SONY系の旅行情報ポータル・サイト「so-net travel」オープン

 ソニーコミュニケーションネットワークとスカイゲートは共同で提供する旅行情報ポータル・サイト「so-net travel」http://www.so-net.ne.jp/travel/ をオープンした。「レストランガイド」http://www.gnavi.co.jp/world/?sonetは、ぐるなびの提供する「ご当地グルメ海外版」にリンクし、「旅行記http://4travel.jp/e/so-net/ab/などの情報は「旅行のクチコミサイト フォートラベル」のものを使っている。「So-net blog」のページもあり、ここから個人がブログを作っていくこともできる。
 SONYは、薄型テレビの一部に旅行情報を配信するなどのサービスも始めており、今後、VAIOプレイステーション、ネットワーク・ウォークマンなども含めた家庭の情報機器と旅行などのコンテンツの相乗効果を狙ったビジネスを強化するものと思われる。
 以前紹介したソニーが運営するブロードバンド向けのストリーミングオンデマンドサービスWorld Event Village http://www.worldeventvillage.com/ja/は、「世界中からセレクトされる旬の音楽ライブや祭り、街の表情など、魅力溢れる映像をそこに旅しているかのように体感できる」サイトを目指すものだが、最近は「From the World オーストラリア 感慨深いおいしさ。オーガニック・ワインで乾杯!」など旅行モチヴェーションを刺激する内容が増え、こちらもSONYの総合的な旅行マーケット戦略の一翼を担っていくのだろう。そう言えば、“地上で読む機内誌”「PAPER SKY」とのコラボレーションも開始していた。
ところで、話は飛ぶが、先日銀座のSONYビルで、「トリルミナス」搭載液晶テレビQUOLIA 005(46インチで希望小売価格1,102,500円)と同じQUOLIA ブランドhttp://www.sony.jp/products/Consumer/QUALIA/jp/index.htmlのブラウン管型トリニトロンカラーモニターQUALIA 015(36インチ、840,000円、専用スピーカー別)が横に並べてあり、見比べることができた。私の目には明らかにブラウン管型の方が映像が美しく見えた。液晶やプラズマはまだまだブラウン管には及ばないと思い、民生機(手の届く値段!)のWEGAシリーズで新型ブラウン管テレビが出れば購入しようかと思っていたが、聞くところによればSONYはもうブラウン管型の製品に力を入れる気はないようだ。仕方ないので、薄型テレビがさらに進歩し、アナログ放送が打ち切られるという2011年まで買い控えることにした。どうせ、ハイビジョン・レコーダーの規格統一もずれ込むだろうし、2011年には次々世代のホログラム光ディスク・レコーダーも完成しているだろうから。
もうひとつ薄型テレビ関連では、「ASAHIパソコン」7月号http://www3.asahi.com/opendoors/zasshi/pkon/で「フルハイビジョンに備えろ!」という興味深い記事を見た。前から気になっていたのだが、「フルハイビジョン」が見られるプラズマテレビは国産品では市販されていないし、液晶テレビでもひとけたの数の製品しか出ていないのに、大手家電各社のテレビ・パンフレットを見ると、「デジタルハイビジョンプラズマテレビ」といった表現で「フルハイビジョン」画質が楽しめるかのような錯覚を引き起こす広告がまかり通っている。「ASAHIパソコン」7月の特集記事を読むとその間の背景事情がよく分かった。