晩秋のウィーン22日間の旅 その4 

*[海外旅行]晩秋のウィーン22日間の旅 その4 

 「自炊と新酒を楽しむ居酒屋、レストランなど」

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ドナウの本流を見下ろす ホイリゲ Hirt からの眺め

 今回、自炊のできるホテルを選んだのは、アレルギー体質がひどく外食が困難な点がひとつと、音楽会が終わった10時頃からコース料理を食べるのが苦痛だったからだ。

 以前にも書いたが、アレルギーの原因となる物質「アレルゲン」は、大好物の、トマトが一番強い反応を示し、続いてジャガイモ、イチゴ、キウイ、バナナ、リンゴ、ピーナッツもダメ。小麦や大麦、大豆、胡麻、トウモロコシもアウトという有様だ。
 当欄【ヨーロッパでの「アレルギー」、「グルテンフリー」対処方法】https://europedia.hatenablog.com/entry/20180530/p1」に書いたようにヨーロッパでは、レストラン・メニューに主要「アレルゲン」の表示が義務づけられているので、外食はしようと思えば可能なのだが、音楽会のない日は友人たちと新酒を飲ませるワイン居酒屋や地下のワインケラーに行ったので、結局、ひとりで外食したのは1回だけだった。

 では、どのような“自炊生活”だったかというと。まず、朝食は日本で作っている朝食とほぼ変わらない品揃えができた。“ウィンナコーヒー”を自分で淹れて、ベーコン・エッグをフライパンで焼き、市場やスーパーで買ってきた大盛りのサラダを添えて食べるというのが基本だ。初めは、トースターがないのでパンをフライパンで焼くのに苦労したが、そのうちにうまく焼けるようになった。
 サラダは、ギリシャ風、プロヴァンス風、農家風などチーズやハム、ハーブなどの組み合わせで多種多様なものが売られているので、翌朝のサラダをお店で選ぶのが楽しみでもあった。また、サラダにのせるオリーヴやモッザレッラチーズ、ドライフルーツなどもナッシュマルクト市場で調達した。

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ホテルのミニキッチン

 グルテンフリーのパンは、たいていのスーパーで扱っているが、正直言って美味しいものは少なかった。そこで、ウィーンの友人に聞くとGrimm http://www.grimm.at/という老舗パン屋のものが評判だというので、3日目からはそこの物を買うようにした。   

 Grimmは1536年創業で、大昔に何回か取材したことが有り、自分の書いたガイドブックなどでも紹介したことがあった。火曜日の朝がグルテンフリー・パンを焼く日と決まっているようで、それ以外の日は品数が少なかった。パンのほかに粉菓子(クーヘン)の類もあったのでおやつに買い置きしておいた。

 昼食は、日本でと同様、基本的にとらない。代わりに、新鮮なフルーツをたっぷり入れたヨーグルトやクーヘン、ナッシュマルクト市場にある店で買ったトルコ菓子などのおやつを15~16時にコーヒーと一緒に食べた。

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ナッシュマルクト市場のトルコ人経営の惣菜店

 夜は、自炊というよりもワインによる“晩酌”がメイン。つまみは、事前にスーパーなどで買っておいたものやナッシュマルクト市場の内外にあるレストランからのTakeoutを利用した。

 そういうときに役立ったのがTripadvisor https://www.tripadvisor.jp/のレストラン・ページの「テイクアウト可」「グルテンフリー有り」という選択機能だ。主にアジア料理系のレストランを利用し、海鮮炒飯やライスヌードルなどをメインとし、野菜炒めや海鮮サラダなどを添えた。家に持ち帰ってから温め直したり、冷蔵庫にある食材を付け足したりもした。

 悪いことにホテルのすぐそばにはWEIN & CO Naschmarkt https://www.weinco.at/filiale/wien-naschmarkt-9316というウィーンでも最大級のワインショップ兼軽食レストランがあった。深夜まで営業していたので、つい買い足してしまい飲み過ぎることになった。

 「ひとりで外食したのは1回だけだった」と書いたが、それは、楽友協会からホテルへの帰り道にある評判のヴェトナム料理店Vietthao https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g190454-d2417368-Reviews-Vietthao-Vienna.htmlだった。小さな店でいつ覗いても混んでいたが、中に入ると1人用の席をわざわざ設えてくれて、料理も“特注”に気さくに応じてもらえた。チャンスがあれば滞在中にもう一度訪れたかった好感の持てる店だった。

 さて、ウィーンの新酒(ホイリゲ)だが、解禁日は毎年11月11日と決まっており、友人たちには解禁日を狙ってきたのだろうと冷やかされた。

 最初に新酒を味わったのは到着後2日目の11月15日。友人に車で連れて行ってもらったウィーンの南20kmほどにある周囲を葡萄畑に囲まれた町メードリング(Mödling)のホイリゲ・レストランだった。メードリングは一時期ベートーヴェンが住んでいたことでも有名でルネッサンスバロック様式の古い館も残っており、昔、ウィーンの森歩きでよく訪れたことがある。

 その町の広い中庭を持つ地元の人しか来ないHeurige Pferschy-Seper https://www.pferschy-seper.at/でウィーン風ハンバーグやポテトでくるんだ肉まんじゅう、ポークのクミン風味グリルなどをツマミにホイリゲを1/4リットルのグラスで飲んだ後は、グリューナー・フェルトリーナーやゲルバー・ムカテラー種の地元産のボトルワインを2本ほど空けた。

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Heurige Pferschy-Seper のツマミとワイン

 次にホイリゲを味わったのは、11月17日で、毎年のように通っているドナウの本流を見下ろすKahlenbergの丘から葡萄畑に降りて行く途中にある行きつけのホイリゲ(ワイン居酒屋)Hirt http://heuriger-hirt.at/だ。ウィーンならではの1/4リットルのジョッキーで新酒を同じく好物のウィーン風ハンバーグや肉まんじゅう、野菜のパイ焼きなどのつまみと一緒に味わう。庭の席が眺めが良いのだが、この時期は寒いので、室内の窓際の席で楽しんだ。

 ウィーンでの友人たちとのもうひとつの恒例行事は、旧市街の16世紀のバロック建築の地下深くにあるワインケラーStadtheuriger Zwölf-Apostelkeller(街中のホイリゲ 十二使徒ケラー)http://www.zwoelf-apostelkeller.at/での飲み会だ。最初にこのケラーに来たのは1974年のことだから45年前になる。メニューは暗記しているので、牛タンのハムに西洋わさびを添えたもの(Zunge mit Kren 7.5)や卵入りのお団子をスライスして炒めサラダを添えたもの(Eiernockerln mit grünem Salat 8.9)、野菜の重ね焼きGemüsestrudel 8.9)、仔牛のウィナー・シュニッツエル(19.9)などをメニューを見ないで頼むと周りの客から驚きの目で見られた。残念ながら最近は、この店のグラスワインが不味くなってきているので、値段に大幅な違いがないボトルワインを中心に楽しんだ。

 この店の西洋わさび(ホースラディッシュ)の味が忘れられず、今では、長崎の自宅の庭で栽培し、自家消費には充分すぎる量が収獲できるようになった。

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牛タンのハムに西洋わさびを添えたツマミ

 次回は、「ワイン・食材ほかのショッピングとクリスマス市 編」を書く予定だ。


当欄関連過去記事:
グルテンフリー米パンの手作りにチャレンジ」 https://europedia.hatenablog.com/entry/20180417/p1


■今日のブックマーク&記事■

□PRESIDENT Online記事「欧州の弱小航空会社(フィンエア)が『日本では敵なし』のワケ」 https://president.jp/articles/-/32141

 

*[海外旅行]晩秋のウィーン22日間の旅 その3 

*[海外旅行]晩秋のウィーン22日間の旅 その3 
    「ホテル編」

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ホテルに隣接する「分離派会館」

 

 ウィーンのホテルに関しては昨年、当ブログで下記のように書いていた。
「ウィーンの便利なロケーションにあるホテルの値段は毎年高騰を続けている。グルテンフリーの食生活をしていることと、ウィーンに住んでいた頃のように市場で買い込んだ食材を自分で料理したいという思いもあるので、来年からはキチネット付きのホテルやアパートメントでの滞在を考えてみたいと思う」。https://europedia.hatenablog.com/entry/20181031

 そこで、今回はウィーンの中心にある120軒あまりの店舗が並ぶ生鮮食品市場ナッシュマルクトhttps://www.wien.info/ja/shopping-wining-dining/markets/naschmarktの近くでキッチン付きの宿を探してみた。Tripadvisor https://www.tripadvisor.jp/の地図にホテルを浮かび上がらせるとナッシュマルクト周辺にはアパートメントホテルが数多くあることが分かった。
 その中で、アパートメントホテルではないが、ミニキッチン付きの部屋を多く備えているMercure Secession Wien https://www.hotelsecession.com/en/が目に入った。
 クリムトの壁画「ベートーヴェン・フリーズ」があることで有名なSecession(分離派会館)に面しており、Karlsplatzの地下鉄駅の出口から歩いて2分。国立オペラ、楽友協会ホールにも歩いて10分ほど、コンツェルトハウスも地下鉄でひと駅という便利な位置にあるホテルだ。

 最近、ブダペスト滞在中によく使っているAccortel グループのMercureブランドなので安心感があり、なおかつ5%のメンバー割引も適用されるので7月上旬に、ネット上で予約をしてみた。
 部屋のカテゴリーは“FAMILY APARTMENT WITH TWIN BEDS 45㎡以上”で「広々としたアパートメントルーム。独立したリビングエリアと就寝エリアがあり、冷蔵庫とエスプレッソマシンを備えたミニキッチン、個別調節可能なエアコン(夏季)、無料のWi-Fi、セーフティボックスを完備しています」というものだ。

 7月上旬に、11月13日チェックインから30日のチェックアウトでリクエストしたが即OKとなったのは11月13日~26日までで、26日~30日の4泊は満室となっていた。時期を見て何回か予約を試みたところ8月中旬には26日~29日の3泊が取れたが、最後の1泊は出発までに取れなかった。
 1泊当たりの“早期予約返金不可”メンバー割引料金は、1泊144ユーロで、上京した際に最近泊まるビジネスホテル“JR東日本ホテルメッツ 渋谷”と大差なかった。

 ウィーン空港からの帰国便搭乗前夜の11月30日の宿泊は、空港に隣接するHotel NH Vienna Airport Conference Center https://www.nh-hotels.com/hotel/nh-vienna-airport-conference-centerを取った。飛行機の出発は12月1日の夜遅くなので、なにも空港近くのホテルに泊まらなくても良いのだが、Mercure が満室だった点とTripadvisorのクチコミにMercureは「レイトチェックアウトを受け付けない」と書いてあったのを真に受けたからでもある。なによりもHotel NH Vienna Airportの予約ページに日曜は“free late check-out at 5:00 pm”と無料でレイトチェックアウトできることが書かれていたからだ。

 後で気づいたのだが、Mercureのクチコミが何かの間違いで、フロントの前には大きな看板にレイトチェックアウトの料金表が、ご丁寧に時間帯別に掲げてあった。

 NH Vienna Airportの予約では、インターネット予約ならではのトラブルも発生した。画面上で予約をして“完了”のボタンを押しても“SORRY, AN INTERNAL ERROR WILL NOT ALLOW US TO CONFIRM YOUR BOOKING, PLEASE CONTACT US ............”という表示が出て、予約が完了しなかったのだ。ところが、相手ホテルには“完了”扱いとなっていたようで、どうやらこちらが“完了”ボタンを4回も押し直したようで、ホテル側から“After checking our bookings we recognized 4 bookings with the same arrival date under your name”という多重ブッキングを指摘するメールが来た。慌てて、3つ分のキャンセルを依頼したが、どういうわけかクレジット・カードで2つ分の引き落としがあった。これも、メールで指摘すると、即座にククレジット・カード口座に返金してもらえたので事なきを得た。

