日本の高機能デジタル・マップ・ガイド Travela

  高機能な地図と豊富なリンクを持った旅行デジタル・コンテンツTravela http://tvl.travela.net/のパリ版が無料で試験公開されている。地図はMicrosoftInternet Explorerに対応している。
   利用法は、travela.netを開きトップ画面のMAPボタンをクリックし、「トラベラ専用地図ビューワー」を指示に従ってインストールする。これは、最初に一度だけ行えばよい。今のところ、ユーザー登録は必要ないようだ。なお、インストール終了後の画面に「クリックして元の画面に戻ります」とあるが、これをクリックしないでインストール画面を閉じてしまった方が元の画面に戻るにはよい。
  インストールが終了したら再びトップ画面に戻り「Sampleを見る」をクリックすると37の都市・地域が並ぶ「都市選択画面」になる。
  選択画面の下部には日本語解説付きのリンク集「トラベルツール」と「旅の準備と手続き」があり、「医療・安全・危機管理サイト」「イベント・エンターテインメント」「政府&ローカル観光局」「鉄道・交通プランナー」「通貨・両替・ATM・関税」「チップ・風俗習慣」「天気・暦・ライヴカメラ」「度量衡・サイズ・電源・電話」、「パスポートを取得する」「日本から国際電話をかける」「海外旅行保険に入る」など25のジャンル分けがされている。これらのリンクを使いこなせば、パリからニースへの鉄道時刻を調べたり、フランスの服や靴のサイズ表示表を手に入れたり、冬のパリの街角を歩く人の服装をライヴカメラで眺めたり、パリのオペラやバレエ・コンサートのプログラムをチェックしたりといったことが可能だ。旅行の準備や計画作りに大いに役立つことだろう。
「都市選択画面」でパリを選択すると、パリのトップ画面に切り替わり、前述した下部のリンク集に「フランス関連リンク集」も加わる。
  トップの上段には、パリの現地時間表示と「地図を見る」のボタンがある。いきなり、これをクリックしてTravelaの高機能デジタル・マップを試してみよう。 地図のウィンドウが開いたら分かりやすいように最大化してみよう。最初開くのは、パリ全図だが右のピンクのスクロールバーで地図のズームイン・アウトが可能。バー上のボタンを一番下まで持ってくると約1/3000の縮尺の詳細地図となり、パリ発祥の地であるシテ島の近辺がズームアップされるだろう。縮尺は、無段階にピントが合うので好みの縮尺を選んで使うとよい。
  また、地図上で表示する物件アイコン表示は初期設定では全物件となっているが、使用目的に合わせて地図トップにあるプルダウン・メニューから、観光スポットのみ、観光スポット&ホテル、観光スポット&ホテル&レストラン、観光スポット&ホテル&ショップといった表示切り替えができる。必要であればズームインする前に設定を変えておくとよいだろう。
  地図トップには「名称検索」のボックスもあり、たとえば、「ピカソ美術館」と検索すると、同美術館を中央に据える地域図に瞬時に切り替わる。ピカソ美術館に通い詰めたい人は、その周辺に表示されているホテルを選びアイコンをクリックするとホテルの詳細が日本語で現れ、複数の画像やホテルのURL、メールアドレスも表示される。美術館を訪れた後、近くのレストランで食事をという人は同様に近くのレストラン・アイコンをクリックすればよい。
  なお、マウスの右ボタンを押しながら移動すると同一縮尺のままスクロールして、全方位に自由に動いていくことができる。時間が余りそうなので隣接地域で他の観光スポットを見物したいという人は、あらかじめ地図からリストアップしておくとよいだろう。
  Travelaには旅行者の流れに沿った情報レイアウトが用意されており、基本情報、アクセス、市内交通、街の歩き方、観光スポット、ホテル、レストラン、ショッピング、ナイトスポット、エンターテイメント、カフェ、スポーツ&アクティビティ、オプショナルツアー、エステといった項目が並んでいる。各項目のトップページを開くと、さらに多様な選択方法が用意されている。たとえば、ホテルには、ホテル名サーチ、全物件表示、特徴・通り名・ランドマークなどを入力するキーワードサーチなどの検索機能のほか、「ハネムーナーにおすすめ」「隠れ家的ホテル」「散策に便利な立地」など13あまりのカテゴリからも選択できるようになっている。また、「エリア」で探すではパリ全図から好みのエリアでホテルを効率よく探すことも可能だ。
  基本情報やアクセスにはメトロの風景やATMの使い方を動画で見せる機能もある。
☆右上の写真は世界遺産都市パリ セーヌ川のボートからの眺め