旅先で必要とする物件をデジタル・マップ上から探す

  アメリカのExpedia.com http://www.expedia.com/は地図機能が充実していることで知られていたがYahoo! Maps もデジタル・マップ・システムを使ってユーザー向けにローカル情報を提供するサービスSmartView http://maps.yahoo.com/maps をこの3月から稼働している。
 SmartViewでは、Yahoo! Mapsから各地のレストラン、ホテル、公園、ATM、郵便局といった目的地の旅に役立つ情報が調べられる。地図のほか、住所と電話番号、価格、Webサイト、行き方などその場所に関する詳細情報も提供している。
レストランなどの物件にマウス・ポインターを置くとweb検索キーが現れ、そこから該当物件のホームページの候補が検索されるようになっている。これは、リンク切れ等のメンテナンス作業を軽減させる工夫と思われる。
 なお、Expedia.com同様に最初はマイクロソフトが支援していたフランスを中心とするデジタル・マップ・ガイドIsmap http://www.ismap.com/jdefault.htmはフランスの1万5千以上の市町村のマップ・データを無料で活用できる驚異的マップ・ガイド・サイトで、当初から日本語版を用意していた。地図からのほか、通り名と番地からも物件が検索できる上、ホテルやレストラン、劇場、美術館などのアイコンを自在に浮かび上がらせることができる。しかし、欧州主要都市やシンガポールは3年前から“工事中”の状態で進展はないようだ。Expedia.comなどと違い、あくまで地図情報が主体で、サイトからの商品販売が主軸ではなかったためビジネスモデルとしての成立が難しいものと思われる。
☆右上の写真は東京渋谷区神泉 物干し台からの花見