 11月30日の宿泊を空港ホテルにしたおかげで、その日の夜の楽友協会でのコンサートのために空港から電車で往復する羽目になったが、コンサート帰りにHotel Sacherで作りたての?ザッハートルテを購入でき、12月1日に空港のスーパーや商店で食材などの最後の買い物をゆっくりできて、ホテルで荷物の最終整理も済ませられ、長いフライトに備えて昼寝をすることもできたので、結果的にはこれで良かったと思う。

 なお、羽田に到着するのが12月2日の22:30になるので、長崎への接続便はなく、空港付近で1泊することになった。いつもは、羽田の東急ホテルに泊まることが多いのだが、夜遅くに疲れて到着し、ターミナルの移動をするのも避けたいので、羽田国際線ターミナルに新たにThe Royal Park Hotel Tokyo Haneda https://www.the-royalpark.jp/the/tokyohaneda/ができていたのを思い出し、ここの滑走路が見える部屋を“楽天”でとっておいた。

 さて、ここで話を「晩秋のウィーン22日間の旅 その1」の末尾、空港ハイヤーで雨の中をMercure Secessionホテルに到着したところに戻そう。Tripadvisorのクチコミでホテル前は交通量が多く、駐停車ができない旨書かれていたので、離れた脇道に止まることは覚悟していたが、距離的には十数メートルで大して雨に濡れることはなかった。
  ホテル到着は、13時前で、チェックイン時間の14時まで待たずに手続きを始めてくれた。担当した若い男性が非常に動きが良かったので、ついでに最後の一泊がとれていないことを言うと、すぐに裏手のオフィスに行って上司と掛け合って一泊をメンバー価格で確保してくれた。これまたTripadvisorのクチコミ欄で「ミニキッチン付きでも、言わないと食器や鍋などを用意してくれない」とあったので、その旨もリクエストし、メイドさんにすぐに手配してもらった。

 部屋についても「バスタブ付きの希望をリクエストしていた」と言うとバスタブ付きの部屋であることをパソコンで確認してくれた上に、念のためにメイドさんに電話をかけて間違いないか確認してくれた。
 そこまでは、良かったのだが、部屋について荷物を開けようとしたときに、念のためバスルームを覗いてみたら、なんとシャワーのみだった。急いで、フロントに戻って再度、バスタブ付きの部屋に変更を頼むと嫌な顔をせずにすぐに代えてくれた。

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広々としたバスルーム

 新たに割り当てられた部屋に行くと、最初の部屋に比べ広々として、70平米ほどもあり、トイレもふたつ、ミニキッチン付きの12畳ほどのリヴィングルームとウォーキングクローゼットを兼ねた廊下を挟んで8畳ほどの寝室があるという快適な部屋だった。トイレのひとつは滞在中使わずじまいだった。

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8畳ほどの広さの寝室

 暖房は、ウィーンの他のホテルや住居同様、スチーム暖房が完備。寒いと感じることはなかった。空気が乾燥しすぎないようにすることも兼ねて、洗濯物をスチーム・パイプに乗せておけば、一晩で乾く。1970年代後半にウィーンに住んでいた頃、スチームを活用し、2重窓の間の空間を冷蔵庫代わりに使っていた記憶が甦った。

 そう言えば、ウィーン大学学生寮ルームシェアしていたとき、真冬なのに同室のドイツ人がスチームを止めて、窓を開けて寝ていたのを思い出した。冷気を浴びながらでないと眠れないというのだ。そのとき、やはりゲルマンの森の民の遺伝子が残っているのだなと思ったものだ。

 思っていたとおり、電子レンジやトースターはなく2口の電熱器があるのみだが、220ヴォルトなので火力は充分だった。大きな電気ポットとエスプレッソマシン、ホテルにしては大きめな冷蔵庫があるのも有り難かった。
 自炊に備えて、日本からコーヒードリッパーとペーパーフィルター、ワサビや愛用する醤油http://horikawaya.ocnk.net/product-list/14、箸、タッパーなどは用意してきた。

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居間から寝室に通じるウォーキングクローゼットを兼ねた廊下のアングル

 荷物をひととおり片付けてから、ホテルから歩いて5分の地下鉄Karlsplatz駅内の交通インフォメーションに行き、バスや地下鉄、市電、国電など市内交通全線に有効な1ヶ月パスMonatskarte https://shop.wienerlinien.at/index.php/product/8/show/0/0/0/0を51ユーロで購入。

 月半ば近い、11月12日から使うので、1週間パスを3枚買ってもほぼ同じ値段だったが、いちいち買い直す面倒さと「翌月の2日まで有効」というオマケもあったので1ヶ月パスを購入した。

 街の中心、シュテファン寺院まで地下鉄でひと駅移動し、Merkur https://www.merkurmarkt.at/marktplatz/merkur-hoher-markt/という品揃えの良い大型スーパーで、コーヒーや胡椒、オリーヴオイル、バターなどの調味料、グルテンフリーのパン、ジャム、卵、ベーコン、サラダミックス、ワインなど当面必要なものを購入。

 いったんホテルに戻るときに入口を見て気づいたのだが、このホテルに泊まった記憶が甦った。ホテルが大改装・増築されて、名前も変わっていたので気づかなかったが、2000年夏に自分で企画した「オーストリア・アルプス 緑の小径 12日間」というツアーで添乗員とともに講師役で旅したときに利用した、当時Hotel Schneiderという名前のホテルだったことを思い出した。ツアーの最終日近くに、ホテルのキッチン付きのアパートメント・ルームで、お昼に「ナッシュマルクト市場にて食材を買い込んで、ホテルで自炊パーティー」というサプライズ企画をおこなった思い出のホテルだった。

 ちょっと長くなったので、自炊や新酒を楽しんだ居酒屋、レストランでの食事の話は次回に。

 

■今日のブックマーク&記事■

Yahoo!ニュース「パスポートなし海外旅行」2020年に実現か? 年間20億人が旅行する時代、空港負担を軽減する一手
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200110-00010002-ampreview-bus_all

 

晩秋のウィーン22日間の旅 その2 「音楽会・イヴェント編」

*[海外旅行]晩秋のウィーン22日間の旅 その2
「音楽会・イヴェント編」

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ウィーン国立オペラ

 音楽会のチケット手配は、日本から、それぞれの演奏団体もしくは演奏会場のホームページ経由で行った。

 最も早かったのは11月24日公演の「ブダペスト オペレッタ・ガラ」で5月の初めにKONZERTHAUSのホームページhttps://konzerthaus.at/から予約しクレジット・カードで決済し、チケットもプリントアウトした。実は、オペレッタの有名アリアやジプシー音楽、ハンガリーの民俗舞踊など盛りだくさんのこの公演が一番の楽しみで、飛行機やホテルの手配をしないうちにチケットを確保した。これだけ盛りだくさんで質の高い公演はブダペストでもなかなか味わえないものだ。

 次に手配したのは6月初めに、11月22日公演のソプラノ歌手Natalia Ushakovaの"A Tríbute to Maria Callas" という楽友協会でのリサイタルだ。こちらも、楽友協会のホームページhttps://www.musikverein.at/から手配。しかし、このリサイタルは歌手の都合で8月末にキャンセルとなったというメールが来て、9月初めには支払済みのチケット代がクレジット・カード口座に返金されていた。

 キャンセルがもうひとつあった。ウィーンの青少年を中心にした音楽鑑賞組織Jeunesse https://www.jeunesse.at/主催の11月28日のウィーン・フィル定期ゲネプロのチケットを買っていたのだが、現地に着いてから指揮者のマリス・ヤンソンス氏がアキレス腱断裂のため出演不能となりチェコ人の指揮者ヤクブ・フルシャ氏に代わるというメールが来た。
 ウィーン滞在中の12月1日には、サンクトペテルブルグの自宅で逝去されたとの報道があった。心不全が原因らしい。享年、76歳。
 マリス・ヤンソンス氏が亡くなったと聞いて、指揮者の世代交代を痛感した。なにしろ私が若い頃聞いていたのは彼のお父さんのアルヴィド・ヤンソンス氏だったのだから。

 

 世代交代と言えば、今回、聴いたセミヨン・ビシュコフ指揮によるチェコフィルチャイコフスキー交響曲5番と6番は、ウィーンに住んでいた1976年〜1979年の間に、同じ楽友協会でムラヴィンスキー指揮のレニングラード・フィルで聴き、感動したことを思い出させてくれた。

 また、11月28日のウィーン・フィル定期ゲネプロで聴いた、バルトークの「管弦楽のための協奏曲」も、最初にウィーン・フィルで聴いたのは1978年2月の第5回ウィーン・フィル定期演奏会で故岩城宏之氏の指揮だった。

 今回の滞在中、もっとも感動した演奏は、11月23日の、御年90歳のクリストフ・フォン・ドホナーニ氏指揮、ウィーンフィルの「ブラームスの3番」だったが、実は、70年代後半のウィーン滞在中に40歳代のドホナーニ氏が指揮するウィーンフィルの演奏会を3回聴いていた。
 しかも、そのうちの1回は、今回も11月14日にヴァレリーゲルギエフ指揮のミュンヘンフィルでベートーヴェンの「ピアノ協奏曲 第3番 Op.37 ハ短調」を聴くことができたルドルフ・ブッフビンダー氏(1946年生まれ)とのリヒアルト・シュトラウス「ピアノとオーケストラのためのブルレスケ ニ短調」だった。

 私がウィーンに住んでいた70年代後半は、ムラヴィンスキーバーンスタインカール・ベームカラヤンカルロス・クライバーショルティチェリビダッケなどの指揮を間近に聴くことができた。今、当時、聴いた指揮者で健在なのはドホナーニ氏以外ではリッカルド・ムーティ、ズービン・メータ、バレンボイム氏ぐらいだろう。

 興味のある方は、末尾に「1976年9月〜1979年10月 ウィーン コンサート・オペラ・オペレッタ鑑賞記録」へのリンクを貼っておいたのでご覧いただきたい。


 さて、音楽会のチケット手配に戻ると、終身会員にチケットが割り当てられ、一般販売がないウィーン・フィル定期演奏会以外の10回の演奏会のチケットは出発前に入手することができた。

 ウィーン・フィルhttp://www.wienerphilharmoniker.at/jpの11月23日の第3回定期演奏会のチケットも、11月18日09:30から残席の一般売りがKärntner Ring 12番地にあるウィーン・フィルのチケット・オフィスであり、少々予算オーバーだが平土間の席を97ユーロで購入することができた。
 終身会員に年間席が完売のウィーン・フィル定期も、会員の高齢化とその子供たちのクラシック離れのおかげで、プレミアム無しでキャンセル・チケットが確保しやすくなったのは有り難い限りだ。

