「Google Maps API」活用のユニークな地図連動サイト その2

Google Mapsを活用した日本の旅行関連サイトがさらに2つ誕生した。「楽天トラベル」http://travel.rakuten.co.jp/は、ロンドン、パリ、ローマ、ニューヨーク、ロサンゼルス、北京、上海、広州、香港など欧米とアジアの9カ国14都市において、地図上にホテルなどを表示することにより、目的地を地図上から選ぶことが可能となった。これによりユーザーは、希望の都市の観光名所や建造物から地域を選択することが可能となり、慣れない都市の予約も簡単に行えるようになるという。今後も随時、地図検索のリニューアルを行い、主要な都市を地図から選択可能とし、ユーザーの利便性を高める予定とのことだ。
楽天トラベル」はその「ニュースリリース」で、海外ホテル検索:「上海のテレビ搭付近」に宿泊したい場合を例に、
  1.世界地図から「中国」を選択します。
  ( http://travel.rakuten.co.jp/ry_kaigai.html
  2.「上海」を選択します。
  ( http://travel.rakuten.co.jp/kaigai/china/index.html
  3.「テレビ搭」を選択します。
   (地図上に主な建造物などが表示されています)
  ( http://travel.rakuten.co.jp/kaigai/china/shanghai.html
  4.検索条件を入力します。
と、その使用例を解説している。
 ロンドンhttp://travel.rakuten.co.jp/kaigai/europe/london.html とパリ   http://travel.rakuten.co.jp/kaigai/europe/paris.htmlの地図ページも挙げておこう。

 一方、カカクコムhttp://www.kakaku.com/は、ホテルの当日予約サイト「yoyaQ.com」において、「Google Maps API」を使った当日の空室検索サービスhttp://yoyaq.com/pc/index.asp#area_searchを開始した。
 トップページの日本地図から北海道、宮城、東京、長崎など13地域の中から選ぶと地図が表示され、「yoyaQ.com」で取り扱っているホテルの場所が「H」のイラストで表示される。イラストをクリックすると、ホテルの紹介文や写真、空室状況を表示する仕組み。
 これによりユーザーは、予約を希望するホテルだけでなく、その周辺情報や、近隣のホテル情報もあわせて閲覧することができるという。広域でのホテル検索を実現すると共に、実際の距離感を分かりやすく表示することで、ホテル選びをより楽しめるようになるそうだ。今後は予約受付期間の延長やホテル情報の更なる充実など、ホテル宿泊を計画時から楽しんでもらえるサービスを増やしていく予定とのこと。
カカクコムにとっては、レストランのくちコミサイト「食べログ.com」http://tabelog.com/、旅行のクチコミサイト「フォートラベル」の「世界地図で見る世界遺産ガイド」のページhttp://4travel.jp/map/?mode=sekaiisanに次いで3つ目の「Google Maps API」活用サービスとなる。
☆写真は リトアニアの首都ヴィリニュス旧市街の高級プチホテルStikliai Hotel http://www.stikliaihotel.lt/