超軽量ハード・スーツケース最新事情

テロ対策強化とジェット燃料高騰のおかげで無料手荷物許容量のチェックがますます厳しくなってきているようだ。そこで、今回は、最近の超軽量スーツケース事情を調べてみた。
 当欄の2年半前の記事「欧州からの帰国便にたいする無料手荷物許容量チェックが厳しくなった 」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20041201では、「見つかった範囲で一番軽量なものはドイツのメーカーRIMOWA http://www.rimowa.de/チェコで作っているSALSAというシリーズのようだ。これは、ポリカーボネイト素材というもので作られており、66×45×25のもので3.3キロという軽さ。価格は、3万6000円という標準価格が設定されているようだ。外部からの衝撃や圧力により押しつぶされても元の形状に戻る復元力も強いという」と書いた。
 そのときに、取り上げた、「楽天市場カバンのセレクション」http://www.rakuten.ne.jp/gold/selection/を覗いてみると、RIMOWA SALSA PLUS(ブルー 高さ80×幅55×奥行き27cm 、104リットル、重量 4.0kg ) が、09月30日までの期間・数量限定で29,800円(定価54,600円)と表示されていた。

一方、「セレクション」のトップページ右上の「8月の売れ筋ランキング」を見ると、1位がTITAN Xenon(Lサイズ)となっていた。実は、このドイツのトーマス・ワーグナー社のポリカーボネイト製スーツケース「TITAN Xenonタイタンゼノン」http://www.titan-bags.com/index.php?id=20&L=2カタログハウスhttp://www.cataloghouse.co.jp/index.htmlの「通販生活」誌上で高い評価を得ていたので気になっていた商品だ。「通販生活」の2007年版「ピカイチ事典」によれば「頑丈なのは本体だけでない。キャスターの壊れにくさも独『テスト』誌(04年1月号)で高く評価されている」と書かれていた。
 TAITAN Xenon のL size (75×57×30cm 、106リットル)は、約3.9kg (通販生活では約4.0kgと表示)で税込価格は22,575円。輸入販売元は、双日ジーエムシー株式会社でTAITAN Xenon の日本語ホームページhttp://www.boq.jp/hp/titanxenon/もできている。 
 「Studying Abroad in Canada」http://gray.ap.teacup.com/canadian_life/というサイトの「タイタンゼノン到着!!」http://gray.ap.teacup.com/applet/canadian_life/msgcate12/archiveには購入者の評価が書かれていて興味深い。
 TAITAN Xenon は、「セレクション」のほか、「ノアシス楽天市場店」http://www.rakuten.co.jp/n-oasis/706485/706255/などでも販売されている。 
なお、通販サイトは価格が容易に比較されてしまうので、逆に、大幅な値引きは表向き仕入れ先などに遠慮しなければならないという事情もあるようだ。「セレクション」の「ここだけの話」http://www.rakuten.co.jp/selection/412429/414798/のページには婉曲な表現ながらもお得な購入方法のヒントが示唆されている。また、新宿駅西口から歩いて5分の「セレクション」店舗http://www.rakuten.co.jp/selection/416949/まで出向けば特別価格があるかもしれない。

 日本製では、バッグ作りの老舗エースhttp://www.acebag.co.jp/index.htmlが、ポリカーボネート樹脂を採用したSPECCHIO(スペッキオ)http://www.proteca.jp/products/hard/specchio/specchio_p.htmlシリーズを販売している。シリーズの中で一番大きなものは73×53×29 cm、96 リットルで重さ4.6 kg、44,100円だ。
 エースのスーツケースブランドProtecA[プロテカ]は、百貨店や旅行専門店などで手に入る旅情報のフリーマガジン「ProtecA」も発行しており、記事は「プロテカマガジン」http://www.proteca.jp/worldview/index.htmlのページでPDF形式で閲覧できる。

 旅行会社の旅行用品通販ページも一見の価値がある。旅行する側の視点に立ったスーツケースの選び方やスーツケース・メーカーとタイアップして作ったオリジナル・スーツケースなどが紹介されている。「地球の歩き方style」http://www.rakuten.ne.jp/gold/arukikata/や「H.I.S.地球旅市場」http://www.his-j.com/ichiba/index.htmJTB商事が運営する「旅道具屋」http://mall.jtb.co.jp/asp/TenantTop.asp?Tn_c=tabidoguなどが代表的だ。

☆右上の写真は愛用のマルエム松崎http://www.maruem.co.jp/製“コラーニX”(67×50×24cmの大きさで6.8キロもある)

安全・快適 旅の道具事典 (地球の歩き方―旅マニュアル)

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