JTBが運営する「ヘルスツーリズム研究所」

JTBが運営する「ヘルスツーリズム研究所」が今年の4月にホームページhttp://www.jtb.co.jp/healthtourism/を開設していた。
 「日刊トラベルビジョン」http://www.travelvision.jp/の「ヘルスツーリズム研究所、JTB旅と健康セミナー第1回特別企画に協力」 http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=26783という本日付の記事を見て、念のために「ヘルスツーリズム研究所」と検索してみて気付いた。
 「ヘルスツーリズム研究所は、ほんとうに価値ある『健康な旅』の創造のために、大学、医療機関と連携し、科学的根拠に基づく健康(EBH: Evidence based Health)と科学的根拠に基づく医療(EBM: Evidence based Medical)をもとに活動を展開」、「現代の科学と医療、そしてネットワークを駆使し、健康な旅のツアー商品、観光地旅行の企画、コンサルティング、トラベルメディスンの医療・情報提供を実現していきます」とのことだ。
 旅行先で心身ともにいい食事を楽しめる医食同源マクロビオティックツアー、温泉浴、森林浴などその地ならではの健康素材を活かしたツアー、糖尿病など持病をおもちの方も安心して参加できるツアー、また旅行用英文診断書の仲介・作成などを行っている。
 「トピックス」の項には、「医食同源の旅」個人宿泊プラン、信州マクロビオテック・医食同源の旅モニター募集などの案内が並ぶ。
 「ニュースリリース」の項には、 「こころとからだにやさしいディナークルーズセミナー」、「市民公開講座−海外渡航での感染症のリスクに備えるには?」など「健康な旅」に関する講座等の案内が掲載されている。
 トップバーにある「ヘルスツーリズム推進地」http://www.jtb.co.jp/healthtourism/promote/index.aspを開くと、日本各地の「ヘルスツーリズム推進地」を地図から開くことができる。

 ヘルスツーリズム研究所は、日本渡航医学会http://www.travelmed.gr.jp/の監修で旅先で困らないための予防法からイザというときに役立つ対処法までを、わかりやすく解説した「トラベルメディスン」(3,500円 全92ページ・B5版)http://www.jtb.co.jp/healthtourism/info/index.aspも発行している。Amazonでは販売していないようだ。
目次を紹介すると、
I.序論
II.海外での病院受診方法
III.航空機内で起こる病気
IV.旅先での環境変化による病気
V.感染症
VI.国内旅行における病気
別冊「旅行中のファーストエイド」(全100ページ・B6版)
A.具合が悪くなったときの応急処置
B.チェックリスト
C.マラリア予防問い合わせ先リスト、海外医療情報サイト等
D.病・からだの部位の英語名
E.緊急時チェックシート(15カ国語)

 ヘルスツーリズム関連では、当欄過去記事「海外医療を考えてゆくことを目的とした日本渡航医学会」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060131も参照していただきたい。そこで紹介した「日本渡航医学会」http://www.travelmed.gr.jp/と「日本旅行医学会」http://www.jstm.gr.jp/のホームページ・アドレスが変更になっていたのでついでに修正しておいた。

■今日のブックマーク記事■
□The Baltimore Sun.com“Private accommodations an option in travel abroad”
 http://www.baltimoresun.com/business/bal-bz.ym.started26nov26,0,531344.story?coll=bal-business-headlines
アメリカ人にとってもユーロ高は痛いようで、「プライベート・ホームやアパートメント滞在も選択肢に」という記事が掲載されていた。
□Nikkei BP Net「エコを楽しむ旅に、行ってみたい?(後編)」
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/eco_society/061124_tour2/

☆右上の写真はフィレンツェの旧育児院ロッジアのアーチの上を飾るデッラ・ロッビア作の彩色陶器「産着に巻かれた赤ん坊」

海外健康ハンドブック: かかりやすい病気対策から英語で症状を訴える法まで

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