガーデンを見つめていたが、ほじくることもなく飛び立っていった。困ったのは、音波の猫よけをものともせずに庭を徘徊する野良猫たちだ。昨日も、やっと芽が出てきたホースラディッシュの畝を掘り返していた。芽が目的ではなく、地中の虫たちを狙ってのことだろうが、迷惑この上ない。猫が苦手という、甘夏の皮とコーヒー豆の絞りかすを撒いているのだが効果は限定的だ。

今日は、事前に土を用意しておいた2つの畝を黒いマルチシートで覆い、数カ所に穴を開けてジャガイモの種芋(デジマ)を植え付けた。

 去年の秋から収穫が続いていたルッコラやサラダミックスに花が咲き始めたので、葉が固くならないように摘花して毎朝のサラダに使い続けてきたが、そろそろ限界のようだ。うまくハーブガーデンの春植え分にバトンタッチできるかどうか微妙なところだ。

 畝や果樹などの手を加えている地面のほかの部分には、グランドカバーとして植えたわけではないが、毎年、背の低いタンポポのような花を咲かせる野生の花やカラスノエンドウなどが勝手に広がっている。一昨年植えたミントも、どう退治してもそこここにはびこってしまっている。
 機械で雑草刈をしたいところだが、昆虫の卵や芽を出したばかりの野生の花々、地面に顔を出している種などにダメージを与えるので、今しばらく様子を見て、我慢できなくなったら地上10cmぐらいで刈り込んでいこうと思っている。



■今日のブックマーク&記事■

□「換暦」 http://maechan.net/kanreki/
 和暦、グレゴリオ暦ユリウス暦ユリウス日などの相互変換を行うWEBツール

□Beautifully Designed Map Shows the Literal Translations of Country Names
http://www.openculture.com/2018/03/beautifully-designed-map-shows-the-literal-translations-of-country-names.html 

日本の航空会社の航空豆知識サイト その2

当欄で2010年3月に同じタイトルで記事http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20100325を書いたが、JALカードの会員誌「アゴラ」https://www.jal.co.jp/jalcard/agora/を読むと、その記事で紹介した「コックピット日記」http://www.jal.co.jp/entertainment/cockpit/の連載が今でも続いていることが分かった。

「コックピット日記」は、5人の機長が毎月交替で、パイロットや飛行機に関する話、日常の乗務で出合ったこと、役立つ情報などを取り上げるエッセイだ。連載と同時にウェブでも公開されバックナンバーも読める。現在、164話まで読むことができる。

内容は、前回、「空から桜を眺めると」、「機長流、時差ぼけ克服法とは」、「離着陸時に、機内を暗くするのはなぜ」、「太陽が西から昇る!?」、「行きつけは“お袋の味”」、「乗客ゼロのフライト」、「スター軍団を乗せたチャーター便」、「ペットも大切なお客様」、「“翼”と“花”の良い関係」、「空の女神たち」、「フライト・ナンバー」、「“ドアモード”って何!?」、「空から森林を守る」、「“早食い”の習慣」、「子供たちの未来へ」、「海を飛ぶ高速船」、「管制官との交信」、「星空のフライト」、「旅客機にもカーナビ」、「日々、エコフライト」などの興味深い記事が並ぶと紹介していたが、最近の記事にも読みたくなるものが多い。
最近のバックナンバーには、「雲に学ぶ」、「航空機の不思議」、「知られざるエンブラエル170」、「右席と左席」、「厳選、美しき日本の風景」、「フライトバッグに憧れて」、「滑走路の標識」、「夜間飛行の美景」、「チャーター便」、「787の機長として」、「着陸から駐機まで」といった個人的に興味が湧くタイトルが並んでいた。

 日本航空には、「コックピット日記」の上位ページでもある「JALを知る・楽しむ」http://www.jal.co.jp/entertainment/ というページがあり、JALTV、航空機コレクション、こども航空教室、JAL's History、航空実用事典、などのコンテンツがあったが、8年ぶりに見ると時の流れを反映して「JALスマートフォンアプリ一覧」、「 JALパノラマギャラリー」、「JAL ソーシャルメディア 公式アカウント」、「壁紙・デジタルグッズ」などの項目が追加されていた。

JALを知る・楽しむ」からもリンクが張られている「航空豆知識」http://www.jal.co.jp/entertainment/knowledge/には、「飛行機の窓は開くの?」、「飛行機はなぜ、左側から乗るの?」、「飛行機はなぜ飛ぶのか?」「飛行機はなぜ迷子にならないのか?」「離発着時に機内の照明を暗くするのはなぜか?」、「飛行機の機内が乾燥するのはなぜか?」、「出発時刻はいつを指すのか?」、「空港を表す三文字とは?」、「飛行中の機体は、どう撮るの?」など航空機に関する60ものユーモラスな蘊蓄話が掲載されている。よく見ると8年前のままで、追加記事はないようだ。

一方、全日空には、航空に関する基礎知識を楽しく紹介するサイト「ANA WEB 航空教室」http://www.ana.co.jp/classroom/というサイトが有り、クイズ形式で紹介する「ANA航空検定」や、全日空でのさまざまな仕事内容をアニメーションで説明する「お仕事図鑑」、パイロットしか知らない、空の旅の見どころやフライト豆知識について毎月ご紹介していく、CaptainからのRoute Informationなどのコンテンツがある。「お仕事図鑑」には、「パイロット編」、「キャビンアテンダント(国際線)編」、「整備士編」、「グランドスタッフ編」の4の職種に別れ、アニメーションで仕事内容を紹介している。

 全日空には、キャビンアテンダント(CA-客室乗務員)が現地で体験したお店や街の最新情報、おすすめスポット、旅の裏ワザ、世界各地のおみやげなどを紹介するANA Latteというページがあったが、開いてみると「ANA Travel&Life」http://www.ana.co.jp/travelandlife/ca/ というページに模様替えをしていて「国内外の空で活躍するCA。さまざまな土地に触れてきた彼女たちの視点で、旅に役立つ各地の情報やグルメ、美容まで幅広い情報を届ける」内容に変更されていた。