画像・動画・音声検索エンジンの現状 Part 2

昨日、「画像・動画・音声検索エンジン」について書いたが、さまざまな高度検索技術の実験を行っているgooラボ http://labs.goo.ne.jp/がマルチメディア検索実験http://mmm.nttrd.com/を行っており、ちょうど一年前に当欄で書いた「goo 日本語自然文検索は旅行情報探しに抜群の効果」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040215で紹介した「3Dウェブ検索実験」http://goo.ntt-infolead.net/が「マルチメディア検索実験」http://mmm.nttrd.com/と結びついて高度なマルチメディア検索が可能になっていることに気づいた。
「マルチメディア検索」で検索バーの右端にある「3D空間表示」をonにしておくと画像・動画・音声それぞれの検索結果を疑似三次元空間上に検索結果の画面をサムネイル表示のように立体的に浮かべ、その画像をクリックすることによって検索結果を次々に開いていくことができるのだ。試しに、「ウィーン」で画像・動画・音声のそれぞれ検索を行ってみたが、仮想旅行気分に浸ることができた。
 「マルチメディア検索」は、「3D空間表示」をOffにして使う場合は、専用ソフトウェアのインストールは不要だが、「3D空間表示」を利用する場合は専用ソフトウェア(FieldExplorer Ver.4)のインストールが必要だ。以前は、ソフトのインストールと「3D空間表示」利用には登録が必要だったが、現在は面倒な登録も不要だ。
「3Dウェブ検索実験」http://goo.ntt-infolead.net/の威力を知るには、ソフトをインストールしてから、[専門空間]にある、「中古車検索」や「映画検索」、[おすすめ空間]の「温泉ナビ」、「素材集」、「メディア」などを試してみるとよい。近未来の検索技術を体感することができるはずだ。
gooラボのさまざまな検索実験についてはそのサイトhttp://labs.goo.ne.jp/でも知ることができるが、 gooラボ 「スタッフブログ」http://blog.goo.ne.jp/labstaff/の方が最新の動きを知るのには便利だろう。
なお、「3D空間表示」専用ソフトを動かすにはPCとその利用環境に比較的高度なスペックが求められる。「よくある質問」のページなどで確認しておくとよいだろう。
☆写真はシエナのホテルPalazzo Ravizza http://www.palazzoravizza.it/界隈でよく見かけた猫