 ゲネプロを購入済みの、第4回ウィーン・フィル定期演奏会の本番のチケットも現地で買うつもりだったが、マリス・ヤンソンス氏がキャンセルとなったので見送ることにした。

 現地で、立て続けにチェコ・フィルのチャイコフスキー演奏会を聴いて、急に見る気になった国立オペラhttp://www.wiener-staatsoper.at/の11月26日チャイコフスキー「エフゲニ・オネーギン」は、11月21日にオペラ座脇にある Goethegasse 1 番地の国立劇場連盟https://www.bundestheater.at/en/で57ユーロのバルコニー席を購入した。

 現地の月間プログラムhttps://www.wien.info/media/files/vorschau-november-2019.pdfで見つけたミノリーテン教会における「ウィーン少年合唱団クリスマス・コンサート」のチケットはオペラ座近くのウィーン市観光インフォメーションhttps://www.wien.info/ja/travel-info/tourist-info内のプレイガイドで39ユーロのチケットを2ユーロの手数料を払って購入した。

 

ウィーンで鑑賞したコンサートの概要と確保した席、価格は以下の通り、

○11月14日 ミュンヘンフィル 指揮:ヴァレリーゲルギエフ
19:30Münchner Philharmoniker Großer Saal, Musikverein
Dirigent:Valery Gergiev Klavier* Rudolf Buchbinder
Beethoven"Konzert für Klavier und Orchester Nr. 3 c-Moll, op. 37" Bruckner"Symphonie Nr. 7 E-Dur" Balkon-Mitte Rechts | Reihe 6 | Platz 9 Price € 61.00=¥7,450

○ 11月16日 フォルクスオーパー「チャルダッシュの女王」

Volksoper 19:00 - 21:45 Kálmán "Die Csárdásfürstin"
GALERIE RECHTS | Reihe: 1 | Platz: 20 € 66=¥7,985

○11月18日 チェコフィル 19:30 Großer Saal, Musikverein Tschechische Philharmonie Dirigent: Semyon Bychkov Klavier: Kirill Gerstein Tschaikowskij"Konzert für Klavier und Orchester Nr. 1 b-Moll, op. 23" Tschaikowskij"Manfred. Symphonie h-Moll in vier Bildern nach Byron,
Balkon-Mitte Rechts | Reihe 6 | Platz 9 Price € 56.00=¥6,766

○ 11月19日 チェコフィル19:30 Großer Saal, Musikverein Tschechische Philharmonie Dirigent: Semyon Bychkov Violine:Renaud Capuçon Tschaikowskij"Konzert für Violine und Orchester D-Dur, op. 35" Tschaikowskij"Symphonie Nr. 6 h-Moll, op. 74, „Pathétique"Balkon-Mitte Rechts | Reihe 7 | Platz 7 Price € 56.00=¥6,792

○ 11月20日 チェコフィル19:30 Großer Saal, MusikvereinTschechische Philharmonie Dirigent:Semyon Bychkov Violoncello:Gautier Capuçon Peter Iljitsch Tschaikowskij Serenade für Streichorchester C-Dur, op. 48 Variationen ein Rokoko-Thema für Violoncello & Orchester, op. 33 Symphonie Nr. 5 e-Moll, op. 64  Galerie Links | Reihe 1 | Platz 4 Price € 68,00=¥8,247

○ 11月22日 ウィーン交響楽団19:30 Wiener Konzerthaus,Großer Saal Wiener Symphoniker Dirigent: ROBERT TREVINO Klavier: DENIS KOZHUKHIN LISZT"Concerto for piano and orchestra No. 1 in E flat major" MAHLER"Symphony No. 5 "  Balkon Rechts | Reihe 2| Sitz 10 € 59,00=¥7,198

○  11月23日 ウィーン・フィル定期 ブラームス3番ほか

15:30 Großer Saal, Musikverein Wiener Philharmoniker
Dirigent:Christoph von Dohnányi Violine: Rainer Honeck
Ligeti"Atmosphères für großes Orchester" Wagner"Vorspiel zu „Lohengrin" Alban Berg"Konzert für Violine und Orchester, Dem Andenken eines Engels" Brahms"Symphonie Nr. 3"
Parterre Rechts | Reihe17 | Platz 7 € 97.00=¥ 11,992

○ 11月24日 ブダペスト オペレッタ・ガラ

19:30 Budapester Operettengala Konzerthaus Großer Saal
Das Budapester Operettentheater und sein Ensemble
Parterre Rechts | Reihe13 | Platz 2 € 69.00=¥8,735

○ 11月25日 ブダペスト祝祭管弦楽団 アンドラーシュ・シフ

19:30 Großer Saal, Musikverein Budapest Festival Orchestra
Dirigent: Iván Fischer Klavier:András Schiff Dvořák"Legende, op. 59/1 (Allegretto)""Slawischer Tanz e-Moll, op. 46/2" "Nepovim.Chorlied, "Beethoven"Konzert für Klavier und Orchester Nr. 4 G-Dur, op. 58"Dvořák"Symphonie Nr. 7 d-Moll,    Galerie Rechts | Reihe 2 | Platz 3 Price € 48,00=  ¥  5,791 

○ 1 1月26日  ウィーン国立オペラ「エフゲニ・オネーギン」

 9:00 - 22:00 Wiener Staatsoper Peter I. Tschaikowski

“EUGEN ONEGIN”DIRIGENT: Michael Güttler, Tatjana:Marina Rebeka, Olga:Margarita Gritskova, Eugen Onegin: Boris Pinkhasovich  Balkon-HalbMitte Links | Reihe 5 | Platz 11 € 57.00=¥ 7,036

○ 1 1月28日 ウィーン・フィル定期ゲネプロ マリス・ヤンソンスに代わりヤクブ・フルシャ指揮 

15:00 Jeunesse Großer Saal, Musikverein Wiener Philharmoniker ÖFFENTLICHE PROBE
Dirigent: Mariss Jansons →Jakub Hrůša Klavier: Dnis Matsuev
Dvořák Carneval. Ouvertüre für großes Orchester, op. 92
Peter Iljitsch Tschaikowsky Konzert für Klavier Nr. 1 in b-Moll, Bartók "Konzert für Orchester"
Balkon-Mitte Rechts | Reihe 3 | Platz 6 Price € 44=¥5,318

○ 1 1月29日 ウィーン少年合唱団クリスマス・コンサート

18:30 Wiener Sängerknaben Adventkonzert Minoritenkirche
Freie Platzwahl  € 42=¥5,185

○ 1 1月30日 リンツブルックナー・オーケストラ 楽友協会

Jeunesse 19:30 Großer Saal, Musikverein Bruckner Orchester Linz Dirigent Markus Poschner Ives Three Places in New England Gustav Mahler Symphonie Nr. 1 

Parterre Rechts | Reihe23 | Platz 7 € 43,00=¥5,198  @120.874

 

 最後に、今回、ウィーンで鑑賞した展覧会なども列挙しておく。

□Kunsthistorisches Museum: Caravaggio and Bernini 
https://caravaggio-bernini.khm.at/en/

□ Heeresgeschichtliches Museum  
https://www.hgm.at/en

□ Albertina “Dürer”
https://www.albertina.at/en/exhibitions/albrecht-duerer/

□MuseumsQuartier Wien „Japan Unlimited“ FREI RAUM Q21 EXHIBITION SPACE
https://www.mqw.at/institutionen/q21/frei-raum-q21-exhibition-space/2019/japan-unlimited/ 
 Japan Unlimited展は、「日本オーストリア友好150周年」事業の在オーストリア日本大使館公認が開催期間中に取り消されたものの、展覧会そのものは継続していた。

□Wien Museum MUSA Das Rote Wien
https://www.wienmuseum.at/de/ausstellungen/aktuell/ansicht/das-rote-wien-1919-1934
 ウィーンでは忘れられた存在と思っていた精神療法家ウィルヘルム・ライヒのコーナーがあった。

□Kunstforum Wien Bonnard展 
https://www.kunstforumwien.at/en/exhibition/kunstforum/273/pierre-bonnard

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楽友協会近くのブラームス

当欄関連過去記事:

☆「1976年9月〜1979年10月 ウィーン コンサート鑑賞記録」
https://europedia.hatenablog.com/entry/20040201/p1 

☆「1976年9月〜1979年10月ウィーン オペラ・オペレッタ鑑賞記録」
https://europedia.hatenablog.com/entry/20180129/p1

☆「2018年秋のウィーン・ブダペスト22日間の旅 コンサート鑑賞記録」
https://europedia.hatenablog.com/entry/2018/11/16/165713 

☆「2008年以降の海外旅行履歴」https://europedia.hatenablog.com/entries/2012/12/09 


■今日のブックマーク&記事■

□コンセルトヘボウの最新情報:マーラー・フェスティバル他(オランダ&フランダース
https://www.hollandflanders.jp/newsletter/14736/

□Mahler Festival 2020 MAY 8-17 2020 Amsterdam
https://www.concertgebouw.nl/en/mahler-festival-2020

□Mahler-Zyklus, Season 2019/2020 - Musikverein
https://www.musikverein.at/ja/subscription/id/4709

晩秋のウィーン22日間の旅 その1 「旅の概要とフライト編」

*[海外旅行]晩秋のウィーン22日間の旅 その1

 「旅の概要とフライト編」

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カタール航空 Airbus 350-1000 Qsuite

 2008年以降、2012年を除き毎年、秋にヨーロッパ旅行に出かけているが、今年も11月12日(火)から12月3(金)までの22日間、ウィーンを訪れる旅に出かけてきた。

 初回の今日は、旅の概要とフライトの選択・利用体験を中心に書いてみる。年をまたぐかも知れないが、「音楽会・イヴェント編」「ホテル・自炊編」「ワイン・食材ほかのショッピングと帰国編」などを書く予定。

 今回の旅の主要テーマは、例年同様“秋の音楽シーズン−コンサート鑑賞旅行”に新たに“ナッシュマルクト市場に隣接するミニキッチン付きアパートメントホテルで自炊体験”がテーマ加わった。さらに、ウィーン在住の友人たちと11月11日に解禁されたばかりの新酒を郊外のホイリゲで飲み歩いたので“解禁直後の新酒を味わう”もテーマとして加えるべきだろう。

 例年、ウィーン以外の隣接国1都市を組み合わせていたが、今回は、ウィーンでの“テーマ”が詰まっていたので、ウィーン1都市に絞ることにした。

 昨年は20泊の滞在期間の間に14回のコンサート・オペラを鑑賞したが、今回は前回の鑑賞疲れに懲りて、当初、鑑賞回数を控えめにしようと考えていた。しかし、ウィーン・フィルウィーン交響楽団の演奏会のほか、ウィーンに来演したミュンヘンフィル、チェコフィルなどの演奏会も鑑賞し、さらに現地でウィーン少年合唱団のクリスマス・コンサートや国立オペラの「エフゲニ・オネーギン」なども追加したので、結局、18泊の滞在で13回のコンサート・オペラを鑑賞することになってしまった。

 今回、利用したフライトは、初利用のカタール航空QRhttps://www.qatarairways.com/ja-jp/homepage.html 南回りドーハ乗り継ぎ便。もともと南回りが好きなのと、評判の同航空の個室感の高い“ドア付きビジネスクラス”Qsuite https://www.qatarairways.com/ja-jp/onboard/qsuite.htmlを体験してみたかったのが選択の理由だ。

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 当初は、昨年再就航したANAの羽田からのウィーン直行便の利用を考えていたのだがビジネスクラスの価格が50万円以上と手が出なかったので、他の航空会社を探していたところ長崎からの同日接続JAL便で羽田乗り継ぎが可能なカタール航空が浮上した。7月の段階で“プロモーション価格”というキャンペーンが行われていて、諸税・保険料込みで318,060円という、大韓航空中華航空などの乗り継ぎ便よりも安い価格だったことも選択の大きな理由だ。しかも、産油国であるせいか燃油サーチャージ(往復26,000円前後)が取られないのも有り難かった。

