北米航空宇宙防衛局ノーラッドのサンタクロース追跡プログラム

 NORAD(ノーラッド)は、日常は北米大陸をミサイル攻撃から守るため衛星やレーダー探査機で探知活動をしている軍事組織だが、クリスマスにはその“総力”を挙げて、出発準備段階から北極への帰還までトナカイにひかせて飛び回るサンタクロースの追跡プログラムhttp://www.noradsanta.org/index.phpを稼働し、サンタさんの移動映像を大胆にもウェブ上でストリーミング生中継してくれる。それも、日本語のページhttp://www.noradsanta.org/jp/default.phpで。追跡実況中継のアナウンスも日本語だ。
ホームページの「どうやって追跡するの!」のページには「サンタさんが出発したのをレーダーが捉えた瞬間から、私たちは北米に向けて発射される恐れのあるミサイルの警告に使用するものと同じサテライトを使い始めます。このサテライトは、地球の上空22,300マイルにある地球静止軌道(サテライトは、常に地球上の同じ地点に固定されているという意味です)に設置され、また熱が見える赤外線感知器を搭載しています。ロケットやミサイルが発射されるとき、ものすごい量の熱が放出され、サテライトはその熱を感知する事ができるのです。ルドルフの鼻は、ミサイルが発射されるときに放出するものに似た赤外線を放ちます。サテライトは、問題無くルドルフの真っ赤な鼻を感知できます」と書かれている。
 その能力はキリスト様生誕の地近くの平和維持に役立ててもらった方が世のためになるとは思うのだが、ここ毎年12月24日の夕方(日本時間)から丸一日つき合ってしまっている。
24日以前でも、「かっこいいダウンロード」のページには、追跡の模様を紹介する「Promotion Video:」やウェブ上のジグゾーパズル「Santa Puzzle」や塗り絵、クリスマスの追跡開始までの「Countdown to Christmas」、クリスマスソングの音声ファイルなどを楽しむことが出来る。
 サンタに関するサイトのリンク集Santa Claus on the Internet http://www.santaclaus.com/も紹介しておこう。

空飛ぶトナカイの物語

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