インターネットを駆使しフライトを追尾する

 小さい頃からの“飛行少年”である筆者は、空港でフライトの離発着を見ているだけでも幸福感に浸れてしまう。
 飛行機ファンの願いのひとつは、地球上のすべての民間航空機のフライト状況をアメリカの戦略空軍情報センターのモニター画面のようにインターネット上で見ることができることだろう。しかし、この願いも徐々にかなえられるようになってきた。アメリカ連邦航空局(FAA)http://www.faa.gov/のレーダー・データ等を活用して、アメリカ上空ばかりか太平洋、大西洋の上空を飛ぶフライトの大半もインターネットを通じてモニターできるようになったからだ。
 このような、航空機内のデジタル・マップと同じように、個々のフライトの地図位置情報や高度、速度を表示するサイトをFlight Trackerと呼ぶ。Flight Trackerについては、当欄の「Flight Trackerで個々のフライトの運航状況をリアルタイムにモニター」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20041122の記事も参考にしていただきたい。
昔、World Aviationというホームページがあり、Flight Trackingでアメリカや(一部)太平洋、大西洋の上空を飛んでいる民間航空機の飛行状況をデジタルマップ上でモニターできたほか、そのLIVE ATCのページをクリックすると北米やオーストラリアの管制塔とパイロットの交信がライヴで聴けた。夜間これを聴きながら仕事をしていたこともある。ときおり、急に聞きやすい英語に変わるとこれがJALパイロットだったりした。
 また、World AviationのAirpot Webcamsには主要空港に置かれたカメラのリンク集があり、チューリッヒ空港の場合、11カ所のゲートに備えられたカメラを自分で角度やズームを変えて動かしてみることもできた。
 9.11の同時多発テロが発生したときにも、アメリカの主要空港の管制官パイロットの会話をウェブで生中継しているLive ATCを聴いたが、日本時間の9月12日0:30にはいくつかの会話が傍聴できたが、01:00頃には、連邦航空局の飛行停止命令に伴い飛ぶ飛行機もほとんどなくなり、中継は停止あるいは無言状態が続いていた。
World Aviationのようなサイトが新たにできていないかと、久しぶりにサーチしてみると。まず、Live Air Traffic Control http://www.futurastudios.com/atc.html というサイトが見つかり、航空管制官のライブ音声や空港のライブ・カメラ、レーダー・サイト、FLIGHT TRACKERなどのサイトを多数リンクしていた。一例を挙げておけば、Northeast Atlanta Womac1 Macey Arrival http://atcmonitor.com/というようなサイトだ。
 これらのサイトをひとくくりで“Air Traffic Control(ATC)”と呼ぶが、特定ジャンルのリンク集“Webring”に、Air Traffic Control Webring http://users.forthnet.gr/ath/mpang/wrframes.htm というATCファンの宝庫が見つかった。そのList of Sites in ATC Webringのページを開くと数多くのAir Traffic Controlが見つかった。時間がないので多くは見ていないが、見始めると眠れそうにもない。

航空管制室〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

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航空管制の科学―飛行ラッシュの空をどうコントロールするか (ブルーバックス)

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航空管制のはなし (交通ブックス)

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