ひとり旅を応援するサイトが増加の傾向

 旅行会社の主力商品である、パッケージツアーにも、最近は1人参加者向けの格安パックが目立ってきている。
大手旅行会社の新聞広告やパンフレットを見ても、「1名1室」料金を記載したものや「一人旅歓迎」と記したものがよく目に止まる。
 今後予想される少子高齢化団塊世代の大量リタイアの動きからも、ひとり旅の比率は高まるはずだ。
 JTBのホームページの「ひとり旅応援ツアー」http://www.jtb.co.jp/lookjtb/theme/hitori/index.aspを開くと、「おひとりでもツアーに参加していただきやすいようにルックJTBでは1人部屋追加代金20,000円のコース(一部のコースは10,000円)をご用意しました」という案内があった。HISも新聞広告で、1人部屋追加代金を大幅に割引していたコースを出していた。
どこの旅行会社の新聞広告だったかは忘れてしまったが、「黒部渓谷」の旅で、シングル参加者と二人部屋利用者の料金が同じというのも見かけたことがある。利用ホテルがビジネス・ホテルとなっていたので、シングルの多いビジネス・ホテル側がサービス価格で提供して実現したものだろう。
国内の宿に関しては、「旅の窓口」「ベストリザーブ」「イサイズじゃらん」など5つの大手予約サイトを横断検索できる@nifty Travel http://travel.nifty.com/ の「国内宿泊予約」などで、人数「一人」を選択すればひとり旅歓迎の宿も見つかる。
 宿泊施設検索・予約サイト「全国の宿つつうらうら やどかり」http://www.yadokari.co.jp/には、「一人旅OKの温泉宿」というページもある。
 All About の「日本の宿」にも「ひとり旅におすすめの宿」http://allabout.co.jp/travel/yado/subject/msub_hitoritabi.htmのページができていた。
雑誌「日経おとなのOFF」の11月号http://www.nikkeihome.co.jp/2f/off/brand_new/も、「おひとり様」歓迎の名旅館を特集している。
「ひとり旅」を応援するサイトも続々と誕生している。
 海外に関しては、52才から旅を続けて13年という人が「バックパッカーひとり旅」http://www.fsinet.or.jp/~aizome/というサイトを開いていた。
 「ひとりでも大丈夫!海外ひとり旅応援サイト」http://www.geocities.jp/hitori9906/というサイトもあり、自分の見たいもの、やりたいことを優先して旅することができるひとり旅を費用効率よく行うノウハウを紹介している。計画と持物のページで構成され、それぞれ3ページずつ順番に、旅立ちまでの準備について記してある。各項目へは左のINDEX欄から直接飛ぶこともできる。たとえば、計画の1は、「旅の目的を明確にする」、「旅の情報収集」の2章からなり、外部の有用なサイトへのリンクも張られている。BBSのやり取りも活発だ。 
女性のひとり旅を支援するサイトも多い。「現代女性がひとりで快適に外食をしたり、旅をすることを応援します」という「おひとりさま向上委員会」http://ohitorisama.net/ohitorisama/index.jspというホームページは驚くほどの充実ぶりだ。
「女の子・ひとり旅・推進委員会」http://cgi38.plala.or.jp/girls-pa/ という女性のひとり旅に役立つ情報や旅行記満載の個人運営サイトも頑張っている。「旅立ち準備編」には「はじめてのひとり旅」、「バックパックひみつの中身」、「安宿・ミシュラン」などひとり旅に役立つ基本的な情報が書かれている。「赤っ恥旅行記」には、イエメンやウズベキスタンケニア〜南アなど個人旅行に必要な情報が手薄な方面の旅行記が集められている。「お宝画像掲示板」、「お悩み相談室」、「雑談系掲示板」などのコミュニケーションも盛ん。
 運営者が、「家族や友人、親戚と温泉旅行の趣味のために作りました温泉宿の検索サイト」という「e-温泉・ドット・コム★イイ女ひとり旅の宿」http://www.e-onsen.com/woman/ もユニークだ。
運営者が、「秘湯を探し求めて旅した時の旅日誌を元に、秘湯を紹介」している「ぶらり温泉 ひとり旅」http://homepage3.nifty.com/zigen/というサイトも見つけた。

三文役者のニッポンひとり旅 (ちくま文庫)

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新・女ひとり旅読本―ガールズ・バックパッカー・マニュアル

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「和」の旅、ひとり旅 (小学館文庫)

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