 JALと同じワンワールド加盟航空会社であるため、獲得マイルをJALマイレージに加算できるのもメリットだ。帰国後、確認したらカタール航空からJALマイレージ・アカウントに20,368マイルが加算されていた。航空運賃もJALカードで決済したので、その分のショッピングマイル3,181マイルも加算済みだったので、QRの利用で合計23,549マイルが獲得できた。以前にも書いたが1マイルは3円で換算するのが妥当と思っているので、70,647円が貯まった計算で、航空運賃から差し引くとQRビジネスクラスが247,413円で済んだことになる。
 獲得したマイルも含めると既に来年のヨーロッパ旅行ビジネスクラス往復分が貯まっている。来年はJALの提携航空会社フィンエアかエールフランスで往復しようかと思っている。本当は、JAL自体のビジネスクラスに充当したいところだが、ウィーンやプラハに行く場合、ヘルシンキやフランクフルトなどJALの欧州ゲート空港までしかマイレージ利用ができない。
 ゲート空港から先のウィーンなどを組み込むには、JALマイレージバンクの提携社特典航空券>フィンエアーhttps://www.jal.co.jp/jalmile/use/partner_air/partner/ay/ にある「モデルプラン」などで別途マイレージを交換しなければならない。現在、ヘルシンキ−ウィーンのビジネスクラス往復は30,000マイルだ。

それでは、今回のフライトのレポートに移ろう。

 前にふれたように、カタール航空の料金には、JALの長崎-羽田間のJ Class往復も含まれており、同日の接続が可能だった。
 長崎空港でチェックインする際に、預託手荷物はウィーンまでスルーで預けられると言われたので、羽田の国内線から国際線ターミナルへの移動を考えてスーツケースはスルーでお願いすることにした。ちょっと不安だったが、羽田でQRにチェックインする際の預託手荷物確認書面も渡されたので少し安心した。
 旅行に必要不可欠なものは、機内持ち込みの独ストラティック社製のキャスター付きキャリーバッグとリュックに入れておいた。
 キャリーバッグは背面ベルトで他のスーツケースにキャリーオン出来る機能があり、帰りの荷物が増えがちな私にとっては便利な機能だ。
 なお、QRビジネスクラスの手荷物規定は、預託手荷物は個数制限なく40kg、1個当たりの3辺の和(縦+横+高さ)300cm以下。機内持ち込み手荷物は、2個、合計で15kgまでで各最大50x37x25cm。事前にJAL側にも確認したら、長崎-羽田間にもその規定が適用されるとのことだった。
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 JL614便は長崎空港を11月12日の17:19に出発し(以後、予定時刻ではなく実際の発着時刻)、18:48羽田空港着。沖止めとなったので、時間がかかったが預託荷物がなかったので無料連絡バスで17:12には国際線ターミナルに到着し、QRのチェックイン開始時刻20:50(3時間前)まで、ウインドーショッピングなどで時間をつぶした。

 20:50にQRカウンターでチェックイン。席は、3K。Airbus A350-1000のQsuiteは、座席配置がユニークで進行方向と逆向きの席が交互に配置されている。
https://www.seatguru.com/airlines/Qatar_Airways/Qatar_Airways_QR_Airbus_A350-1000_V1.php?flightno=813&date=
 私は、試しに逆向きの席を選んでみた。逆向きでも快適な座り(寝)心地だったが、飛行中、3Dフライトマップを見るのが楽しみなのに、ディスプレイに表示されるのは前向きの席向けの表示なので、地上の風景と見比べるのが不便だった。

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3D フライトマップ

 チェックイン後、JALのラウンジでグリーンサラダ、JALカレー、生春巻きなど軽めの夕食をニュージーランドソーヴィニヨン・ブランとともに味わう。

 QR813便は、定刻より6分ほど早い、23:44に出発。機内では、ウェルカム・シャンパンを飲んだだけで、早々とキャビンアテンダントにベッドメイクしてもらい就寝。ドアを閉めれば“個室”になるので気兼ねなく熟睡できた。
 持ち帰り自由のパジャマが配られたが、上だけを着て過ごした。このパジャマはウィーン滞在中にルームウェアとして重宝した。
 寝る前に着陸3時間前の懐石朝食とミックスサラダを注文しておいた。今回は、行きも帰りも深夜早朝のフライトが中心だったので、評判の本格的フルコース・ディナーはメニューになかった。しかし、時間も組み合わせも自由なアラカルト・メニューがあり、中には“牛肉のオイスターソース炒めチャーハン”といったヴォリュームのあるメニューもあった。帰りの便も含め味わった限りでは、料理・ワインともにビジネスクラスとしては他社に比べ際だったところは感じられなかった。

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懐石朝食

 カタールの首都ドーハの空港には定刻より23分ほど早い05:47(日本時間11:47)に到着。所要約12時間だ。この便も沖止めとなり、バスでターミナルに移動し、さらに構内電車で出発ゲートに移動、セキュリティ・チェックは優先レーンがあったのでスムーズだったが、それでもD22のゲートに着いたのは06:30。ウィーン行きのQR0183便は、またまた沖止め。そのため免税ショッピングなどする暇もなく、ゲート到着間もなく搭乗手続きが開始され、07:34には機内へ。定刻通り07:55ドーハ発。

 事前にYoutubeでQsuiteの利用やドーハ空港での乗り継ぎの投稿動画を予習しておいたが、その中には、ドーハ空港での乗り継ぎは「6時間以上の余裕を持つべし」というものもあった。一応、ミニマム・コネクションタイムは45分だが、慣れない大空港で、これは難しい。ましてや沖止めとなれば絶望的だ。今後利用することがあれば2時間は確保したい。ラウンジで休憩し、免税ショッピングも楽しむのなら3~4時間はあった方が良いと実感した。実は、帰りの乗り継ぎでスリリングな体験をしたのだが、それは後日に。

 ウィーン行きの機材はAirbus A350-900でQsuiteではなく、ふつうのビジネスクラス・シートだった。ドーハ発は日本時間(JST)では13:55。ヨーロッパ時間の07:00頃(JST 15:00)には、2度目の朝食(実質的には昼食)としてフェタチーズピタパン、オリーヴなどが並ぶ“伝統的アラビア風朝食”にミックスガーデンサラダを追加してとる。

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伝統的アラビア風朝食



 ウィーン到着は、11:32(JST 19:32)。所要5時間37分だ。心配していた長崎からの預託荷物も無事ターンテーブルに現れた。

 熟睡できたこともあり、市内へはノンストップ列車CATと地下鉄を乗り継いでホテルに向かおうかと思っていたが、雨がかなり降っていたので、到着ロビーにあるトランスファー・サービスのカウンターでハイヤーを頼むことにした。このハイヤーは一般のタクシーより10ユーロほど安い。

 12:15に空港を出発して、街の中心にあるホテルMercure Secession https://all.accor.com/hotel/3532/index.ja.shtml#origin=accorhotels には12:48到着。

 ハイヤー料金36ユーロをクレジット・カードで支払おうとしたが、機械の不調で支払えず、現金を探して払おうとしたら財布には35ユーロしかなかった。トルコ人のドライバーには35ユーロでいいよと言われたが、それでは、申し訳ないのでコインを探してチップ込みということで37ユーロを支払った。クレジット・カードの機械の不調は、タクシーばかりでなくお店でもよくあることで、中には、手数料を取られるクレジット・カードを敬遠して、営業的に“故障”させるケースも見られる。今回は、誠実なドライバーの対応ぶりから本当に故障だったようだ。

 次回は、「音楽会・イヴェント編」をレポートしたい。年内には「ホテル・自炊編」まで書いておきたいと思う。

当欄関連過去記事:
□「2008年以降の海外旅行履歴」https://europedia.hatenablog.com/entries/2012/12/09 

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ベルリンの壁が崩壊してからちょうど30年

*[長崎日記]ベルリンの壁が崩壊してからちょうど30年

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ベルリンの壁越しの乾杯

 今日、11月9日は東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩壊してからちょうど30年目に当たる。壁が崩れた直後の12月にベルリンで撮った写真を掲載しておく。上の写真は、西ベルリン側から撮ったものでジャーナリストらしき西の人物が壁の穴越しに東の兵士に発泡酒をついでいるところ。下の写真はベルリンの壁のかけらを路上で売る若者。「ベルリンの壁証明書」付きで売っているのがゲルマン気質丸出しで面白かった。

 NHKスペシャルで1993年12月19日放送の「ヨーロッパ・ピクニック計画~こうしてベルリンの壁は崩壊した~」https://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/past/2004/h040606.html(89分)という秀作ドキュメンタリーがあったが、その主要な舞台のひとつハンガリー西部のショプロン市郊外に「汎ヨーロッパ・ピクニック記念公園」https://www.paneuropaipiknik.hu/index.php/en?lang=enというものができているようだ。ぜひ、一度訪れたいと思っている。

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路上で「ベルリンの壁」を売る青年


 

 10月下旬には、2泊3日で佐世保への小旅行に出かけた。目的は、旧海軍関係の「佐世保鎮守府開庁130周年記念」https://www.sasebo99.com/nihonisan/chinjufu_evnts.cfmのイヴェントや特別ツアーなどに参加することと、母方の祖母の足跡をたどってみることだ。祖母の実家は、戦前まで佐世保の中心地で海軍相手の料亭を営んでいた。「日本遺産WEEK限定バスツアー」というものにも参加したが、海上自衛隊通信隊OBのガイドさんが、「第一次大戦中に地中海に派遣されていた日本の艦隊9隻が佐世保鎮守府所属だったことやその中の駆逐艦「榊」がオーストリア・ハンガリー帝国の潜水艦U27号の魚雷攻撃で大破し59名が戦死した」ことや「終戦後戦利品として6隻のUボートを獲得し、自力航行で日本まで回航し他国の海軍関係者を驚かせたこと」や「その戦利品潜水艦の分解調査等により後のイ号潜水艦の開発に役立った」という興味深い話を聞くことができた。残念ながらこのOBの方も含め、何人かの人に佐世保鎮守府にあった「タイムボール」のことを尋ねたが、どなたもご存じなかった。

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佐世保市防空壕「無窮洞」

 11月2日~5日には、毎年恒例の生まれ故郷唐津を訪問し「くんち」https://www.karatsu-kankou.jp/feature/karatsukunchi/祭りを見物した。今年は、土曜の「宵山」から始まり、月曜の振替休日の「翌日祭」まで休日が続いたため、3日間で57万人の人出があったそうだ。

 

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唐津くんちの山車

■今日のブックマーク&記事■

□LINEトラベルjp 旅行ガイド記事 「汎ヨーロッパ・ピクニック記念公園(ハンガリー領ショプロン郊外)~鉄のカーテン崩壊の歴史的事件の地~」 https://www.travel.co.jp/guide/article/7114/


□エイビーロード記事 「世界を変えた8月19日「ベルリンの壁崩壊」はハンガリー北西部草原のピクニックから始まった」https://www.ab-road.net/europe/hungary/sopron/guide/03912.html 


当欄関連過去記事:

□「ベルリンの壁崩壊から20年」https://europedia.hatenablog.com/entry/20091109/p1

□「今年も生まれ故郷の唐津で「くんち」を見物」https://europedia.hatenablog.com/entry/20161109/p1

□「オーストリア海軍の歴史 その1」https://europedia.hatenablog.com/entry/20060718/p1

□「長崎のタイムボールについて」https://europedia.hatenablog.com/entry/20160715/p1

 

NHKスペシャル こうしてベルリンの壁は崩壊した ヨーロッパピクニック計画 [DVD]

NHKスペシャル こうしてベルリンの壁は崩壊した ヨーロッパピクニック計画 [DVD]

 

晩秋に向かい庭と家庭菜園は冬の準備へと思ったが.......

