NTTがgooにおいて実験中の新技術2件は旅行にも応用の可能性大

 NTTとNTT-Xは、gooにおいて日本語自然文検索の技術「Web Answers」http://labs.nttrd.com/ の実験を3月31日までの予定で開始した。Web Answersは、「香港行き格安航空券はいくら?」などといった質問形式の話し言葉を解析し答えを返す技術で、試したところ旅行情報のサーチにもかなり効果的な結果を出している。
たとえば、「ローマ空港からテルミニ駅への行き方は?」「テルミニ駅のコインロッカーの値段は?」「トスカーナ・ワインの当たり年は?」「エルバ島はいつからイタリア領?」といったFIT客から浴びせられるような質問にも充分な答えを出していた。
gooラボでは、「InfoLead」による総覧型3Dウェブ検索実証実験が行われている。これは、検索結果を3次元空間上に表示する「総覧型3Dウェブ検索サービス」で、キーワード検索の結果を50ページ以上同時に3次元空間上に配置・表示することが可能となっている。検索結果の画面は、商品の安い順、旅行期間の長い順といった3次元空間上での並べ替えも可能だ。
NTT-X 、商用サービス導入検討に向け、「goo」の利用度向上やサービス効果の検証を通してビジネス性の評価を行っているが、ふたつの技術を結びつけた旅行商品のポータルサイト構築も大いに可能性があるだろう。
goo ラボ 日本語自然文検索実験 http://labs.nttrd.com/
gooラボ 3Dウェブ検索 http://goo.ntt-infolead.net/