大手旅行会社の“初夢フェア”を覗いてみよう 

毎年のことだが1月3日の新聞には、旅行の広告が溢れていた。とくに、東京の主要紙朝刊に見開き2ページの広告を打った、HISの“初夢フェア”が目立った。3日の広告によれば、1月19・24・26・31日などの出発のロンドン4泊6日の宿泊付きパッケージが49,800円とあった。先着合計300名限定とのことだ。「ロンドン30日間」149,800円というパッケージもあった。2名1室利用の一人分の料金で、1人部屋追加料金は140,000円という。この種の長期滞在型観光商品は、海外ばかりではなく日本国内でも流行る兆しがある。検索エンジンで「長期滞在 長崎」などと検索すると結構よく出てくる。日本の経済力の相対的低下と現地の物価の急上昇により、“海外シルバーライフ”がいつまでできるか不安というリタイア予備軍が、それなら日本に住まいを確保しながら今年はシシリー、来年はカリブ、再来年は沖縄といったように長期滞在を繰り返そうとするようになるのではないだろうか。
格安航空券の広告にはビジネス・クラスの紹介にもスペースが割かれていた。団塊世代のシニア層の中には個人旅行を目指す人が今まで以上に増えるだろう。ビジネスクラスでの出張を経験した層にとってはエコノミークラスでの長期フライトは辛いはず。それに、格安航空券でもマイレージがアカウントされるタイプのものを、チケット購入額にもマイレージが加算されるクレジット・カードで買えれば結果的にエコノミーの格安航空券との差は更に縮まるはずだ。1キロあたり100ユーロ前後の手荷物追加料金が取られるヨーロッパからのフライトなどの場合は、30キロ以上の許容量となる手荷物枠も魅力だろう。
CAS Tour http://www.castour.com/ビジネスクラスのページではヨーロッパ往復164,800円というビジネスクラス格安航空券も出ていた。
1月3日の新聞では、JTBも負けじと「福春SALE」の広告を2ページ見開きで打っていた。こちらにもロンドン、パリ、フランクフルト往復の1月22日〜26日出発のビジネスクラスが199,800円と出ていた。JTBの海外格安航空券のページhttp://www.jtb.co.jp/fit/マイレージ加算のある格安航空券をアイコンで明示しているのでわかりやすい。
 ビジネスクラス格安航空券について知りたい人は、All About エアチケットの「ファースト&ビジネスクラス」ページhttp://allabout.co.jp/travel/airticket/subject/msub_First-business.htm も参考になるだろう。
 HISはホームページhttp://www.his-j.com/上でも初夢インターネットフェアのページを作っており、新聞広告の商品に次々と“完売御礼”の札が貼られていった。同様にJTBも「福春SALE」のページhttp://www.jtb.co.jp/e/fukuharu/を設けているので見比べてみると面白いだろう。
☆写真はヴィリニュスのリトアニア料理レストランŽalias ratas http://www.meniu.lt/cat_item.php?strid=1079&id=3088での民族音楽の生演奏