*[長崎日記]晩秋に向かい庭と家庭菜園は冬の準備へと思ったが.......

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庭に自生した彼岸花

 台風17号で潮風に当たった影響か、本来春に咲くべき垂れ桃や花桃、ボケなどがこの時期に狂い咲きを始めた。塩害に対する自己防衛本能か西洋菩提樹や甘夏ミカン、レモンなどもいったん葉を落としてから若葉が出てきている。塩害に強いのはオリーヴや枇杷ミモザなどもともと海に近いところで育つ樹木のようだ。
 塩害はわが家だけではなく周囲の家やより海から離れている家でも興っているようで、植木屋さんは大忙し。おかげで、わが家の秋の剪定作業も例年に比べ遅れて11月中旬になりそうだ。

元気に育ち始めたのは9月15日に4つの畝に種芋を植え付けたデジマ種のジャガイモだ。収獲まで90日というのが目安なので12月15日前後には掘り出し作業となりそうだ。
植え付けて5年ほどになる柚子も黄色く色づいてきており12月には収獲できそう。レモンはまだ色づいていないが料理などに使い始めている。

 ハーブ類ではバジルやディル、ミント、コリアンダー(シャンツァイ)の収獲が続いている。プランターに種蒔きしたサラダミックスもようやく虫の害が減ってきて生育を始めている。近日中に、秋蒔きのサラダ菜も種蒔きをする予定だ。

秋は、長崎の氏神諏訪神社」の秋季大祭「長崎くんちhttp://nagasaki-kunchi.com/が盛大に催されるが、わが家の地元にある大浦諏訪神社の秋季大祭「大浦くんち」も10月7日・8日・9日に開催された。大浦の子供達が担ぐコッコデショ(太鼓山)が例年一番人気だ。

 当欄「忘れられた天才画家、いま甦る 岡山聖虚の聖母子画展」 https://europedia.hatenablog.com/entry/2018/12/29/170753 でふれた「聖母マリアと幼子キリスト」を描いた掛け軸は、6月に長崎市にあるイエズス会が運営する日本二十六聖人記念館 http://www.26martyrs.com/に寄贈したが、10月4日付けの読売新聞(長崎版)によれば11月24日にローマ法王フランシスコが記念館を訪れられることになり、掛け軸をご覧いただける可能性が高まったようだ。

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昨年の落とし種から咲いたコスモス

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デジマ種のジャガイモ畑

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狂い咲きした垂れ桃

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大浦くんちの津軽三味線奉納

 

台風17号の影響など


*[長崎日記]台風17号の影響など

 7年前に長崎に引っ越してから初めて大型台風の暴風圏入りを体験した。台風は9月22日の18~24時に最接近したが、山の中腹の尾根にあるわが家は吹き戻しもひどく、早朝まで強風に見舞われた。最接近時の気圧は975ミリバールだった。友人からの連絡などで後から知ったのだが長崎市では一時28,000戸ほどが停電したようだ。幸いわが家は停電被害を免れたが、停電に備えて賞味期限の来ていたミネラルウォータのボトルを

 6本ほど凍らせておいたり、予備の懐中電灯やローソク、ブルーシート、ロープ、ヘルメットなどを用意したりと一応の対策はしておいた。

 翌朝の6時半に建物や庭を点検してみると、2~3年前に植え2メートル以上の高さに育っていたオリーヴの樹が4本ほど根元から倒れていた。ほかにも、2メートルほどの花水木の樹が真ん中から折れていたり、レモンの大枝が30個ほどの実を付けたまま吹き飛んでいたり、ハーブのプランターが倒れ、キュウリのネットが吹き飛ばされたりと結構な被害が出ていた。
  その日の朝から小学校の同級生3人が駆けつけてくれて、取り敢えず、根本から倒れていたオリーヴの樹を立て直し、仮の支柱に結びつけてくれた。
 本日、植木屋さんに本格的な支柱を組んでもらう作業を行ってもらっている。来週には、台風17号と似たコースと勢力の台風18号が近づくようなので、間に合ってひと安心だ。

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根元から倒れたオリーヴの樹

 建物自体は、よそからの大きな飛来物がなかったおかげもあって、目立った被害はなかった。建物は沖縄並の台風に耐えるよう設計してもらっていたので、安心はしていたものの、いくつか弱点に気づいていたので前夜に対策をとっていたのが幸いした。一番の弱点は、樹脂製のグレーチングという吹き抜けの格子状フェンスを木枠に止める留め金部分だった。これまでにも大風で留め金を止めていた梁の一部と一緒に吹き飛ばされたことがあった。前夜に点検したときも、台風の一週間前の大風の際に木ネジが飛んでいるのを見つけ、慌てて木ネジを締め直し、さらに、吹き飛ばされそうな箇所を針金等で補強しておいた。

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グレーチング・フェンス

   今後の課題は、巨大化する台風に備え、シャッターも雨戸もない無防備な大窓に飛来物からの防御対策を施すことだが、美観を損ねる重装備は避けたいので、悩ましいところだ。

 台風一過の翌日に気づいた想定外の被害は塩害だった。わが家は、海辺から水平距離で約500メートル、標高86メートルの尾根にあるが、ここまで海の塩分が風雨で多量に吹き付けていたのだ。最初に気づいたのは、窓ガラスに付着した水滴がいつものようにすぐには蒸発せず曇ったままだったことだ。

   その後、駆けつけてくれた建築に詳しい友人が「外壁や窓に潮風の塩分が付着しているので、錆などを防ぐために水で洗い流す必要がある」と言われ、植木の散水用ホースで雨水タンクに貯まった水を吹きかけてもらい、ことなきを得た。さらに海から離れた丘の上に住む友人の家も潮風に洗われていたと言うから恐るべし。

 塩害はそのままでは済まず、台風一過の翌々日には、塩害に強いオリーヴや枇杷を除いて、桜や花水木、ジュンベリー、桃などの葉が黄変していた。心配だったが、植木屋さんの話ではこの程度なら自力回復するだろうとのことだった。


   さて、消費税増税が迫っているが、軽減税率もあるので2%程度の増税は影響軽微と高を括っている向きが多いようなのが気になる。一桁の税が二桁になる心理的影響は極めて大きいはずだ。以前にもふれたように零細小売り業者の少なからずは、新たな税制対策などに構う余裕はなく、2%を自己負担して煩雑な手間から逃れる道を選ぶか、これを機の廃業だろう。

    世界的に景気後退局面を迎えているようなので、日本の増税が世界不況の引き金にならないことを祈るばかりだ。

  キャッシュレス推進協議会 https://map.cashless.go.jp/searchの地図検索画面で私の住む長崎市大浦地区を調べてみるとキャッシュレス・ポイント還元加盟店は15軒ほどで、そのうち土産物屋、ホテルなど観光関係の店が約半分を占め、一般小売り業者は6軒ほどしかない。

 

 増税前の駆け込みというわけではないが、寿命の来ていたプリンターとデジカメを買い換えた。ちょうど、期間限定で割引クーポンやポイント還元、決済手段による追加割引などがあったので、新発売の製品ながら20~30%の割引となった。


■今日のブックマーク&記事■

□奥深き日本の食文化を召し上がれ
 https://artsandculture.google.com/project/japanese-food?hl=ja
 https://artsandculture.google.com/project/japanese-food?hl=en

 

□Twisted Sifter: History of Europe: The Populations and Borders of Nations by Year
https://twistedsifter.com/videos/history-of-europe-populations-and-borders-by-year/

 

□トリップアドバイザー 日本全国のんびり(夜行)船旅地図
http://tg.tripadvisor.jp/onboard/

□トリップアドバイザー 船で行く海外「国際定期航路」
http://tg.tripadvisor.jp/ferry/

□トリップアドバイザー トリップグラフィックス
https://tg.tripadvisor.jp/news/graphic/


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根元から倒れたオリーヴの樹

11年ぶりにモバイル・パソコンを買い換え

*[Internet PC AV]11年ぶりにモバイル・パソコンを買い換え

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 大型台風10号が8月15日に豊後水道を北上して行った際に、長崎も暴風域に入り、わが家でも最接近後の吹き返しで、1メートル半前後の高さに育っていた100本ほどのロシア・ヒマワリのうち80%ほどが倒れたり、花冠部分が吹き飛ばされるなどの被害に遭った。上の写真は被害に遭う前のロシア・ヒマワリだが、なぜか例年より小ぶりの咲き方で枯れ始めるのも早かった。

 幸い、枝もたわわに実った甘夏ミカンやレモン、柚子、シークァーサーなどの柑橘類に被害はなかった。

 家庭菜園の3つの畝のキュウリは、台風の被害もなく1日5本前後の収獲が続いており、食べきれない分は友人にあげたり、ピクルスにしている。時間差を設けて種蒔きしたので、9月いっぱいまでは収獲できそうだ。ハーブではバジルやディル、ミント、コリアンダーの収獲が続いているが、ルッコラやサラダ菜類は虫に食われて食用にはならない。

 暑さも一段落したので、庭では大根や人参、ジャガイモなどの秋植の準備を始めているが、雑草の成長力が強く、準備した畝の雑草は根から抜いても抜いても芽を出してくる。


 10月の消費税増税を考慮したわけではないが、いくつかの家電製品が耐用年数を過ぎ、買い換えを始めている。私にとって一番の大物はモバイルパソコンだ。

 2008年10月から11年ほど愛用していた東芝dynabook SS RX2/W9G (https://toshibadirect.jp/pc1/catalog/dynabook_ss_rx1_w/spec_rx2.htm#w9g)はOSのサポートがなくなったVISTAであることもあって、いくつかのソフトは更新対応ができなくなっていた。セキュリティー上の問題もあるので、これを機に買い換えることにした。次に買い換えるとしたら10年後ぐらいなので、健康寿命はとっくに過ぎている。おそらくモバイル・パソコンの買い換えはこれが最後となるだろう。数年後には、2つ折りスマートフォンなどがモバイル・パソコンの代わりになっている可能性も高いし。

 愛用のdynabookは、DVDマルチドライブと128GBフラッシュメモリSSDを搭載し、12.1型ワイド液晶のモバイルノートPCとして、重さ858g、最薄部19.5mmというもので当時は世界最軽量、最薄を誇っていた。価格は、税込みで417,600円。当時としては高い買い物だったが、仕事でフル活用したので充分に元は取れた。
 このdynabook 「RX2/W9G」を大幅に上回る性能のモデルが長い間登場しなかったことも買い換えを控えていた一因だ。

 今回、購入したのは富士通のLIFEBOOK WU2/D2 http://www.fmworld.net/fmv/uh/?_bdld=msMKt.mLfQC1O.1566277726。“13.3型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量の698g”というものをカスタマイズしたものだ。

