Amazonの「なか見!検索」で旅の副読本を“立ち読み”

ラオスの織物に関するサイトを探していたら、Amazonの便利さに改めて気付かされた。
最初に、Googleで「ラオス 織物」と検索してみると、旅のヒントにもなる興味深いサイトがいくつか見つかった。
 「ラオス・タイの織物と旅」http://homepage1.nifty.com/fmac/index.htmは、ラオス、タイ、ミャンマーインドネシアの染織情報を総ページ数120に及ぶの豊富な記事と写真で紹介するホームページだ。ラオスの浮織、タイの絹緯がすり・シルク縫取織、ミャンマーの絹スカート、インドネシアの綿絣などを暮らしぶりと併せて詳しく紹介している。「アジア織物論」、織物との出会い旅で巡りあった100人を紹介する「布の風100人衆」、「アジア旅のみやげ」、「風景画像アルバム」、「アジアン雑学」などのコーナーもある。
 「布・織物を通じてアジアの世界を、その人々を、敬意をもって謙虚に水平な眼線で見たい」という思いで綴られた「ラオスの歩き方」など実際に役立つ旅行記事も豊富だ。
SHOKU「サバンの布」http://www.shokuintl.jp/index.htmというサイトには「ラオスの織物 夫婦で再興」http://www.shokuintl.jp/nikkeikara.htmという記事があった。
 京都にあるアジアンレストランキンカーオKin Khao のサイトの「テキスタイル」 http://www.geocities.jp/kinkhaoasia/textile.htmlのページも興味深い。
財団法人アジアクラブ(今年3月に解散)が発行していた月刊誌「アジアクラブマンスリー」のVol.27(ラオスhttp://www.asianclub.or.jp/monthly/28/katati27.htmlの「ラオス―伝統の再生と育成を担う女性たち」も読み応えがある。

 さて、Amazon http://www.amazon.co.jp/の話だが、以前から気がついていた本の中身を“立ち読み”できる「なか見!検索」の機能の便利さに改めて驚かされた。
 和書サーチ・ボックスに、「ラオス 織物」と入力し、GOボタンを押すと、検索結果リスト一覧の上部に「検索結果」と「なか見!検索結果」の2種類の選択ボタンが表示される。8冊並んだ「なか見!検索結果」をクリックすると、各検索結果の末尾に「『ラオス 織物』の本書中の引用ページについてはこちらをご覧ください」と表示があり、「こちら」をクリックすると、「ラオス 織物」についてふれたページをPDF形式で読むことができる。ただし、「『なか見!検索』は当サイトが出版社の許可を得た書籍だけが対象」となるので、関連記事のあるすべての本が読めるわけではない。

 Amazon によれば、「『なか見!検索』は欲しいと思っているまさにその本を、全文検索で探し出すことができる、画期的な検索機能です。以前は書籍タイトル、著者名、出版社名、トピック、ISBN、そして登録された関連キーワードのみから検索されていたのですが、「なか見!検索」では、本文中のあらゆる語彙・語句が検索対象となるため、従来の方法では検索結果に出てこなかった書籍も探し出すことができます」とのことだ。
 試しに、個人的興味から「オーストリア ワイン」(34冊)、「ヨーロッパ 鉄道」(315冊)、「ヨーロッパ 温泉」(101冊)といった「なか見!検索」を行ってみたが、面白くてつい時間を取られてしまった。旅を豊にするための“副読本”探しに欠かせない機能となりそうだ。
関連過去記事:「世界の刺繍と民族衣装に興味のある人へ」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20051128

夫婦で暮らしたラオス―スローライフの二年間

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