長崎・唐津 旅行レポート その1

4月1日から7日まで子供の頃3年ほど過ごした長崎と生まれ故郷の唐津を旅してきた。目的のひとつは「長崎さるく博http://www.sarukuhaku.com/を見てくること。「さるく」とは、ぶらぶら歩くという長崎弁。日本ではじめてのまち歩き博覧会というふれこみで、ヴォランティア・ガイドによるウォーキングツアーを始めとする多彩な催し物が4月1日から10月29日の間に繰り広げられる。
 今回泊まったのはウォーキングツアーの起点や昔住んだ大浦松が枝町40番館に近いポルトガル風の造りのホテルモントレhttp://www.hotelmonterey.co.jp/nagasaki/。ここは、楽天トラベルhttp://travel.rakuten.co.jp/の「ビジネス応援シングルプラン・朝食付、客室インターネット高速ブロードバンド使い放題」で朝食・サービス料・消費税込みで1泊6500円というプランで予約しておいたものだ。東京→長崎、福岡→東京のフライトは貯まっていたマイレージを使って全日空を利用。
 ウォーキングツアーには、地元ガイドといっしょにまち歩きを楽しむ「長崎通さるく」、
専門家による講座や体験がセットになって、さらに深く探求できるという「長崎学さるく」、マップ片手にガイドなしで自由気ままにまち歩きする「遊さるく」の3種類があり、全42コースにのぼる。私が参加したのは「長崎は今日も異国だった 〜南山手洋館、港がみえる坂〜」と「ハイカラさんが往来しよらす 〜東山手洋館群とオランダ〜」のふたつの「通さるく」コース。参加費はそれぞれ500円だ。洋館の煉瓦積みにイギリス式とフランス式のふた通りがあることや石畳の石組みに雨の日のための工夫が施されていること、数々の映画の舞台となったスポットなどを教えてもらい、今まで知らなかった居留地に関する雑学を埋めていくことができた。「南山手洋館」コースでは、通っていた幼稚園があったマリア園http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040409の中に50年ぶりに入り、懐かしいチャペルも見学することができた。また、「南山手洋館」は、先祖がアルハンブラアメリカンホテルを経営していた40番館の前でも立ち止まった。このホテルは長崎の市民の手によって「星眼鏡ノオト〜アルハンブラアメリカンホテル」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040323というミュージカルのモデルともなった。
「長崎さるく博」については、インターネット・テレビ局「スペースアイ」http://www.space-i.tv/index_spacei.html でプロモーションビデオを視聴することもできる。
ウォーキングツアーについては、「ウォーキングツアー (地名)」の検索でも数多くのサイトが見つかる。そうやって見つけたサイトをいくつか紹介しよう。
「ながさき観光ガイド:長崎のさるき方」 http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/kanko/index.html
「京都を英語でウォーキング」http://www.net-ric.com/square/nakayama/02/kyoto_j.html
「京の町家めぐり 京都サイクリングツアー」http://www.kctp.net/jp/tour/machiya.html
「東京小さな旅 ウオーキングツアー」http://www.asahi-net.or.jp/~BY3s-FET/walk.htm
はとバス東京ウォーキングツアー」http://www.hatobus.com/j/tour/R335.html
 日本観光協会の「全国旅そうだん」http://www.nihon-kankou.or.jp/index.htmlの「リンク集」にある「地域情報」から各地の観光案内所や自治体の観光課のホームページを選び、そこから ウォーキングツアーを見つけることや問い合わせることもできるだろう。
「全国旅そうだん」のトップページ下方にある「キーワード検索」で「まちあるき」を選ぶとさらに詳しい「武家屋敷の残るまち」「市内電車の走るまち」「古い港町」「小京都」「蔵のまち」など20ほどのジャンル分けが現れる。「異国情緒のまち」で検索すると 「南山手・東山手の洋館」「オランダ坂」「新地中華街」のコースが地図入りで現れた。
 そう言えば、海外でもよくウォーキングツアーに参加するのだが、この欄でまともに取り上げたことはなかった。近いうちに特集してみよう。
☆写真は 通さるく「東山手洋館群とオランダ」参加中に活水学院のキャンパスから眺めた花散らしの雨のオランダ坂

華の長崎―アルバム長崎百年 秘蔵絵葉書コレクション

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