アメリカで横断型ホテル・航空券価格検索エンジンの競争激化

 米Yahoo! がこの7月から旅行専門の検索エンジン『yahoo.farechase.com』http://yahoo.farechase.comのベータ版の運用を開始し、1度にTravelocity、UA、AA、DL、JetBlue 、America Westなど約50の旅行・航空会社サイトを検索して運賃や宿泊代を調べられるようになった。7月初旬に買収したニューヨークのFareChase社のシステムを利用したものだ。
対象旅行商品は、航空券とホテル、レンタカーで、航空券は日本から米国などの検索も可能だが第三国間は現在のところ検索できない。
 ホテルは米国、カナダが対象だが、近いうちに全世界に対象が広がる予定という。検索結果一覧から希望商品を選択すると、当該旅行サイトのページに飛ぶ仕組み。
Airport Locator、 Currency Calculatorなどのツールも用意されている。
 65の旅行サイトから航空券料金情報を横断検索するMobissimo http://www.mobissimo.com/travel/search_airfare.phも今年に入ってからベータ版として公開されている。一般の評価はYAHOOのFareChaseよりも高いようで、実際に検索結果も実態価格に近いものがある。
検索対象サイトは、ANA、Travelocity、Expedia.com、Northwest、Priceline.com、Opodo、Orbitz、RyanAir、ANAAir France USAなど。
 OneTime.com http://www.onetime.com/は、下記に上げた旅行サイトのうちどのサイトで検索するかを複数選択して開始できるというスグレもの。また、検索結果一覧から各旅行サイトの当該ページへの遷移もスムーズに行われる。
  OneTimeは 90,000軒のホテルを検索対象としていると豪語している。
OneTime.com の検索対象サイトの主要なものは下記の通り、
Travelocity、Orbitz 、HotelClub.com、 HotelsCentral、InterContinental 、Lodging.com 、Hotels.com、CheapTickets、Hotwire 、Cheap-Booking。