「Infoseek マルチ翻訳」が「欧州 5ヶ国語翻訳」を提供開始

 「楽天」のポータル・メディア事業カンパニーInfoseek のニュースリリースhttp://release.infoseek.co.jp/release/2006/0605.htmlによれば、「Infoseek マルチ翻訳」http://translation.infoseek.co.jp/ が「ポータルサイト初の『欧州 5ヶ国語翻訳』を提供開始。ワールドカップにちなみ、ドイツ語の関西弁翻訳も」とのことだ。
 「Infoseek マルチ翻訳」は、英語、韓国語、中国語の3言語に対応したテキスト翻訳、ウェブ翻訳が可能なマルチ翻訳サービスとして、2001年7月にサービスを開始していたが、今回のリニューアルで、新たに“フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語ポルトガル語”翻訳機能を備えし、8ヶ国語に対応した。「翻訳精度の向上や、お楽しみ機能として『関西弁変換機能』、文体の選択ができる機能など、大幅に機能を追加し、さらに便利にご利用いただけるサービスへと発展しています」とのことだ。
 日本で無料で簡単に利用できる翻訳サービスとしては、「エキサイトのウェブ翻訳機能」http://www.excite.co.jp/world/url/が先行していたが、これは、英語、韓国語、中国語の3言語対応にとどまっている。 
 「Infoseek マルチ翻訳」は、この機会に辞書の語数も大幅に増量し、たとえば英日翻訳の場合103万語、日英翻訳の場合113万語を収録しているそうだ。
 早速試しに、毎朝メール購読しているウィーンのドイツ語日刊紙Kurier http://kurier.at/の政治面記事をWeb翻訳してみた。固有名詞・政治用語を不得意としているようなので日本語訳は、支離滅裂。かろうじて概要が察せられるといった程度のものだ。不思議なことに「関西弁変換機能」で訳した方がより意味が通じた。通じると感じたのは、私が神戸に本籍を置く人間ということもあるだろうが、なによりもオモロイやんか。
ワールドカップ関連記事をドイツのスポーツ紙Sport Bild http://www.sportbild.de/などから関西弁に訳してみるのも一興だろう。
もちろん、フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語ポルトガル語のローカル観光局サイトやイベントガイド、交通機関サイト、現地新聞・雑誌、レストラン・ガイドなどを試してみるのもよいだろう。
資金力・技術力を活かしてGoogleにも「欧州 5ヶ国語日本語翻訳」を開発してもらい、Infoseekやエキサイトと競って、翻訳力を磨いて欲しいものだ。
関連参考記事:
Google検索エンジンがついに英語サイトの日本語翻訳機能BETA 版を公開」 http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20041120

翻訳に役立つGoogle活用テクニック

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