第29回世界遺産委員会が24カ所を新規登録

 この7月17日に国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の第29回世界遺産委員会は24カ所を新規登録した。
 自然遺産としては、知床のほかに、ノルウェー南西部の「フィヨルド地帯」や、南アフリカの約20億年前の世界最大の隕石衝突跡「フレデフォート・ドーム」など7件を新規登録した。
 文化遺産としては、中国・マカオの「ポルトガルと中国の東西建築様式が残る景観」のほか、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦で崩壊後、2004年に修復された石造橋「スタリ・モスト」とその周辺、「ガウディの建築作品群」など17件を登録した。
これで、世界遺産は、137カ国に812にのぼり、そのうち文化遺産が628カ所、自然遺産が160カ所、両者の複合遺産が24カ所となった。
 日本ユネスコ協会連盟http://www.unesco.or.jp/contents/isan/index.html のホームページには「2003年7月時点のデータです。2004年に登録された物件のリストはこちら」と書かれており、2005年に追加された世界遺産は反映されていない。
 ユネスコ本部のホームページUNESCO World Heritage Center http://whc.unesco.org/にある「New Inscribed Properties」http://whc.unesco.org/en/newproperties/のページを見ると新規登録の24件がすでに写真入りで詳しく紹介されている。全世界遺産のリストは「The World Heritage List 」http://whc.unesco.org/en/list/を見るとよいだろう。 
 世界遺産のうち208カ所が参加する組織のホームページOrganization of World Heritage Cities http://www.ovpm.org/index.php?newlang=eng世界遺産に興味のある人には要注目だ。
 世界遺産に関するホームページは山口俊明のホームページ「ユーロペディア」の「〜世界遺産の宝庫を探訪する〜」リンク集http://www.geocities.jp/euro747/gwh.htmlにもリンクしている。ただし、リンク切れも多い。
☆右上の写真はバルセロナにあるガウディの作品 カサ・ミラ

世界遺産年報〈2005〉

世界遺産年報〈2005〉