石垣島で早めのサマーヴァカンス その1


7月6日から12日まで石垣島http://www.yaeyama.or.jp/で早めのサマー・ヴァカンスを取らせてもらった。今日から当分は、そのご報告を旅に役立つ一般的な情報やブックマークを交えながら掲載させていただきたい。
 沖縄本島よりもさらに南に位置し、台湾とも同緯度にある八重山諸島の中心となる石垣島に滞在しながら、竹富島でサイクリングしたり、竹富島沖を初めとする数カ所の珊瑚礁シュノーケリングをし、八重山料理と泡盛を堪能するという自分にとっては初体験ばかりの楽しい夏休みだった。

 いつもは南伊豆の石廊崎周辺で夏休みを過ごしているのだが、南伊豆は水温が泳ぐのに適しているのは8月に入ってからで、しかもお盆になるとクラゲが増え始める上に物価が急上昇してしまい、私にとってはせいぜい8月10日までがヴァカンス・シーズン。
 昨年は、当欄「今年も、伊豆最南端の石廊崎で“プチヴァカンス”」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060814でも書いたが、その短い期間に台風に当たってしまいほとんど泳ぐことができなかった。また、宿こそリーズナブルなひとり旅向けペンションを見つけていたので安かったが、交通費やアクティビティの費用は決して安くはない。
今年は、「久しぶりに遠出のサイクリング 南伊豆」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070528に書いたように、5月に南伊豆をサイクリングで訪れたこともあって、目新しい場所でプチヴァカンスをと思い立った。

 石垣島を選んだのは、飲み友達の誰かがほとんど毎月、石垣に行っているほど周囲で人気が高く、マリンスポーツだけでなく食と泡盛の魅力をさんざん聞かされていたからだ。
 石垣島となると往復割引でも飛行機代が46,800円もするが、今回はJALマイレージ特典(往復20,000マイル)を利用した。
“1人ヴァカンス”のネックは、リゾートホテルには割安なシングルルーム価格設定がほとんどない点だ。
そこで、楽天トラベル(旅の窓口http://travel.rakuten.co.jp/で、「利用人数」1人、「石垣島西表島小浜島八重山諸島)」で調べてみた。すると、景勝地川平地区の裏手、底地ビーチに面したシーマンズクラブ・リゾートホテルが、本館32室まるごとシングルルームのみで、この時期の1泊朝食付き料金は、8,400円(サービス料、税金を含む)と比較的リーズナブルであることが分かった。
いつものようにシーマンズクラブ・リゾートホテルのオリジナル・ホームページ http://www.seamensclub.co.jp/を探し出してチェックしてみると、「楽天」では表示されていなかった特典がいくつもあることが分かった。
 直接ホテル予約すると、連泊日数分のパーセンテージの割引があり、3泊すると3%引きで8,148円となる。しかも、連泊すると、体験ダイビングまたは1ボートファンダイビングまたはシュノーケリングいずれか1回が無料になるとあった。
なお、基本料金8,400円というのは、7月13日までで、14日から8月10日までは、10,500円、8月11日〜18日は、12,600円。

◇第1日目 7月6日(金)
 羽田空港の出発ロビーで時間が余ったので気がついたのだが、エアポートラウンジという航空会社やクレジット・カードが相乗りでメンバー等に利用可能にしているラウンジの存在を初めて知った。ちょうど、搭乗口の横にあったので寄ってみた。JCBならザ・クラス、ゴールド、ネクサス、ビジネスカード会員が無料で使えるようだ。一部のクレジット・カード会社のものならゴールドでなくても利用可能だった。
 ラウンジには、ソフトドリンクや新聞雑誌が置いてある程度で、ビジネスクラス・ラウンジのサービスにはほど遠いが、私のように、空港には早めに着く主義のものにとって有り難いサービスだ。
日本各地の空港のエアポートラウンジについては、JCB空港ラウンジサービスのページhttp://www.jcb.co.jp/gold/lounge.htmlDCカード空港ラウンジサービスのページ http://www.dccard.co.jp/useful/travel/a_haneda.shtmlなど 各カード会社のホームページに記載があり、有効なカードを確認することができる。また、同伴者1人は無料もしくは1,000円で利用可能などメンバー以外の利用についても空港ごとに確認できるはずだ。

