EUの東方拡大に伴うヨーロッパ航空業界の動き

 2004年5月1日には、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーポーランドスロヴェニアエストニア、ラトヴィア、リトアニアキプロス、マルタの10カ国が新たにEUに加盟する予定だ。この影響によりヨーロッパの航空事情も大きく変わりそうだ。たとえば、オーストリア航空 http://www.aua.com/at/eng/default.htm は隣国スロヴァキアの首都ブラティスラヴァの空港から最安値で往復70 Euroからという低料金でブリュッセル、パリ、ロンドンの3都市へのフライトを運行開始するという。ブラティスラヴァ空港はウィーンから70キロほどの距離にありリムジンバスで75分ほど(片道10 Euro)。ウィーン空港との距離も50キロほどなので、観光都市ウィーンの第2空港的な位置を占めるようになるだろう。
ブラティスラヴァはもともと格安航空会社SkyEurope http://www.skyeurope.com/ の拠点でもあり、こちらは最安値で片道25 Euroからヨーロッパ16都市を結んでいる。なお、格安航空会社の運賃は需要と供給で乱高下があるのでご用心。
このような、格安航空会社が大都市の補完的空港や国境近くの隣国の空港からフライト網を充実させていくという動きはEU拡大に伴って急増するだろう。
欧州のライアンエアーイージージェット、米国のサウスウェスト航空など世界の格安航空会社を地域別に検索し各航空会社の予約・搭乗方法、手荷物制限、特徴などを分かりやすく日本語で解説したサイト「TravelStyle」 http://www.i-like-travel.com/ などをチェックしながら今後の動きに注目しよう。
「航空旅行」 http://homepage3.nifty.com/timetravel/ という海外個人旅行に役立つサイトを分かりやすく整理したリンク集も流動するフライト事情を知るのに役立つだろう。航空会社・アライアンスを集めたAIRLINES、航空座席表・機内サービスのSEATMAP、海外格安航空会社をリンクしたLOWCOST AIRLINES、世界の空港を案内するAIRPORT、フライト検索システムを集めたTIMETABLEなどのページがある。
 「Europacker」 http://468.oops.jp/ という日本語サイトは、ヨーロッパを節約旅行する人に大変便利なサイトだが、とりわけ「ヨーロッパの空港」のページが役に立つ。「Transport」の「時刻表、料金検索」のページは、出発地、到着地を現地語で入力すると、鉄道会社のオフィシャル時刻表サイトで結果が出るいうスグレモノだ。
☆右上の写真はローマ郊外の古都ヴィテルボのサン・ロレンツォ広場です