真夏の家庭菜園とヒマワリ並木

 毎年、夏の楽しみで育てているロシア・ヒマワリは、今年はナメクジなどの害にも遭わず順調に育ち、フェンス沿いに2メートルを超す60本のヒマワリ並木が出現した。高いものは2m50cmに達している。

 5月上旬に種まきしたミックス・サラダやルッコラ、レタスなどの葉ものも、今年は防虫剤噴霧と土壌改良のおかげか大豊作。庭のアイコ種の小型トマトと中玉トマト、キュウリ、二十日大根などを加えて毎朝ボール一杯のサラダを食べている。これに気をよくして、10日ほど前に、休耕中だった畝3本に追加で葉ものの種まきをしたが、すでに芽が出始めた。虫にさえやられなければ、これで秋までは葉ものをお店で買わなくて済みそうだ。

 3カ所に植えたキュウリは、ここ2週間ほどは毎日15〜20本の収獲があり、とても食べきれないので友人やご近所にお裾分けしている。わが家でも朝はサラダ、夜は石垣ラー油とお酢をかけ、それに石垣牛の肉味噌を添えてワインや泡盛のつまみにしている。そろそろ、キュウリも盛りが過ぎ、今は、日産5〜8本ペース。来週はもっと少なくなり、お盆の頃には収獲が終わるだろう。

 1月下旬の大雪でダメージを受けたパッションフルーツは、再生を諦め、新たにプランターに苗を植え直したが、既にグリーンカーテンとして充分に役立つほど育った。秋にはパッションフルーツの実も収穫できそうだ。同じように大雪で被害を受けた3本のブーゲンビリヤは、樹を根元から60cmほどの高さで残していたら、そのうち2本から新しい枝が伸びてきた。残りの1本も期待できそうだ。

4月に沖縄から買ってきた、ガジュマルの苗木2本は水栽培で根と葉が出てきたので、庭に植え直した。うまく育てば、よい日陰をもたらしてくれるだろう。何年先になるか分からないが。

ガジュマルの奥の畝には、ご近所で買ったゴーヤの苗を4月に植えたが、一時期は葉が一葉を残して枯れ落ちていたのだが、見事な生命力で支柱3本を必要とするほどに育った。すでに6本ほどの収穫が出来た。

この春に植えた、月桂樹の苗木2本も、高さ70cmほどに育ち、間もなく、葉っぱを料理に活用できそうだ。その月桂樹の後ろでは6本の甘夏の木が緑の実を結んでいる。収獲は来年の一月頃だが、一昨年が長雨のせいで受粉がうまく行かず不作だっただけに楽しみだ。

 今日は、家の前の細い道に面した花壇に、マリーゴールド日々草、ケイトーの苗を移植した。道から見ると、花壇の花、フェンスの内側にロシア・ヒマワリ、その後ろの庭にコスモスという3段構えの花景色となる。

家庭菜園の方はおおむね順調だが、菜園を広げたゆえの悩みもある。毎日の水撒きだ。わが家は屋根から落ちる雨水をV字溝を通して雨水タンクに貯める仕組みで、満水時には2トン弱の水が溜まるのだが、ここ10日ほど雨がまったく降らないので、ついに昨日で枯渇。風呂の水やキッチンからの生活排水もタンクに貯められるようになっているが、それではとても足りず、必要量の半分は貴重な水道水を使う羽目になっている。あと一週間は雨が見込めないので、節水に努めるしかない。

今年は、台風もまったく来ないが、こういうときこそ後になって大型台風の直撃があるのではと思い、石垣島から買ってきて長い間お蔵入りしていたシーサーを内玄関の前に据え付け、台風除けのお守りとした。カトリック教徒が多い長崎では、異教的だと言われそうな気がするが、拙著「フィレンツェ旅の雑学ノート」でも写真入りで紹介しているが、トスカーナ地方の民家やカーサ・トッレと呼ばれる街中の塔には“シーサー”が数多く見られた。どちらも、小アジアをルーツとする同根の魔除けだそうだ。

さて、今日・明日は当地では“みなとまつり”http://www.minatomatsuri.com/が開催中。昼間は360年の歴史を持つペーロン競漕http://nitca.at-nagasaki.jp/event/peron/が繰り広げられていた。わが家からは折り返し地点が遠望できるので、カメラを持ち出して撮ってみた。
夜は、一万発の花火が打ち上げられる。わが家のテラスからワイン片手に眺めるつもりだが、「全編福山雅治 楽曲とのコラボレーション音楽花火!」の音楽はこちらまで届かないだろう。







フィレンツェ 旅の雑学ノート―メディチ家の舞台裏をのぞく

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