東北・北海道への小旅行レポート その2

 2日目の朝、八戸から「特急スーパー白鳥1号」で青函トンネルhttp://www.hakodate.or.jp/JR/tonnel/default.htmを経由して函館へ向かった。所要約3時間。青函トンネルの通過に要した時間は25分間ほどだ。
函館では、駅近くのビジネスホテル「ポルト函館」http://www.porto-hakodate.com/index.htmlに泊まった。1泊シングルで4,000円。日本のホテルも安くなったものだ。いや、ヨーロッパ(あるいはユーロ)が高くなったと言うべきだろう。ヨーロッパにも日本のビジネスホテルに似たコンパクトなホテルが増えてきているが、同じようなロケーションと設備なら2〜3倍の料金がふつうだ。
函館でのお目当ては、安政4(1857)年に工事が開始され、慶応2(1866)年にすべての工事が終了し、慶応4年(1868)に落城した日本初のフランス築城方式の星型要塞「五稜郭」の見物と、元町の洋館見学、それに夜景の鑑賞だ。
 築城術には元々興味があり、ヨーロッパでもフィレンツェやウィーンを初め「五稜」もしくは多角形の城郭跡は多数目撃した。その西欧風要塞が幕末の日本にあったということに好奇心をくすぐられた。
まず、2006年4月1日に完成したばかりの高さ107mの新「五稜郭タワーhttp://www.goryokaku-tower.co.jp/に登り、90mの高さの展望台から五稜郭を俯瞰してみた。展望台からは、函館山津軽海峡、横津連峰も見晴らすことができる。五稜郭の歴史を学べる展示スペース「五稜郭歴史回廊」も内容が充実していた。とくに、五稜郭に似た構造のヨーロッパの城郭を地図と写真で示した展示が興味深かった。オランダのヘレヴーツリュイス、ナールデン、ドッカム、ウィレムスタット、フランスのカレー、ドイツのミュンスター、イタリアのパルマノヴァ、フィレンツェ、ロシアのサンクト・ペテルブルクなどが挙げられていた。
俯瞰した後、庭園になっている五稜郭を歩き、敷地内にある市立函館博物館五稜郭分館を見物した。市立博物館には、「五稜郭築造」http://www.museum.hakodate.hokkaido.jp/collection/rekishi/03.htmlというホームページもある。 

 五稜郭に関しては、個人運営の「五稜郭http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2903/goryoukaku.htmというページもあり、そこには、「長野県佐久市臼田町にも五稜郭龍岡城五稜郭)があります。現在は田口小学校が中に建てられています」とあって、「さくだいらうぇぶ」http://www.sakudaira.jp/top/sights/usudasights.htmへのリンクが張られていた。 

五稜郭の参考になるヨーロッパの城塞都市に関するサイトや地図ページを挙げておく。
Castles of Europe http://home.houston.rr.com/clively/
Castles Links http://home.houston.rr.com/clively/ClintLinks.html
Mot's Castle Page - This is a great page for castles in the Netherlands http://www.castles.nl/list.html
地図Firenze1913年 http://www.lib.utexas.edu/maps/historical/firenze_italy_1913.jpg
Castle of Good Hope Cape Town http://www.southafrica-travel.net/westcape/cato_02.htm
Palmanova http://www.palmanova.it/pal_frame_in.htm (九稜郭?)
Münster http://www.lib.utexas.edu/maps/historical/baedeker_n_germany_1910/munster_1910.jpg
Sankt-Peterburg http://historic-cities.huji.ac.il/russia/peterburg/maps/anonymous_1737_b.jpg

 元町の洋館見学と夜景鑑賞は、同じく幕末に開港され洋館が建ち並び夜景が自慢の長崎で育った者としての興味からだ。
元町の散策コースとロープウェーで登る函館山からの夜景については「函館タウンなび」の「元町・函館山・夜景」のページhttp://www.hakonavi.ne.jp/site/course3/index.htmlで知ることができる。「WEB函館」のページhttp://www.whako.com/hakodate/jm2/index.htmlは観光のほかにもグルメやショッピング情報に詳しい。
夜景は「函館山ロープウェイhttp://334.style6.com/jp/や「STV札幌テレビ放送」のライブカメラ http://www.stv.ne.jp/webcam/hakodate/index.htmlで楽しめる。
☆右上の写真は 五稜郭タワーからの五稜郭の眺め

箱館五稜郭物語

箱館五稜郭物語

古城事典 (「知」のビジュアル百科)

古城事典 (「知」のビジュアル百科)