ガイドブックを自作しよう

 当欄の「英語の“デジタル・ガイドブック”を活用しよう」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060525などで、海外のデジタル・ガイドブックの網羅性と更新頻度の高さを紹介したが、言葉のハンディで読みこなすのは苦手という人もいるだろう。
そういうときは、ポータルサイトが提供する「ウェブページ翻訳」を活用するとよい。
数年前、バルト3国を旅したときに、日本人女性で英語の「バルト3国ガイド」をウェブページ翻訳し、カラーでプリントアウトして製本した人を見かけたが、日本のガイドブックがカバーしていないところを旅する際は見習ってもよいだろう。
「最新多機能プリンタの使い心地」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20061114で紹介したように、両面印刷機能を使えば、重さも気にならないだろう。
また、どうせなら、ワープロソフトで複数のガイドブックからいいとこ取りし、写真も含めて編集し直すとよい。自分の旅行計画に合わせて必要な都市だけを、日程順に綴じていけばオーダーメイドのガイドブックが出来上がる。ついでに、各都市でしなければならないことやエンターテイメント鑑賞のスケジュール、買い物リスト、日没時刻などを赤字で書き込んでおいてもよい。さらに、「ぐるなび海外版」http://www.gnavi.co.jp/world/などで、現地の訪ねたいレストランのメニューと値段を加えておいてもよいだろう。私なら、飲みたいローカルワインの一覧やヴィンテージチャートも加えておく。
 実は、以前大きめのシステム手帳にガイドブックをバラして6穴を開け、観光局のパンフレットなどと一緒に旅程順に綴じていた。「旅日記の代わりに小遣い帳をつけることをすすめる」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050210で紹介した「旅のリフィル」とひとまとめにして携帯していたのだ。プリントアウトしたものを製本する代わりにシステム手帳のリフィルのようにまとめてみるのもいいかもしれない。
最後に、翻訳関連サイトをいくつか紹介しておこう。
 Infoseek翻訳http://translation.infoseek.co.jp/は、英語・韓国語・中国語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語ポルトガル語の8カ国語のウェブページ翻訳が可能だ。
「Infoseek 翻訳 ヘルプ」http://translation.infoseek.co.jp/help/input.htmlのページは各国語の特殊文字等の入力方法を知るのに便利だ。 
 エキサイトhttp://www.excite.co.jp/world/のウェブページ翻訳は英語・韓国語・中国語の翻訳のみ可能。
無料の翻訳ソフトは誤訳や珍訳も目立つが、有料の翻訳ソフトはかなり進化してきているようだ。有料翻訳ソフトは「翻訳のためのインターネットリソース」http://www.kotoba.ne.jp/で見つけることができる。「翻訳ソフトの評価」http://homepage2.nifty.com/oto3/sokuho.htmlという各ソフトの実力のほどを試しているサイトもあった。
 当欄の「Infoseek マルチ翻訳が欧州 5ヶ国語翻訳を提供開始」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060608も参照していただきたい。

■今日のブックマーク&記事■
□「マリー・アントワネットゆかりの地を訪ねる旅」
http://210.136.3.51/france/marie_antoinette/
ミュージカルや映画の「マリー・アントワネット」上演を機に、オーストリアとフランス政府観光局が共同でマリー・アントワネットをプロモーションするサイト。
□「観光立国推進基本法が、平成19年1月1日より施行」http://www.otoa.com/home/topics_hid_ditail.php?serial=38 
 OTOA(日本海外ツアーオペレーター協会)のホームページが07年1月1日より施行となる「観光立国推進基本法」を紹介している。
JTB「有休消化/卒業旅行特集」http://www.jtb.co.jp/season/kaigai/earlyspring/
有休消化の旅行と卒業旅行をひとまとめに扱う姿勢は大いに賛成。
□NIKKEI NET 麻倉怜士のニュースEYE
「SEDは薄型TVのレクサス―圧倒的高画質は折り紙つき」
http://it.nikkei.co.jp/digital/special/net_eh.aspx?n=MMITxw000017102006
□日経BP「IT/YouTubeより高画質のStage6、ユーザーの半数は日本から」http://www.nikkeibp.co.jp/news/it06q4/520680/ 
Stage6 http://stage6.divx.com/indexの紹介記事。Stage6での視聴にはプラグインソフトのインストール(無料)が必要。)
☆右上の写真はエストニアの首都タリンの広場