海外旅行は三重に免税の特権を享受できる!

以前紹介した、はっぱさんがウイーンから発信している「さるさる日記 たまにはオーストリアちっく パート2」http://www2.diary.ne.jp/user/143218の03/05付けコラムで、面白い記事を見つけた。「モーツァルトの全作品 CD 170 枚を77ユーロ56セントで買ってしまった。一枚が50セント(=70円)しないのね」という話だ。その記事の中でドイツ語だが、EU 各国の付加価値税を一覧できるAmazonのページhttp://www.amazon.de/exec/obidos/subst/help/mws-tabelle.html/302-1739606-8867218にリンクが張られていた。よく見ると驚くほどバラツキがある。
この記事のおかげで、海外旅行と免税に関する役立つサイトを当欄で取り上げていなかったことに気づいた。ところで、“海外旅行は三重に免税の特権を享受できる”ことにお気づきだろうか。まず、海外へのパック旅行や航空券、ホテル代を日本で支払う場合は原則として日本の消費税がかからない。現地でも一定の条件の下に旅行者は付加価値税等が免除となる免税ショッピングを楽しめる。さらに、帰国時は、20万円の免税枠のほか、「1品目毎の海外市価の合計額が1万円以下のもの」は、免税額20万円の計算に含めないで済むので、実質上免税枠をかなり拡大できる。
今回は、海外での免税ショッピングに役立つサイトをいくつか紹介しておこう。
 成田税関支署http://www.narita-airport-customs.go.jp/は、税関手続きのQ&Aや変更が頻繁な「免税の範囲」、税関相談の連絡先など、出発地を問わず旅行者に役立つ情報が満載されている。コピー商品やその背景、思いもかけないものが禁制品である理由などを知ることもできる。「役立つリンク」には各地の検疫所サイトや為替レート、在日外国公館などの情報源が豊富。「カスタム君こどもページ」では大人も知っておきたい税関の役割をやさしく解説している。
 Global Refund http://japan.globalrefund.com/は、全世界34カ国に225,000店舗の加盟店を持つグローバル・リファンド社の免税システムを日本語で解説したサイト。一部は英語となるが、「オンラインでリファンド状況確認」、「グローバル・リファンド国別連絡先」、「キャッシュ・リファンド・オフィスの所在地」、「よくあるお問い合わせ」、「グローバル・リファンドのサービスを利用できる国の情報と加盟店紹介」などのコーナーがある。
トッップページ右上のChoose destinationで目的国を選ぶとイギリスなどを除いては英語表記になるが各国の免税ショッピングに関する情報が現れる。フランスやイギリス、スペインなど一部の国はShopping Guide→Store Locatorと選んでいくと、店名や住所、ジャンル別に同社加盟の免税取扱店を地図上で示す機能もある。
 DFSギャラリアhttp://www.dfsgalleria.com/Galleria/Japanese/Global/Global_Global_Home.htmlは、環太平洋地域を中心とする世界16カ国・地域のリゾートや大都市の便利な場所に150店以上の免税店等を展開するDFSストアのホームページ。左フレームで旅行目的地を選ぶと、アクセスや無料送迎、取り扱い品目とブランドの案内、プロモーション&イベント情報等が出てくる。
 JShopGuide http://jshopguide.com/は、免税店に関するサイトではないが、北米を中心としたオンラインショップとその利用法を日本語で解説しているホームページだ。「TUTORIAL 海外オンラインショッピングをマスター」の項には、ショッピングの前にぜひ読みたい 個人輸入の基礎知識、海外ショップにメールを送るための簡単な電子メール作成法などの記事が満載されている。トップバーの「英単語集」を開くと「オンラインショッピング英単語集」が現れる。旅行者にも役立つショッピング情報の宝庫だ。