4つの欧州文化都市のクールな共同ポータル

 CoolCapitals.com http://www.coolcapitals.com/はBrink Media社とオランダ政府観光局が音頭を取って立ち上げた異色の共同ポータルだ。現在のところメンバー都市は、アムステルダムアントワープ、ウィーン、チューリッヒの4都市。共通点はヨーロッパの歴史ある芸術発信都市であることと、いずれもハプスブルク家の版図に含まれた時期があったことだろう。
フラッシュを多用したサイトはなかなかオシャレ。トップページのフライト発着掲示板から都市を選ぶことができる、各都市を美術、建築、デザイン、ファッション、料理、ナイトライフ、ショッピング、イベント、ホテル、シティ・ガイドの項目に分けて案内してくれる。都市によってはスライドショーも展開している。関連サイトへのリンクも充実。メールマガジンも発行している。

ハプスブルクに関連する共同観光ポータルとしては、すでに取り上げた、歴史的ルーツ、伝統を共有するチェコハンガリーポーランド及びスロヴァキアの中欧4カ国が「ヨーロピアン・カルテット」http://www.european-quartet.com/index.php?lang=01やドナウ河沿岸8カ国の観光促進機関が参加するDanube Tourist Commission(ドナウ流域観光促進トラベルマート)のホームページ"The Danube-A River's Lure" http://www.danube-river.org/en_home.htmlもある。
 関連過去記事:
 「地域ごとの観光局共同ポータル・サイトに注目」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20051202

ついでに、「モーツァルト生誕250周年」を記念する「オーストリア ウィーンフェスト」http://www.tokai33.co.jp/event_2006_wien.htmlが7月3日(月)〜15日(土)(日曜日を除く)の間、東京・霞ヶ関ビルにあるレストラン「KEYAKI」で開催されることもお伝えしておこう。今年は、ウィーン料理の第一人者フランツ・ツォートル氏を招き、モーツァルトにまつわる料理やさまざまな企画を開催する予定という。7月15日(土)には、先着予約100名限定の“ウィーン料理とチターコンサート”も催される。
☆写真は ギルドハウス(Zunfthaus)が立ち並ぶチューリッヒのリマート河岸

カール5世とハプスブルク帝国 (「知の再発見」双書)

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