30年ぶりにヴィルサラーゼのピアノが聴ける!

1976年9月〜1979年10月の3年間に渡るウィーン滞在中に錚々たるピアニストの名演を聴くことができた。ミケランジェリポリーニアシュケナージ、フリードリッヒ・グルダチック・コリアとのデュオも聴いた!)、イェルク・デームス、バレンボイムなどなど。しかし、誰よりも印象的な演奏を聴かせてくれたのは日本ではほとんど無名だった30代半ばの女性ピアニスト、エリソ・ヴィルサラーゼ( Eliso Virsaladze)だった。 「1976年9月〜1979年10月ウィーン音楽会鑑賞記録」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040201のページにも記したが1976年12月6日にコンツェルトハウス大ホールで開かれた演奏会で、シューベルトのピアノ・ソナタ ニ長調 Op.53 D.850 、プロコフィエフのSarkasmen(風刺)、シューマンクライスレリアーナなどが演奏された。とくに、アンコールの小品が鮮烈に印象に残っている。演奏会のその日から、このピアニストの名前だけは忘れまいと頭に刻みつけた。

 20歳のときチャイコフスキーコンクール3位入賞という比較的地味な経歴だが、現在は世界的に認められたピアノ教育者として知られており、演奏面での活躍はほとんど報じられていなかった。
 その彼女がサンクトペテルブルグフィルハーモニー交響楽団(旧称レニングラード・フィル)とともにこの11月に来日し、22日(水)に東京サントリーホールで演奏会http://www.japanarts.co.jp/html/2006/orchestra/st_petersburg/index.htmを開く。
 演目は、リャードフの「キキモラ - 民話」 op.63、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が予定され、彼女の演奏ではないがショスタコーヴィチのオラトリオ「森の歌」との組み合わせになっている。
 インターネットで彼女の名を検索してみると“ヨーロッパの中心ベルギー、ブリュッセルより発信中”の「ゴロウ日記 」に「ヴィルサラーゼ爆発」 http://www.gorodiary.com/archives/2006_4_29_248.php という記事があった。

そう言えば、今日は「ローソンチケットhttp://www.lawson.co.jp/lawson_pass/ticket/index.html#topから、先行予約で取っておいた来年2月の「シャルル・アズナブールラ・ボエーム最終章 ありがとう、さよなら日本公演」http://www.conversation.co.jp/schedule/aznavour/ のチケットも届いていた。
ヴィルサラーゼもアズナブールもこれまで何度か来日公演したそうだが、聞き逃してしまっていた。これからは、後悔することのないように、「@電子チケットぴあ」http://t.pia.co.jp/や「チケット・クラシック」http://www.classic-japan.com/、「チケットポンテ」http://www.tponte.com/ソニーグループとセゾングループが合同で作ったチケット販売サイト「イープラス」http://eee.eplus.co.jp/index.htmlなどに網を張って、聞き逃さないようにしよう。
参考記事:「日本でも演奏会チケットの直前半額販売が本格化」 http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040909
☆右上の写真はウィーンのコンツェルトハウス http://konzerthaus.at/外壁にある作曲家グスタフ・マーラーhttp://en.wikipedia.org/wiki/Gustav_Mahlerレリーフ

ブラームス:弦楽四重奏曲全集

ブラームス:弦楽四重奏曲全集