 富士通のパソコンは、1996年に自己所有パソコンの第一号として購入したデスクトップ・パソコンFMV-T20(32MB、2.5GB、Pentium 200MHz、Windows 95https://pr.fujitsu.com/jp/news/1996/Nov/6.html以来、なんと23年ぶりだ。今、富士通のパソコン事業は中国のPC大手・レノボグループ傘下となっているが、新たに購入したパソコンは日本製のようだ。

 カスタマイズしたLIFEBOOK WU2/D2の概要は、OS:Windows 10 Pro 64ビット版、CPU:Intel Core i7-8565U (4コア/8スレッド/1.80~4.60GHz)、メモリ:16GB [デュアルチャネル対応]、ストレージ:約1TB SSD (PCIe)、光学ドライブスーパーマルチドライブ [USB2.0/外付け]、ディスプレイ:13.3型ワイド フルHD(1920×1080) タッチ非対応 ノングレア液晶、有線LANポート付きというものだ。カスタマイズ後の重量は実測で700gちょうどと、基本モデルの約698gとほとんど変わりない。

 購入は、富士通の直販サイトhttps://www.fujitsu-webmart.com/pc/ui073?DAI_CODE=2821からで、基本モデルの価格148,824円にカスタマイズの追加料金を加えて計350,776円。ここから60歳以上の顧客に適用される「PCシニア割」キャンペーン・クーポンを利用して25%引きの263,082円となった。後で気づいたのだが、検索してみれば27%引きという優待クーポンもあるようだ。

 このほかに、耐用年数が来て、買い換えを考えなければならないのは、68年の耐用年数を迎えた自分自身を除いては、デジタルコンパクトカメラ、電動芝刈り機、電動歯ブラシ、PCプリンター、14年前に買い揃えたオーディオシステムなどだ。オーディオシステムは、デジタル化による技術進歩が急速で、ハイレゾのデジタル・システムに買い換えたいところだが、こちらの聴力が技術進歩について行けないほど衰えているのと使い勝手の良い製品が見当たらないので躊躇しているところだ。

 東芝の65インチ4K対応テレビRegza 65Z8X https://www.toshiba.co.jp/regza/lineup/z8x/index_j.htmlも購入から6年目となるので買い換えたいところだが、こちらは、8K時代が本格化するまで待ってみようと思っている。

 買い換えではないが、海外旅行も大きな買い物だ。もっとも、一般には余り認識されていないが、海外旅行は一部の手数料を除いては消費税は免除されている。しかも、海外での買い物は3重に免税https://europedia.hatenablog.com/entries/2006/03/08となる。

 

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当欄関連過去記事:

7年半ぶりにデスクトップ・パソコンを買い換え https://europedia.hatenablog.com/entry/20170912/p1

念願の“旅パソ”をオンライン注文 https://europedia.hatenablog.com/entry/20081015/p1

フルHDの4倍緻密な映像を目指す4Kテレビ https://europedia.hatenablog.com/entry/20130805/p1

21年ぶりにオーディオ装置を買い換えてみると https://europedia.hatenablog.com/entry/20050914/p1



孤島 (ちくま学芸文庫)

孤島 (ちくま学芸文庫)

 

「6月23日~6月30日 石垣島で早めの夏休み」

*[国内旅行]「6月23日~30日 石垣島で早めの夏休み」

 

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ホテル・イーストチャイナシー

 例年同様、6月下旬に石垣島で早めの夏休みを過ごしてきたが、家に帰ると庭や自家菜園の手入れ、台風対策などの仕事が溜まっていて、レポートが遅れてしまった。

 いつもは”クラブメッド・カビラ”http://www.clubmed-jp.com/ishigaki/の“5日間分の料金で8日間楽しめる-ロングバカンス・スペシャル8日間”を利用するのだが、以前書いたように、クラブメッド・カビラ沖合の海は、年を追うごとに透明度が落ち、生きたサンゴや色鮮やかな魚の種類と数も少なくなってきていた。コスト削減のためかサービスの質も落ちてきており、一番の楽しみのシュノーケリング・ボートトリップも、以前は1日6回参加ということも可能だったが、1昨年からはボートの運行回数が減らされ1日2回がやっとという有様だった。

 そこで、今回は石垣市の離島桟橋のすぐそばにあるリゾートホテル“ホテルイーストチャイナシー”https://www.courthotels.co.jp/eastchinasea/に滞在し、ここからマリンショップが催行するシュノーケリング・ボートトリップや離島での1日シュノーケリングなどに参加した。
 このホテルはマリンスポーツを楽しむリピーターに人気で値段も決して安くないのだが、1月の段階で調べてみるとANAの「旅作」https://www.ana.co.jp/ja/jp/domtour/dp/info_point/というエアー&ホテルの個人旅行商品で手配するとホテルが3割強ほど安くなることが分かり、長崎発着(那覇乗り換え)で7泊8日の旅行を申しこんだ。部屋は8階のベランダ付きの角部屋で2方向に東シナ海の眺めを楽しむことができた。

 市内に滞在する楽しみは、夜の海鮮居酒屋巡りにもある。とくに、10数年前から通っている天然本マグロが売り物の“ひとし 石敢當

https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47001357/がお気に入りだ。ここは人気で、1ヶ月前に電話で予約したら、1日しか予約が取れなかった。到着の翌日にダメモトで17時前に電話すると、今すぐならOKということですぐに飛んでいった。その日の勘定をするときに、ほかに空いている日はないかと聞いたら、2回分の予約が取れた。都合4回訪問することができたことになる。お店の人によると「電話予約は2ヶ月前から受け付けているので、次回はその頃に」と言われた。この店の人気の理由は、マグロセット(980円)や本マグロ赤身刺身(780円)などの質の高さと、他の店が年々値上げするのに比べ、値上げのカーブが緩やかでコストパフォーマンスが良くなっていることにあるようだ。
 “ひとし”の予約が取れなかった3日間も、それに準じた海鮮居酒屋で食事をし、ときには帰りに行きつけの島唄酒場“てんてん”などに立ち寄った。

 今年は、例年は6月23日前後という石垣島の梅雨明けが遅れ、29日が梅雨明けとなった。ただ、雨に降られたのはパナリ島での1日シュノーケリングで昼食時にスコールに見舞われただけで、持って行った傘の出番はなかった。薄曇りの日もあったが、強烈な陽射しを浴びずに済んだので、シュノーケリングを長時間楽しむにはかえって良かった。

 さて、毎年恒例の水中写真を今回も紹介させていただく。過去の水中写真のページもリンクしておくのでサンゴ礁の変遷と魚のヴァラエティーの違いを見比べてほしい。今年は、梅雨空の影響もあって海の透明度があまり良くなかった。写真はいつもながらトリミング等の手間を掛けていないのでご容赦。

 

「2018年6月16日~6月23日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20180629
「2017年6月24日~7月1日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20170714
「2016年6月25日~7月2日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20160713
「2015年6月20日~6月27日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20150630
「2014年6月28日~7月5日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20140707
「2013年6月25日~7月2日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20130705 
「2012年6月25日~7月2日 石垣島で早めの夏休み」
「2011年6月29日~7月9日 石垣島で夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/201107
「2010年6月18日~7月5日 石垣島小浜島波照間島http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20100707
「2009年6月20日~7月3日 石垣島小浜島西表島http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20090703
「2008年石垣島で早めのサマーヴァカンス」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20080609
「2007年石垣島で早めのサマーヴァカンス」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070717

 2012年6月25日から7月2日も「石垣島クラブ・メッド長崎発着8日間パック」で夏休みを過ごしたが、このときは防水カメラが初潜りで見事に壊れてしまったので写真をお見せすることはできなかった。

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今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由

今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由

 

梅雨入りも遅れ、涼しい日々が続いているが

*[長崎日記]梅雨入りも遅れ、涼しい日々が続いているが

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庭から撮ったクィーン・エリザベス号

 長崎は、最高気温が25度前後という涼しい日々が続いている。実は、長崎はまだ梅雨入りしておらず、このまま遅れると、1967年の6月22日という遅い梅雨入りの記録を破りそうだ。

 雨が少ないので庭の水撒きも大変だ。地下にある1トン半の雨水タンクは、雨が降らなければ4日ほどで空になる。天候はおおむね穏やかだが、ときおり強風注意報が出ることがある。6月7日も前日夜から強風が吹き続き、オリーヴやジュンベリー、枇杷、砂地グミなどの木の枝が折れたり、タチアオイなどの花やジャガイモの葉や茎が倒れたりした。支柱を立てたり、腐葉土や油粕などを根元に追加したりという応急処置をしたが、どうなることやら。

5月末に植木屋さんに剪定しておいてもらったので、樹木が受ける風圧はいくぶん少なくなったはずだが、それでもこの被害だ。長崎に引っ越して8年目に入るが、未だ、本格的台風の直撃に遭っていない。直撃があれば、庭だけでなく建物にも被害が及ぶだろう。

海側のフェンス沿いに先月下旬に種蒔きしたロシア・ヒマワリは20~30cmの高さに育ってきたので、一回目の間引きをし、芽の出なかった3カ所ほどと、残った種を30カ所ほどに追加して蒔いた。このまま順調にいけば高さ2メートルほどのヒマワリが150本ほど立ち並ぶはずだ。

庭で穫れた枇杷やレタスなどの葉もの、ハーブ類は、自分1人では食べきれないので、市内でレストランを開いている友人知人にも引き取ってもらっている。そのお返しに、獲れ立ての鮮魚や漬物などをいただくことも多い。

ちょっとした物々交換経済が成立するのも地方暮らしの良いところだが、気になるのは10月の消費税増税が小規模な飲食店や商店に与える影響だ。

 近所の八百屋にはレジも置かず、売上金は天井から吊したザルに投げ込むだけというところもある。領収書さえ用意していない店もある。店の主人に聞いてみると「ウチは行商人扱いだから」お客さんも税務署もそれで納得してくれるそうだ。
 そういう小規模店やレストランには、お客に消費税を上乗せすることもしていないことが多い。消費税免除の店舗もあるが、そうでない場合は、売り上げの中から消費税分を切り分けて(つまり身銭を切って)計上しているようだ。

 レジさえ置いてない店で、キャッシュレス決済を対象とするポイント還元制度や軽減税率への対応、プレミアム付き商品券の受け入れ、猶予期間をおいて導入される予定のインボイス制度などに応じる体制を構築できるとはとても思えない。
 わが家の周辺の零細企業の中にはこれを機に廃業しようというところも出てくるようで心配だ。

政治家や官僚の目線が弱者に向いていない点では、今話題の「老後資金2000万円」問題も気になる。「2000万円」の対象は厚生年金受給者のモデルケースだが、2018年度末現在で厚生年金被保険者数(第1~4号)は、4,358 万人、満額でも月額ひとり約6万5千円支給の国民年金第1号被保険者数(任意加入被保険者を含む)は、2018年度末現在で 1,505 万人もおり、そのほとんどが自営業者や非正規雇用者で、「2000万円」の捻出に使える退職金ももらえない人がほとんどだ。国民年金受給者が、モデルの厚生年金受給者並の生活を老後に送るためには夫婦で5000~6000万円用意する必要があると指摘するファイナンシャルプランナーやジャーナリストもいる。

欧米の一部の国では、デジタル社会の進展に伴う所得格差や失業増大に対する対策として、市民が生活していくのに最低限必要な生活基準(シビルミニマム)を保障する「最低限所得保障制度」の実験や検討が行われているようだ。

 実は、長崎にも一定の「土地持ち」などに限定されたものだが、江戸時代に貿易の利益を町民に還元する制度(かまどぎん、箇所銀)があった。最低限の生活はできたという。日本社会の将来像を描くのに少しは参考になるのではないだろうか。


