ウェブ上で公表されている個人の海外旅行記を旅行計画の参考にしよう

 ウェブ上で公表される個人の海外旅行記や紀行文はブログの普及のおかげもあって増える一方だ。旅行記は、検索エンジンで「地名+旅行記」や「地名+紀行」などという検索でも見つかるが、旅行記のリンク集を利用して見つけるのが効率的だ。
 「旅人文庫 旅行記リンク集」http://homepage2.nifty.com/keny/index.htmは、個人の海外旅行記を国別に分類・リンクしたホームページ。旅行、時期、行程、寸評を加えた一覧表から興味のある旅行記を選ぶことができる。各旅行記には天気や旅行関連本、地図(一部地域)へのリンクも設けられている。自転車・バイク旅行、ゴルフプレー旅行、サッカー観戦旅行など旅行形態別の分類もある。「マルチメディア」のコーナーには世界各地のライブカメラやストリーミング・ビデオ放送へのリンクもある。
 「アジア情報大事典」http://www.asia-network.jp/は、アジアネットワーク社が運営する自薦登録型のアジア関連総合リンク集。4,200以上のリンクがあり、「旅行記」「歴史」「芸能」「健康・衛生」「ホテル」「レストラン」「メールマガジン」「リンク集」など45の「項目別メニュー」からの選択のほか、「国別メニュー」から各国の「項目別メニュー」を見ることもできる。
 「インターネット国際情報銀行http://www.iiib.com/ は、個人の持っている旅行情報を持ち寄れば、膨大な情報資産となり、それを運用すればより多くの人に役立つという考えで開かれたサイト。すべて銀行に見立てて作られており、地域は「支店」、情報提供は「預入」、閲覧は「引出」と呼ばれ、「個人旅行情報口座」、「国際協力情報口座」、「長期滞在情報口座」などに分かれている。個人の旅行体験を凝縮した投稿には旅行記に劣らぬリアリティーがある。もちろん、誰でも「預入」ができる。
 「worldwide」http://www.world-wide.jp/ は、世界の主要国の旅に関しての情報を満載した個人運営のサイト。「旅の情報」には各国別の観光局や大使館、現地日本語観光サイトなどへのリンクや「転ばぬ先の杖」というアドバイス投稿があり大変便利。「世界遺産」のページには各国の世界遺産の画像もある。アクセスや各国の見どころなどのショートコラムも豊富。「旅行記&コラム」には持ち寄りの旅行体験記が集められている。「旅のコミュニケーション」という地域別BBSも充実。
 「フォートラベル」http://4travel.jp/ は、「旅行のクチコミサイト / みんなで作る海外旅行ガイド」という副題の付いたコミュニケーション・サイト。みんなで持ち寄ったライブ感覚溢れる口コミ情報、リンク集、旅行記、写真などをエリア別で検索・閲覧できる。トラベラー会員に登録(無料)すると、「ホームページ自動機能」を使って「自分の旅行記ホームページ」を作ったり、「自分のポストカード」で写真を公開したり、「自分の旅行ガイド」に記事を掲載することも可能だ。
 「旅たびNET」http://www.tabitabi.net/ は、添乗員、現地ガイド、旅行会社員など旅のプロから旅行会社に就職したい人、旅好きの人、海外に住んでいる人などが情報や質問を持ち寄って交換するコミュニケーションサイト。現地特派員レポートや海外在住者の連載コラム、添乗員ならではの記事が並ぶ「ツアコンカフェ」、旅のクチコミ掲示板など貴重な情報を満載。1,153 の旅行記を集めた「世界の旅行記リング」へも飛べる。1000あまりのサイトを集めた「旅のリンク集」も貴重だ。
☆写真はリトアニアカウナスにある杉原千畝記念館の執務室(旧日本領事館)にあったタイプライター