ホームページ・アドレスをコレクションしよう

 海外旅行をしていると、店やホテルのパンフレット、旅行会社のツアーカタログ、スーパーのちらし、酒屋のワイン・リストと片っ端から“資料”を集めるのが趣味だったが、最近はその収集癖も簡単に満たせるようになった。
ホームページ・アドレス(URL)さえ集めておけば帰国してから最新のデータがいとも簡単に眺められるからだ。URLの収集も、お店のカードをもらったりデジカメでURL入りの看板を撮ったりと容易なものだ。
先日の旅でも、オーストリアの新聞からオーストリアからハンガリー側に国境を越えたところにある歯科医院とビューティー・サロン付きのプチホテルDiamant-Dent Clinic & Hotel http://www.diamantdent.com/index.php?mn=en,homeのURLを切り抜いてきた。オーストリアも歯科治療費が高いので、週末に車で通って治療する人が多いのだ。幸い歯は健康だが、将来に備えてURLをコレクションしておいた。
ウィーン・ミッテ駅に隣接する生鮮食品市場はウィーンに住んでいた頃よく通ったものだが、そこに出店している肉屋Walter Koller http://www.koller-fleisch.at/の看板にもURLが書かれており、帰国後ホームページを開いてみると肉料理のレシピまで載っていた。
昔、クロアチア世界遺産都市ドブロヴニクを旅したときに、街を囲む城壁の上で大道絵描きさんが水彩画を売っていた。水彩画を1枚400円ほどで売ってもらうと同時に、将来この絵描きさんVelimir Stanicが世界的に有名になったときのためと名刺をもらっておいた。これも数年後に気づいたのだが、そのVelimir Stanicという絵描きさんの名刺にはちゃんとURL http://www.geocities.com/watercolourist/が記されていた。最近の活躍ぶりをホームページを通じて知ることができるというのも新しい旅の楽しみと言えるだろう。
ウィーンのレストランやショップ、見どころのホームページ・アドレスは以前にも紹介したリンク集「ウィーンのすべて」http://members.chello.at/iyasaka/ で学生食堂に至るまで知ることができる。食いしん坊で辞書片手にドイツ語を調べるのもいとわないという人は現地で出されているレストラン・ガイド「Wien, wie es isshttp://www.falter.at/wwei/home.phpのホームページを開いて左フレームのSuche(サーチ)から地域や料理ジャンル、クラス別などでレストランを検索してみるとよい。ホームページを持っている店にはリンクも張ってある。
 当欄の「クリッカブル・マップで詳細情報へ飛べるウェブガイドブック」 http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050117で紹介したwCities.com http://www.wcities.com/でViennaを見るとAccommodation、Dining、Bars, Cafés & Nightlife、Visiting the City、Shoppingの各項で紹介されている物件にもオリジナル・ホームページがあればリンクが張ってある。
Googleオーストリア版ポータルhttp://www.google.at/ディレクトリー・ページVerzeichnisからも膨大な物件のURLに巡り会えるだろう。
「旅日記の代わりに小遣い帳をつけることをすすめる」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050210では、システム手帳のリフィルを使った「旅日記」を紹介したが、そとそろ宗旨替えして、「旅日記」もモバイル・パソコンを使ってデジタル化したくなった。デジタル化すればURLを自在にちりばめ、デジカメ写真も満載したダイナミックな「旅日記」ができあがり、いつでも簡単に旅で訪れた美術館やレストラン、宿、ショップなどのホームページを開くことができるようになるだろう。公開するかどうかは別にしてブログで作ってしまうという手もある。
☆写真は ウィーン・ミッテ駅に隣接する生鮮食品市場に出店している肉屋Walter Koller http://www.koller-fleisch.at/の看板