旅行に特化したスケジュール・ソフト「EuroData Personal Travel Planner」

昨日に引き続いて、旅行に役立つソフトに関して紹介したい。今回は、山口執筆のメールマガジン「海外個人旅行・特別講座」http://www.skiple.com/Cosmic_Dance/ 82号(2001年6月20日号)「インターネットで旅のスケジュール表作りを楽しもう 番外編」でもふれた「EuroData Personal Travel Planner」http://www.eurodata.com/ed2w/001/ed2w1.htmについて再び取り上げたい。この号をご覧になりたい方は、「ユーロペディア」の「バックナンバー閲覧はこちらへ」http://www.geocities.jp/euro747/euroback.html から見ていただくことができる。
旅程作成に役立つサイトや自分専用の旅行計画作成機能を持つページは数多くあるが、それぞれを、いちいちパスワードで開いて、情報をクリップていくのは、楽しいながらも面倒な作業だ。そこで、各時刻表サイトや情報サイトで選んだ旅程やホテルなどをひとつのページにまとめる便利なソフトがないかと調べてみたらヨーロッパで「EuroData Personal Travel Planner 」というサイトが見つかった。価格は$10と低く設定してあるがダウンロードして使ってみたわけではない。しかし、見る限りなかなか便利そうだ。
 EuroData は、パソコンに旅に特化した電子手帳ソフトをダウンロードするようなものだが、フライトや鉄道など異種交通機関の時刻表やホテル、レストラン、観光スポットなどのアイテムを統合されたスケジュール表として見せてくれる。 
 また、他のサイトから自由にドラッグ&ドロップでデータを貼り込めるので、自分にとって使いやすいサイトを選べるので汎用性は極めて高いようだ。EuroDataにはアイコンで手配項目を表示し滞在地の祝祭日を自動表示するCalendar Screen、経費節約に役立つ工夫が凝らされたItinerary Budget、重要事項を特記するItinerary Notebook、役立つサイトを要旨とURLとを一緒にファイリングできるOnline Capture、多岐に渡る旅行手配先を整理できるBookings & Reservations、すべての支出項目を自動換算するCurrency Exchangeなど、とくにビジネストラベラーに喜ばれるような配慮が随所に見られる。また、日本のビジネスマンも出張費管理や時刻表データ保存、スケジュール管理に使い慣れたエクセルやロータスなどの表計算ソフトを活用している人が見られるが、EuroDataにもこれらのソフトへのデータ・エクスポート/インポートの機能が設けられている。
ところで、このEuroDataの紹介ページからたどると「European Visits」 http://www.europeanvisits.com/というヨーロッパ旅行のウェブマガジン・サイトがあった。隔月更新のサイトだが、現在は「Exploring Germany by Train」が特集されている。トップバーのArticlesからバックナンバーを開くこともできる。「Andalusia -- Festivals and Flamenco」「Florentine Pharmacy Preserves a Rich Past」「Giverny, France」「Kafka's Prague」「The Painted Monasteries of Moldavia 」「The Pousadas of Portugal」「The Road to Santiago 」といった興味深い特集記事が並んでいた。
☆写真は、ミュンヒェン駅の出発時刻表を眺める旅行者