懐かしい人を捜すのにも役立つ検索エンジンとホームページ

懐かしい人から十数年ぶりに突然メールが飛び込んでくるということが立て続けにあった。いずれも、検索エンジンで名前をサーチしたり、偶然、旅関係のホームページを探していて見つけられたりとインターネット時代ならではの嬉しい再会であった。
旅先の海外で帰りそびれてそのまま永住といった友達を捜すときもインターネットが役に立つ。以前にも紹介したInfobel World Telephone Directories http://www.infobel.com/teldir/ は、世界各国の電子電話帳(オンライン電話帳)をリンクし、その特徴や機能についてのコメントを英語で加えている便利なサイトだ。大陸別の地図を選択して、国別の選択画面に移行し、目的の国を選ぶ。多くの国が複数の電子電話帳をリンクしており、星の数でその評価を加えている。一部の国の電話帳はメールアドレスやURL、ファックスの番号まで検索することができる。
インターネットではないが、私の旅行に関する講座の案内チラシを見て懐かしい旅ともだちから電話がかかってきたこともある。30年近く前に、マドリードで知り合った医者の卵からだ。この卵は見事に孵って関西の医師会の重鎮となっておられた。探してくれた理由は懐かしさばかりではなかった。なんと、「息子が同じように学生旅行をするので最近のバックパック事情を教えてくれないか」というのだ。そう言えば、団塊世代が大学を卒業する頃にジャンボジェットが飛び始め、その部分チャーターという形で学生向けの航空券が劇的に安くなったという歴史があるのだから、学生の卒業旅行はとっくに第二世代に入っているのだ。
 私が、最初に海外旅行をしたのは1974年2月だった。エールフランスの南回りで30時間以上かかり、価格も当時としては決して安くない119,000円だった。検索してみると「エールフランス航空日本支社の歴史」http://www.airfrance.co.jp/company/history-japon.htmに、「エールフランスが東京−パリ間にジャンボを就航させたのは1972年4月」と書かれていた。
実は、そのとき行きのパリ到着時だけいっしょでヨーロッパ内は別行動で旅行した友人がいた。不思議なことに何の打ち合わせもしていないのにバルセロナフィレンツェの街角で偶然出会ったことを覚えている。その友人に久しぶりに電話をしてみると「ところでホームページは開いているか?」という話になり、URLを交換することとなった。
友人のホームページは、活字中毒者と編集者に贈る「厳選サイトの歩き方」http://homepage3.nifty.com/manazasi/というもの。読書日記、世相批評といったものが連日書き込まれている「日記」が面白かった。縦横に情報源へのリンクが張ってあり、早速、「今日の新刊」 http://www.trc.co.jp/trc-japa/shin_d.htmと「新聞・TVで話題の本」http://www.e-hon.ne.jp/bec/SD/Searchをブックマークさせてもらった。
 このようなホームページなら当欄が利用している「はてな」に新設された「はまぞうhttp://www.hatena.ne.jp/info/press04093001というツールを使えば「日記の編集画面から簡単にアマゾンの商品を検索できる窓が開き、検索結果からワンクリックで自分の日記に本や音楽、映画などの商品紹介のリンクが貼れてしまう」のにと、ついお節介を始めたくなる。
☆写真は 1974年3月フィレンツェ サンタ・マリ・ノヴェッラ駅のホームにて