21年ぶりにオーディオ装置を買い換えてみると

 当欄の「オーディオ装置を買い換えようと思いたったものの....」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050816で書いたように、21年ぶりにオーディオ装置を買い換え、そのスピーカーやアンプなどが本日午前中に届いた。午前中いっぱいかけて配置や接続を済ませ、視聴をと思ったところで、待っていたかのように最近オーディオに凝っている旅行業界のお仲間が訪ねてきてくれた。おかげで、客観的な評価を聞くことができた。
CDプレーヤーは、CDをさらに高音質化したスーパーオーディオCDSACD)も聴けるDENONのDCD-1650AEという機種だ。実は、この機種の14年前のタイプDCD-1650GLを今まで使い続けていたのだが、その音質の違いには唖然とさせられた。
かねがねCDは、ミニコンポやラジカセでもいい音に聞こえるよう、言わば厚化粧した音に細工されていて、その不自然な音に納得がいかなかった。しかし、SACDはそのような八方美人的な妥協をしなくて済むこともあって、実に自然で素直な音だ。お仲間からは、「マニアが大金をかけて作ったアナログLPの再生装置をコスト・パーフォーマンスよく凌駕してしまっている」との意見を頂戴した。つまり、昔の高音質のアナログLPのような柔らかくも鮮烈な音が湧き上がってきたのだ。
 スーパーオーディオCDはまだレパートリーが少ないのだが、私の好きなマーラーショスタコービッチチャイコフスキーなどのシンフォニーは充実している。ピンクフロイドの「狂気」などもCDと聞き比べてみることができた。それに、14年の歳月は、旧来のCDそのものの音も見違えるほどよく再生してくれた。
 ちなみにアンプは、同じDENONのPMA-2000AE、スピーカーはVICTORのSX-L77を購入し、スピーカーはバイワイヤリング接続で聴いている。
 スーパーオーディオCDについては、SONYが運営する「スーパーオーディオCDhttp://www.super-audiocd.com/というサイトでその概要や発売ソフトのリストなどを詳しく見ることができる。スーパーオーディオCDのライヴァルでもあるDVDオーディオについても「DVDオーディオ プロモーション協議会」http://www.dvdaudio-net.com/の立派なサイトがあった。

長岡鉄男のわけのわかるオーディオ

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