海外のホテル評価投稿サイトと日本語予約ポータルサイト

アメリカのウェブ・メディア上で、最近、ホテル評価投稿サイトHotelShark.com http://www.hotelshark.com/が取り上げられるケースが目立って増えてきている。HotelShark.comは、クチコミのホテル評価投稿サイトで、実際に泊まった経験のある一般旅行者からの投稿を集めている。業界関係者やトラベル・ライターの投稿、ホテル自体の宣伝じみた投稿などは一切掲載しないというポリシーを貫いているのも特徴。特に評判のよいホテルには“a hotel that people really like” というマークが与えられている。ウィーンやフィレンツェ、パリなどを見た限りでは投稿件数は未だ少ないが、今後急速に充実していくことだろう。
 注目すべきことは、検索結果の脇に表示されるGoogle Advertising Programsだ。ローカルなホテル予約ポータルなどが実に効率的に表示される。
 ウィーンのペンションに表示されたAdWords広告で、BOOKINGS (オンラインホテル予約)http://www.bookings.at/index.htmlという日本語を含めた10カ国語対応の世界規模のホテル予約ポータルを見つけた。
 このサイトは、「2500以上ものウェブサイトと繋がっているので、何百万人ものお客様がホテルを検索します。私たちのホテルパートナープログラムに参画しませんか? 」とホテル側に呼びかけており、「現在、10,000軒のホテルと直接契約しており、競争力に優れた客室の提供を頂いています。ヨーロッパでは8,000軒の契約ホテルがあり、その数は現在も増えつづけている、ヨーロッパ大陸のマーケットリーダーです」とのことだ。
利用者側の支払いは、「現地精算」で、予約手数料の請求や前払いの制度をとっておらず、保証のためにクレジットカード情報のみを事前に聞かれる。宿泊客は、ホテルで現金またはクレジットカードにて支払うという方式だ。
☆写真は HotelShark.com で口コミ情報が掲載され“a hotel that people really like” というマークが与えられているフィレンツェHotel Torre Guelfa http://www.florenceby.com/torreguelfa/index.html ここは塔状住宅(カーサ・トッレ)の建物を利用した宿で、拙著「フィレンツェ旅の雑学ノート」でもP115で紹介している。

フィレンツェ 旅の雑学ノート―メディチ家の舞台裏をのぞく

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