東京吉祥寺の旅の本屋「のまど」を知っていますか?

当欄で、旅の本屋「BOOK246」が東京青山一丁目にオープンhttp://d.hatena.ne.jp/Europedia/20041228 という記事を書いたが、もうひとつ東京吉祥寺に「旅の本屋」がありますとのご指摘を受けた。実は、その存在は知っていたのだが、「本屋」に行ったことがなかったこともあって、紹介が遅れてしまった。
 その旅の本屋は「のまど」http://www.nomad-books.co.jp/という。「のまど」とは、英語で「遊牧民」という意味。旅の本屋「のまど」も「遊牧民」のように何にも束縛されることなく自由な発想で品揃えをし、利用者に楽しんでもらえるような「旅の本屋」になれればと考えてオープンしたそうだ。他の書店では手に入らないレアな旅行雑誌や地図、「旅」に関連した古本など、さまざまなジャンルの雑誌や書籍を取り揃え、本を通して「旅」を感じ、「旅」への想像をかきたてることを目指すユニークな書店だ。もちろん、本のセレクトに関しては「旅の本屋」だからといってガイドブックや地図、旅行記といった本だけに限定していない。一見「旅」とは無関係にみえる文学や音楽、映画、思想、料理、スポーツ、政治、宗教などもどこかで「旅」と関連しているという考えで、広範囲な本をそろえているようだ。
 「のまど」はホームページも充実しており、地域別に新刊書と古本を分けたコーナーを設けておりオンラインでの購入も可能だ。おすすめの本や入荷したばかりの本を旅に役立つ情報とともに知らせるメールマガジン「のまど通信」も発行している。東京・吉祥寺の店ではトークショーも随時開催している。
 ユースホステルの会員証発行や海外旅行保険の申し込みも可能で、HIS特約代理店 夢屋http://www.yume-ya.co.jp/も併設されている。

古い旅関係の雑誌ということで思い出してしまったが、メールマガジン「海外個人旅行・特別講座」http://www.skiple.com/Cosmic_Dance/の99号http://www.geocities.jp/euro747/cos7599.htmlに「70〜80年代の海外個人旅行ミニコミ誌を振り返る」という記事を書いたことがある。
 そのとき、「世界ケチケチ旅行研究会」発行の「ザ・個性的な旅」を当時編集・執筆に関わったOBの一部が再結集して「手づくり世界旅の会」を作り、「地球旅遊」http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/9910/index.htmlという機関誌を発行しているということが「世界ケチ研+個性的な旅」の検索で分かった。「地球旅遊」のトップページの「会の手づくり小冊子」をクリックすると未だ入手可能な「ザ・個性的な旅」のバックナンバー・リストも現れた。残念なことにこのサイトは最近更新されていないようだ。
同じように、中近東やアジア、アフリカ、中南米などをよく取り上げていた「オデッセイ」という雑誌はどうなったのだろうかと思って探してみた。旅の友本舗「トラベルメイト」http://travelmate.org/というサイトに「オデッセイ」http://forum.nifty.com/fworld/travelmate/odyssey/ というページへのリンクがあり、「オデッセイ」のバックナンバー・リストから、ほとんどの号の表紙写真と目次を閲覧することができた。
☆写真は、オデッセイが出した手書き文字のトラベル・ハンドブック「東南亞細亞」<狂熱の楽園・混沌の大地>(水越有史郎著 1982年刊)の表紙