■今日のブックマーク&記事■

ウィキペディア「箇所銀」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%87%E6%89%80%E9%8A%80 

□エキサイトニュース“辛坊治郎国民年金受給者は老後5000万円足りないという現実をなぜ議論しない” https://www.excite.co.jp/news/article/Com1242_182351/ 

□Food52 https://food52.com/
 Food52 Travel https://food52.com/tags/travel
“A decade ago, we set out to bring cooks together from all over to exchange recipes and to support each other in the kitchen. We wanted to create a buzzing place for others who do what we do all day long: talk about food! Since we started Food52 (we cook 52 weeks a year, get it?), tens of millions of cooks and eaters have found their way to the site”

BUYMA TRAVEL https://www.buyma.com/travel/

The New York Times記事“It's Time to Rethink Wine Criticism”                  https://www.nytimes.com/2019/06/17/dining/drinks/wine-ratings-criticism.html


当欄関連過去記事:

□「海外旅行は三重に免税の特権を享受できる!」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060308

□「ロハス」ならぬ「ロハデス」の暮らしを http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060104


Cooking With Scraps: Turn Your Peels, Cores, Rinds, and Stems into Delicious Meals

Cooking With Scraps: Turn Your Peels, Cores, Rinds, and Stems into Delicious Meals

5月の長崎は一年中で一番過ごしやすい季節

*[長崎日記]5月の長崎は一年で一番過ごしやすい季節

f:id:Europedia:20190515071348j:plain 東日本では真夏のような気候が続いているようだが、長崎は、海洋性気候のおかげで最高気温は23~27度、湿度も低めという快適な日々が続いている。

 しかし、雑草の伸びは速く、2週間に1回は機会で刈り取る必要がある。テニス・エルボウと診断された右腕は、一時期友人のマッサージで治っていたが、庭仕事の増加によりまた痛み始めた。

 4月初めに種芋を植え付けた裏庭の4つのジャガイモの畝からは早くも白い花が咲き始めた、予定では7月初めの収穫だが、時期が早まりそうだ。

 2メートル四方のハーブガーデンやプランターに4月初めに種蒔きをしたサニーレタスやレタスサラダミックス、バジル、ルッコラ、ベビーリーフ、わさびリーフ、シャンツァイは、収穫期を迎えたがとてもひとりでは食べきれない量だ。これから暑くなるにつれて、虫の害が出てくるので、虫に強いバジル以外は6月いっぱいで収穫期を終えることになるだろう。わが家は、高台にあるため風が強く、防虫ネットなどが張れないので、諦めるしかない。

 

   裏庭では、例年6月に入ってから開花する立葵20本ほどが、すでに満開だ。4本の枇杷の木の実も大豊作。これも食べきれないので友人や親戚に収穫に来てもらっている。3本あるジュンベリーの木の実も収穫期を迎えているが、収穫する暇がない。

 垂れ桃や花桃、アーモンドの実も間もなく収穫期だが、友人に頼るしかないようだ。

家の東側壁面でグリーンカーテンとなっているパッションフルーツも開花期を迎え、脚立を立てて、毎日、20~30個の受粉作業に追われている。

 ホースラディッシュは、冬に収獲した細い根の残りを8cmほどの長さに切って、2カ所の畝に60本ほど植えておいたが、すでに70cmほどの葉を延ばしているものもあり、生命力の強さに驚かされている。

   例年通りキュウリも裏庭と海側の2カ所に種蒔きした。すでに芽が出てきているので、張ったネットにツタが絡まり始めるのも間もなくだ。昨年のように1日10本以上の収穫になると良いのだが。


 海側の庭では、15本のオリーヴの樹は白い花が一斉に咲き、花吹雪となって散っていった。植え付けて7年目だが、今年こそ本格的な収穫が期待できそうだ。
昨年、収穫ゼロだったレモンは、緑の小さな実が多数育ち始めており、100個前後の収穫を見込んでいる。植えて6年目の“ゆず”は、2本のうち1本が実を結び始めた。少量の収穫ができそうだ。
   海側の庭に、昨年植えた、ポール・マッカートニーにちなんだフランス生まれの新種のバラ“ザ・マッカートニー・ローズ”も元気に花開いている。
海側では、アジサイやブーゲンビリヤ、アマリリスも開花した。

   海側のフェンス沿いでは、先週、小学校の同級生たちの応援を得てロシア・ヒマワリの種蒔きを終えた。昨年のように台風やナメクジの被害がなければ、7月には2メートル以上の高さのヒマワリが120本ほどの“並木”となるはずだ。

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牡丹社事件 マブイの行方ー日本と台湾、それぞれの和解

牡丹社事件 マブイの行方ー日本と台湾、それぞれの和解

 

春の種まきと植え付け、園芸資材の調達など

*[長崎日記]春の種まきと植え付け、園芸資材の調達など

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4月の初めにはわが家の1本桜も満開となり、7日には小学校の同級生たち7名ほどで桜の下にテーブルを置き、観桜会を催した。

同じ頃、ジャガイモの種芋(メイクイーンとデジマ)を4つの畝に植え付け、雑草を抜き取って整地した2メートル四方のハーブガーデンに、サニーレタスやレタスサラダミックス、バジル、ルッコラ、ベビーリーフの種を蒔いた。
 このほかに3つのプランターには、シャンツァイ、バジル、わさびリーフの種を蒔いておいた。

昨年から今年にかけて大豊作となったディルとシャンツァイは、そのまま放置して花を咲かせ、種が周囲に飛ぶのを待っているところだ。時期を見計らって、1メートル前後の高さになったこれらの花も伐去し、裁断の上、緑肥として庭に撒くことになる。

3年前に14本のオリーヴの樹のうち8本が天敵のオリーヴアナアキゾウムシの被害に遭い、枯れてしまった。一昨年と昨年に9本のオリーヴの苗木を植え直し、今は2メートルほどの高さに育ち、その半分ほどは花芽も出てきた。
 虫たちが目覚めてくる前に合計15本となったオリーヴの樹や6本の甘夏の樹などに、農薬用眼鏡やマスク、帽子などで重装備の上、噴霧器を使い防虫剤を噴霧した。

 4月中旬に9日間ほど家を留守にしていたが、戻ってみると、種芋からは20センチほどの茎が伸び、慌てて芽かき(間引き)をした。ハーブガーデンやプランターに蒔いた種からも順調に芽が出ていた。来週あたりから収穫もできそうだ。

 2カ所の畝では、去年種まきしたサニーレタスやレタスミックス、小ネギが今でも収穫できている。3月に、新たに2カ所の畝にサンチュ、サニーレタス、レタスミックスの苗も植え付けを済ませていたが、こちらも収穫できるようになり、毎朝のサラダの材料に事欠くことはない。。

 畑の一角のホースラディッシュは、収穫後、6~8cmほどの長さの細い根の部分を40本ほど埋め直しておいたが、そのほとんどから長い葉が伸びて、40~50センチほどの高さになっている。昨年の3倍ほどの収穫が期待できそうだ。

反対に、1月に820個の大豊作だった甘夏は、花芽が昨年の30%ほどしか付いておらず、収穫見込みも250個ほどに留まりそうだ。
 一方、昨年、壊滅状態だった1本のレモンは順調に花芽が付いており、100個近い収穫を期待している。
 このほかに、高さが30センチほどのシークァーサーや植えてから7年目の柚子にも少し花芽が付いていた。初収穫を期待したいところだ。


春の植え付けで、去年の秋にまとめ買いしておいた培養土や肥料、防虫剤などが底をついたので、一昨日、街外れのホームセンターNafco http://www.nafco.tv/stores/info/detail/193 まで出かけて、培養土や堆肥、腐葉土、牛ふん、骨粉入り油粕、有機入り化成肥料、ボラ土など20リットル袋換算で70袋ほどと、洗剤やトイレットペーパー、防虫スプレー、バケツ、電池などかさばる日用品を買い込んできた。

 これだけの荷物を、接道していないわが家の70メートルほど手前の車が入れる場所から、手押しカートや背負子で何回かに分けて運び込んでもらって配送料は540円だ

今日は雨なので庭仕事はできなかったが、明日からは、芝生の雑草取りや、家庭菜園周辺の雑草の機械刈り、枯れ枝の粉砕機での肥料化、毎年恒例のロシアヒマワリの種播きなどに取りかかることになる。

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■今日のブックマーク&記事■

□CNN Travel“The best European sleeper trains”
https://edition.cnn.com/travel/article/best-european-sleeper-trains/index.html

 

 

isbn:4797673249:detail

isbn:4000283847:detail

 

桜の開花と春の家庭菜園

*[長崎日記]桜の開花と春の家庭菜園

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 長崎地方気象台が、3月20日午前、全国で最も早くソメイヨシノが開花したと発表し、全国ニュースとして流れた。気象台にある標本木はわが家から水平距離で約280m、標高27mほどのところにある。 しかし、わが家の4mほどの高さに育ったソメイヨシノは4日遅れの本日8輪の花が開き、ようやく開花宣言となった。遅れの原因のひとつは、わが家が86mの丘の上に有り、ここ1週間ほど寒風にさらされていたからだろう。満開は4月2日頃になる見込みだ。 

 桜に先駆けて、ミモザや菜の花、ボケ、沈丁花、アーモンド、垂れ桃、花桃が競い合って咲いている。花壇に植えたバラやペチュニア、マーガレット、ラナンキュラス、キンポウゲなども元気だ。

 果樹では、4本ある枇杷の木がゆたかに実をつけている。昨日、摘果(間引き)作業を済ませた。本来なら続いて袋掛け作業をしなければならないのだが、あいにく近くのホームセンターでは袋が売り切れていたため、入荷待ちだ。もっとも、家庭内消費なので少々傷が付いても構わないし、例年、鳥や虫の害も少ないので試しに半分は袋掛けしないでおこうと思っている。

 820個の大豊作だった6本の甘夏の木には、果実を収穫後の樹勢を回復させるためにお礼肥(おれいごえ)を株周りに散布しておいた。早くも花芽が顔を出し始めたので、今年ほどではないかもしれないが来年も一定量の収穫ができそうだ。

 オリーヴの樹は4mほどの高さに育った6本と、虫害でやられた後に植え、2m前後の高さに育った9本、それぞれに新芽が育っており、従来の枝からは花芽も出そろってきた。天敵のオリーヴアナアキゾウムシの被害に遭わないために来月早々には薬剤の噴霧をするつもりだ。

 ハーブや葉物野菜の方は、ルッコラ、ディル、香菜は、未だ収獲も続いているが、花を咲かせて種を取るため、葉が固くなったり、色づいて来始めている。収獲も今月いっぱいが限界だろう。
 ハーブガーデンなどのレタスやサラダミックスなどもそろそろ終わりだ。現在、雑草を抜いて、新しくバジルなどを種まきする準備中だ。

 畝の方では、去年種まきしたサニーレタスやレタスミックス、小ネギがやっと収穫期を迎えている。畝には、新たにサンチュ、サニーレタス、レタスミックスの苗も植え付けを済ませた。

 新たに3本ほどの畝を整備して、油粕や有機石灰などを培養土に混ぜ込み、ジャガイモの種芋を植え付ける準備をしている。私にとってアレルゲンであることが判明したジャガイモは、昔ほど熱意を持って育てられなくなってしまったが、いざというときのために栽培を継続しておきたいと思っている。

