オーディオ装置を買い換えようと思いたったものの.....

約20年ぶりにオーディオ装置を買い換えようと思っている。なにしろアンプやカセットデッキ、チューナーは21年以上前、比較的新しいCDプレイヤーにしても14年前の年代物。部品の経年変化もあって出てくる音は、さすがに痛々しいものになってきた。
 当欄の「“海外旅行の効用”でオーディオの泥沼から脱出」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050207にも書いたが、ウィーンでしばらく暮らしたおかげで生の音楽と再生音楽との埋めようのない差に気づき、オーディオに身分不相応なお金をつぎ込む気はない。そこで、いわゆるピュア・オーディオ(2チャンネルのステレオ)でお買い得な製品はないかとネットで調べ始めた。
まず、価格比較は「価格.comhttp://www.kakaku.com/に家電の「オーディオ・ビジュアル」のコーナーができており、プリメインアンプ、CD・SACDプレーヤー、スピーカーなどの比較ページがあった。個々の製品にタイするクチコミのページもあり、そのクチコミの新たな書き込みや価格変動をメールで知らせてもらうこともできる。
実際にまとめ買いで購入する際は「オーディオユニオン」http://www.audiounion.jp/などの専門店の通販サイトで見積もってもらった方が、「価格.com」で見つけた「最低価格」を買い集めるより安いこともあるようだ。
オーディオ製品の評価についてはステレオサウンド社のオーディオ雑誌「HiVi」のホームページ「HiViWeb」http://www.stereosound.co.jp/hivi/の「HiViグランプリ」や「ベストバイ」のページも参考になるだろう。「楽天」の「オーディオ売れ筋ランキング」のページhttp://event.rakuten.co.jp/ranking/pc/100155.htmlでは実際の売れ行きを知ることもできる。
 日本のオーディオ雑誌は広告の関係からか辛口の評価はなかなか見ることができない。そう言う場合は、欧米のオーディオ雑誌が頼りになる。アメリYahoo!のオディオ雑誌などのホームページはDirectory > Entertainment > Consumer Electronics > Audio > Magazines http://dir.yahoo.com/Entertainment/Consumer_Electronics/Audio/Magazines/のページにリンクされている。
オーディオ製品は、実際にその製品を聴き、機器の美しい仕上がりを見てみなければ何とも言えない。そう言う場合に便利なのが「日本オーディオ協会http://www.jas-audio.or.jp/が主催する「A&Vフェスタ2005」http://www.avfesta.com/index02.htmlなど、オーディオの“見本市”だ。「A&Vフェスタ2005」はパシフィコ横浜で05年9月21日(水)〜24日(土)まで開催される。
実は、買い換えに未だ迷いがある。その第一の理由は、オーディオのデジタル化をもう少し見据えたいという思いだ。テレビ放送の録画に特化したSONYのパソコンVAIO type X http://www.vaio.sony.co.jp/Products/VGX-X90P/のように、オーディオに特化したパソコンがあってもいいのではないかとも思う。また、パナソニックが音頭を取っている大画面テレビにインターネットを繋いで旅行、交通、情報、グルメ、ショッピングなどを双方向で楽しむことができる「Tナビ」http://tnavi.net/index.html のオーディオ版もあってしかるべきだろう。ネットによる音楽販売が盛んになり、インターネット・ラジオやデジタル・ラジオhttp://www.d-radio.jp/top.html放送も現実のものとなり、アンプのデジタル化も始まっているのだから。
昔、学生時代に理想のオーディオ機器をデザインしたことがあるが、今度は、デジタル技術とインターネットをフルに活用した“10年後のオーディオ機器像”のグランド・デザインでも勝手に描かせてもらおうか。ピュア・オーディオにとって一番の悩みの“デジタル・ノイズ”対策をどうするかが難題だが。

あの時代、オーディオへの憧れを今再び エイ文庫

あの時代、オーディオへの憧れを今再び エイ文庫