Googleの旅に役立つ特殊検索機能を2つ紹介

 今まで、通貨の換算をするときは164種の通貨を相互換算できるOANDA.com http://www.oanda.com/ をいちいち開いて換算していたが、日本版Google http://www.google.co.jp/の検索ボックスに“自然文”で質問しても簡単にレートが出てくることが分かった。友人の餞別に残っていたハンガリーの紙幣で1000フォリントをあげるとき、今、日本円でいくらになるか確認しておこうと思って使ってみて初めて分かった。「1000円をフォリントに」、「1円は何フォリント」、「1フォリントは何円」のいずれも有効だった。ちなみに1000フォリントは1,805円。1フォリントは0.5539円だった。Googleホームページの「Googleの特殊機能」にある「通貨換算」を見ると、「1000 円を米ドルに」、「ブラジルの通貨をマレーシアの通貨に」、「5 英ポンドを韓国のお金に」、「2.5 USD/ガロンを JPY/リットルで」といった設問もOKと出ていた。
 気になるのは表示される換算レートが何に基づくかだが、換算結果の下に出てくる「 免責事項を参照してください」を開くと「Google は、通貨換算機能で使用する為替レートの正確性を保証いたしかねます。実際に為替レートの変更によって影響を受ける取引を行う際は、現在のレートを確認する必要があります。 Google では、Citibank N.A. から提供される外国為替レートを同社の許可を得て使用しています。これらのレートは、情報提供の目的のみで使用され、予告なく変更される場合があります。実際の取引の際は異なるレートが適用される場合があり、Citibank は表示されているレートでの取引を提供するものではありません」と出ていた。
一方、米Google http://www.google.com/は、その検索ボックスに2都市の名前を入れると検索結果の最上位に、航空券価格検索ウィンドウを表示する機能を10月中旬に追加した。
「New York Chicago」と入れて検索すると検索結果一覧の最上位に「Flights from New York, NY to Chicago, IL Departing: 01/03 Returning: 01/10」と現れ、Search: の行に、Expedia Hotwire Orbitz Pricelineの4つのオンライン販売サイトへの検索キーが並んでいる。4つのうちどちらかを選ぶと、そのサイトに飛んで検索が始まるという仕組みだ。ほとんどの検索結果では Expedia Hotwire Orbitz Pricelineの4社への検索ボタンが表示されるが、現段階では各社からアフィリエイト収入等を得ていないという話だ。しかし、専門家の間では時間の問題で収益化を図るだろうし、それに乗ってくるオンライン販売サイトもあるだろうと言われているようだ。