 畑の一角のホースラディッシュは、収穫後、6~8cmほどの長さの細い根の部分を40本ほど埋め直しておいたが、すでにその半分以上から新芽が伸びてきている。恐ろしいほどの生命力だ。試しに掘り出さずにおいた、昨年の根からも新芽が出てきている。こちらは、より太く収穫できるのではと期待している。


 さて、年末の当欄記事「忘れられた天才画家、いま甦る 岡山聖虚の聖母子画展」で紹介したわが家秘蔵の聖母子画の掛け軸については、読売新聞の関東版やその英字新聞など数紙に記事が掲載され思わぬ大きな反響があった。ウェブ上でも紹介されているので、紹介しておこう。
 The Japan Newsの記事は有料会員しか見られなくなってしまっているようだが、このようなときにも当欄の1月12日の記事で紹介した「タイムマシンのように過去のホームページを甦らせるサイト」“Wayback Machinehttps://archive.org/web/を使えば閲覧可能だ。

□読売新聞オンライン「埋もれた聖母子画に光」読売新聞オンライン
   埋もれた聖母子画に光…岡山聖虚 未発表作 長崎で発見 https://www.yomiuri.co.jp/culture/20190228-OYT1T50206/

□The Japan News “Rare Madonna and Child found in Nagasaki home”
  http://the-japan-news.com/news/article/0005575012 

 

■今日のブックマーク&記事■

□ニコニコニュース「地元住民が選ぶ光のじゅうたん。港一望の長崎『夜景スポット』4選」
https://news.nicovideo.jp/watch/nw4917047 

□ZIP AIR Tokyo http://www.zipairtokyo.com/ja/job/
 (日本航空が設立した国際線中長距離LCCエアライン)

チェコセンター東京 http://tokyo.czechcentres.cz/
チェコ文化の普及を目的とするチェコ外務省の外郭団体)

ギリシア・ローマ神話を知れば英語はもっと上達する (講談社パワー・イングリッシュ)

ギリシア・ローマ神話を知れば英語はもっと上達する (講談社パワー・イングリッシュ)

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ランタンフェスティバルと家庭菜園

*[長崎日記]ランタンフェスティバルと家庭菜園

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   長崎の街は、2月5日から19日の間、中国の旧正月春節)を祝う「長崎ランタンフェスティバルhttps://www.at-nagasaki.jp/festival/winter/top/で大賑わいだ。
街中で、1万5000個の極彩色のランタン(中国提灯)や大小さまざまなオブジェが飾られ、龍踊りや中国雑技、二胡演奏の公演、中国変面ショー、媽祖行列、皇帝パレードといった催し物が繰り広げられている。

   わが家の家庭菜園では、1月末までに甘夏ミカンの収穫を終えた。当初の予想では、昨年の倍以上の400個の大豊作と予想していたが、結果はナント4倍以上の820個もの大収穫となった。
  とてもひとりでは食べきれないので、ジャムにしたり友人や親戚に配ったりと消化するのに苦労している。3月になり、暖かくなってきたら残った甘夏を2つある冷蔵庫に入れる必要があるので、庫内の食料品の整理もしなければならない。それでも入りきれないのでワインセラーも活用することになりそうだ。昨年は6月の初めまで毎日2~3個を食べ続けることができた、今年は7月まではもちそうだ。

   甘夏以外では、シャンツァイ、サラダミックス、京水菜などの葉もの、ディルやルッコライタリアンパセリなどのハーブ類が、暖冬のおかげもあって今でも収獲できている。
   果樹では4本の枇杷の木が順調に実をつけており、こちらも6月には例年にない収獲量が期待できそうだ。
 裏庭の1本桜や垂れ桃のつぼみも例年になく大きくふくらんできており、開花も早まりそうだ。

 春になると、雑草の刈り込みや畝の整備とジャガイモなどの植え付け、果樹への施肥など畑仕事が押し寄せてくるが、昨年の9月に整形外科医からテニス・エルボウと診断された腕の痛みがますますひどくなっていた。夜、寝ているときも肩の神経の痛みから起きてしまうほどだった。
   我慢できなくなったところで、小学校の同級生がマッサージ治療をやっているのを思い出し、出張治療をお願いすることにした。ナントたった一度のマッサージ治療で神経の痛みがなくなり、夜の不眠から解放された。まだ、筋肉の筋の痛みは少し残るが、日常の作業には差し支えない。友人によれば、テニス・エルボウというよりも「五十肩」の類で、加齢に伴い起こりがちなことで、草刈り機などを使った作業はそのきっかけに過ぎないとのことだった。当面、週1回の治療を受けながら教えてもらった筋肉組織のエクササイズを毎日続ける予定だ。

   友人によれば、温泉も効果があるとのこと。幸いなことにわが家から眺められる範囲にも、無料送迎のある伊王島https://www.islandnagasaki.jp/spa/index.htmlなど5カ所ほどの日帰り天然温泉や温泉付きの宿泊施設がある。 
 また、バスで2~3時間の小浜や雲仙、島原といった温泉保養地も控えており、1泊2食無料送迎付きで9千円といった公共の温泉宿泊施設も点在している。これからは、今まで以上に頻繁に温泉を利用したいと考えている。

 一般には知られていないが、長崎市街の周辺は太古の昔(500万年以上前?)多数の火山が噴火し、火山の中には千数百メートルの高さのものもあったようだ。温泉源が市内に数多くあるのもうなずける。 また、数千万年前には恐竜も跋扈していたようで、現在、「長崎恐竜博物館」http://www.city.nagasaki.lg.jp/kosodate/520000/527010/p009168.htmlの開設も準備中だ。

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■今日のブックマーク&記事■

□「ユーロペディア」ヨーロッパ旅行相談ボード   http://www.geocities.jp/euro747/geoboardlog/geoboard2/index.html
(本ブログの前身「ユーロペディア」の旅行相談ボード2001年分が3月中まで閲覧可能のようだ)

GIGAZINE記事「無料で分かりやすく海外旅行先の基本情報を総ざらいできるサイト『BYG Country Guides』」 https://gigazine.net/news/20190204-before-you-go/

□「BYG Country Guides」 https://byg.haiqu.io/

□トラベルボイス 2019年2月2日記事 旅行業にまつわる「21の不都合な真実
 観光産業の米・有力メディア「スキフト」代表が自ら整理してみた。
https://www.travelvoice.jp/20190202-118263

□Skift 上記元記事 “The 21 Uncomfortable Truths That I Have Learned About the Travel Industry”
https://skift.com/2018/08/08/the-21-uncomfortable-truths-that-i-have-learned-about-the-travel-industry/ 


ガルシア=マルケス「東欧」を行く

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小説 日清戦争: 甲午の年の蜂起

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*[お知らせ]「Europedia の インターネット・トラベルNEWS」からの移行

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今後の更新は当「Europediaの日記」           https://europedia.hatenablog.com/ で。


 「はてなダイアリー」終了のお知らせが....」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20180918でもふれたように、「Europedia」が利用していた「はてなダイアリー」が2019年春に終了することになった。そこで、「はてな」からの申し出に従って、とりあえず、この「はてなブログ」に今までの「ダイアリー」を移行した。タイトルとURLは「Europediaの日記」https://europedia.hatenablog.com/だ。

 

 過去記事を見るには右枠にある「月別アーカイブ」から一覧を開いてタイトルをクリックすると本文が現れる。
 今までの「Europedia の インターネット・トラベルNEWS」(はてなダイアリー)から自動的に「Europediaの日記」に切り替わる機能もあるようだが、バックナンバーや記事の一覧表示は旧「はてなダイアリー」の方が使い勝手が良いようなので、2019年春の終了後も記事が閲覧できるようにしておくつもりだ。

 なお、この新「Europediaの日記」で、旧ブログのサイトマップに代わる「ユーロペディア サイト・マップに代えて」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060609を開く場合はhttps://europedia.hatenablog.com/entry/20060609/p1から開くことができる。

 今後は「日記」の更新は月1~2度の近況報告などにとどめる予定だが、新規の更新は、これ以降、「Europediaの日記」https://europedia.hatenablog.com/で行うことにする。

 「はてなダイアリー」終了のお知らせに引き続いて、旧「インターネット・トラベルNEWS」の母体となっていた「ユーロペディア」http://www.geocities.jp/euro747/のサイトを運営する「Yahoo!ジオシティーズ」からも「2019年3月31日」をもってYahoo!ジオシティーズを終了することにいたしましたhttps://info-geocities.yahoo.co.jp/close/index.htmlという知らせが届いた。
 「ジオシティーズ」からも「ホームページやドメインの移行方法」の案内があったが、こちらは、移行せずに終了とともに消滅させようと思っている。我ながらよく続けたものだと思う「旅行相談ボード」など思い出のあるコンテンツもあるのだが、見ようと思えばいつでも開く方法があるので、クローズすることにした。

 「いつでも開く方法」については旧「Europedia」の2004年4月の記事「タイムマシンのように過去のホームページを甦らせるサイト」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040428で紹介した “Internet Archivehttps://archive.org/の“Wayback Machinehttps://archive.org/web/に見たいホームページのURLを入れて“BROWSE HISTORY ”ボタンを押せば時系列を追って閲覧することができる。慣れないと少々使いづらいが、同心円の外周部分に各下位ページへのリンクが現れる。
 もちろん、ジオシティーズの「ユーロペディア」だけでなく、はてなダイアリーの「Europedia の インターネット・トラベルNEWS」の過去ページやそのほかの消えてしまった懐かしいホームページや私のサイトからリンクが開けなくなったホームページもURLを入れれば原則として開けるはずだ。


 また、2019年3月31日までは「Europedia の インターネット・トラベルNEWS」の「ユーロペディア」の“保存ページ”案内 http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070522 、もしくは、新「Europediaの日記」の同ページhttps://europedia.hatenablog.com/entry/20070522/p1から、ジオシティーズ「ユーロペディア」のコンテンツを開いていくこともできる。


 さて、わが家の家庭菜園は新年に入っても、サラダ・ミックス、京水菜などの葉ものやシャンツァイ(コリアンダー)、ディル、ミント、ルッコラローズマリーなどのハーブ類が豊作で、毎日の食卓を彩ってくれている。ホースラディッシュも2/3は収獲済みだが、残りは土の中でそのまま保存している。

 裏庭の甘夏6本も、このところ連日実を収獲しているが、予想より多い豊作となるようだ。大風などで落果した90個余りに加え、すでに120個ほど収獲しているが、最終的にはジャム作りに使う予定の落果分も含め総計450個あまりの収穫量になりそうだ。


■今日のブックマーク&記事■

 

□ETIAS(欧州渡航情報認証制度)http://etias-euvisa.com/
 2021年からETIAS取得の上でEUへの渡航が必要となる見込み。
EU Travel Information & Authorisation System欧州渡航情報認証制度《略称ETIAS:エティアス》)とはビザが免除されている日本やアメリカなどの国民が、シェンゲン協定国であるヨーロッパの国に《オーストリア、ドイツ、イタリア、フランスなど26ヶ国》にビザを取得せず訪問するために必要な欧州渡航情報認証制度。

 

□TABIMARU.com「ヨーロッパへ行く方要注意!2020年からはETIASがないとヨーロッパに入れないよ!」http://www.tabimarusho.com/entry/etias

 

チェコ旅カフェ https://www.facebook.com/czechotabicafe/

 

□ LINEトラベルjp (格安旅行の検索・比較) https://www.travel.co.jp/