羽田12:40発のJAL919便(B747)で那覇(OKA)へ、系列のJTA(NU−日本トランスオーシャン航空http://www.jal.co.jp/jta/ 621便(B737)に乗り換えて17:00石垣空港(ISG)着。便名・3レター等まで付け加えたのは、当欄「個人のフライト履歴を保存・図示できるサイト」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070612で取り上げたFlightMemory.com http://www.flightmemory.com/に書き込むためという個人的理由だ。

空港到着後、石垣島のフリーペーパーをピックアップした後、東運輸http://www.cosmos.ne.jp/~bus/の市内バスターミナル行きのバスに乗る。運転手さんから東運輸の空港線と川平リゾ−ト線に有効な5日間フリ−チケット1,000円を購入。これも伊豆に比べて数分の一の値段だ。フリ−チケットには、白保線、米原線、平野線など全線有効の「5日間みちくさチケット」2,000円もある。
17:35空港発のバスで、17:50ターミナル着。ホテルに向かう18:10発の川平リゾ−ト線に乗り換えて、19:21シーマンズクラブ・リゾートホテル着。バスは途中、フサキリゾートヴィレッジhttp://www.fusaki.com/や川平湾、クラブメッド・カビラhttp://www.clubmed.co.jp/kabira/、石垣シーサイドホテルhttp://www.ishigaki-seasidehotel.com/などを経由した。

シーマンズクラブ・リゾートホテル本館のシングルルームは、14平米と決して広くはないが1人には十分だ。小さいながらもベランダが付いていた。部屋は、海が林越しにかすかに見えるマングローブビューとマウンテンビューのふたつで、私の部屋は後者だった。

海辺を散歩した後、ダイニング・ルーム「亜壇」へ。19:00過ぎまで、西日よけのブラインドが下ろされているが、日が沈み始めるとブラインドを上げて、暮れなずむ海を遠目に見ながら食事が楽しめた。
 ホームページにメニューhttp://www.seamensclub.co.jp/hotel/menu.htmlも公開されているが、ディナーは1,500円〜2,000円のメイン・ディッシュを選べば、オードブルやサラダ、ツマミ、デザートが食べ放題というもので、実におトク!
日替わりだが、オードブル・ツマミには、パパイヤの漬物、もずく酢、島豆腐の冷やっこ、ミミガー(ブタの耳の皮)のピーナッツ和え、揚げだし豆腐、グルクン(地魚)の唐揚げ、豚の角煮(ラフティー)、ゴーヤチャンプルー、刺身の小鉢など地元料理のお試し小皿がずらっと並ぶ。泡盛のつまみとして遠慮なくお代わりを重ねさせてもらった。
デザートの紅芋団子、パインや柑橘類も美味だった。
この日はメインに石垣牛のハンバーグ(温野菜、ライス添え)を選び、飲み物は、ハウス泡盛「亜壇」一合の水割り(1,575円)をもらった。石垣市にホテルを移ってから気づいたのだが、この泡盛は相場よりずいぶん高かったようだ。しかし、料理の安さを考えれば文句も言えない。
 夕食時に、結構1人でダイビングやシュノーケリングを楽しみに来ている人が多いことに驚いた。昼間、体験ダイビングなどのボートで一緒だったひとり旅同士が親しく会話している光景にもお目にかかった。石垣ばかりでなく、全国のリゾートホテルにもこのような“アクティブひとり旅”の客層が大勢いることを認識してもらいたいものだ。

当欄関連過去記事:
「伊豆最南端の石廊崎で“プチヴァカンス”」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050808 
「ひとり旅を応援するサイトが増加の傾向」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20051025

■今日のブックマーク&記事■
比較.comトラベル http://travel.hikaku.com/abroad/
以前紹介した海外格安航空券の価格比較サイト「比較.com」が、ツアーの方面別最安値情報や、海外ホテル検索や国内の高速バスなどの情報を提供し、また旅行予算や都市名からダイレクトに航空券とツアーを検索できるようになった。

☆右上の写真(小)は、シーマンズクラブ・リゾートホテル新館
   (大)は、ホテルの前に広がる底地ビーチ。沖合にボートが停泊する辺りの珊瑚礁が美しい。

やえやまGUIDE BOOK―南国世果報体験 (〔2006〕)

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沖縄・離島情報 平成19年春号

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