新聞フロントページのポータルNewseumがリニューアル

 日本語環境のないコンピューターで日本の新聞を読むには、Newseum http://www.newseum.org/というサイトのToday's Front Pages http://www.newseum.org/todaysfrontpages/が便利だということは当欄でも何回か取り上げたが、そのNewseumがリニューアルしていた。
 Newseumでは、その日の世界55カ国の530誌の新聞第1面のJPEG画像を、トップバーのSort Papers by Regionもしくはアルファベット順のList、Mapから選んで行って閲覧することができる。JPEG画像では、写真や見出しが判別できる程度の鮮明度だが、各紙のページのトップバーにあるReadable PDFをクリックするとPDF形式の画面が開き詳細を読むこともできる
 Print Pageでプリントアウトも可能だ。また、Web Siteから当該新聞のオリジナル・サイトを開くこともでき、さらに詳細を知りたい、あるいは第1面以外の記事も読みたいというときに便利だ。現在日本の新聞は、朝日新聞のみが取り上げられている。

 リニューアルの主な点は、Today's Front Pagesやそこから開いた各Regionのページで各紙のフロントページがサムネイル画像で一望できる点だ。よく、テレビのモーニングショーで、新聞各紙の第一面を並べて勝手なことを言っているコーナーがあるが、あれと同じようなことを自分の独断と偏見で世界中の新聞で行うことができるのだ。

 うかつだったが、Newseumは新聞のフロントページだけが眺められる便利なウェブサイトとばかり思って、運営主体がどこなのかも知らなかった。リニューアルしたサイトのトップhttp://www.newseum.org/を開くと、昨日訃報が伝えられたアメリカの偉大なジャーナリストDavid Halberstam氏の追悼記事の下にNewseum Grand Openingという写真入りの記事がある。ここを開いて知ったのだが、昨年秋、Newseum の運営主体のワシントン中心部に“報道博物館”が完成して再オープンしたそうだ。Newseumはウェブサイトは、その活動のほんの一部で、アメリカのメディアやジャーナリスト、報道に関心を持つ富裕層に支えられたまさに、“報道博物館”だと初めて知った。
検索してみると、OTOA(日本海外ツアーオペレーター協会)の「国別観光情報」のバックナンバーに「アメリカ ワシントンDC / Newseumが2002年3月3日をもって、移転のため一時閉館 ... 1997年4月の開館以来、訪れる人々に報道(ニュース)の意義と真の姿を一般の方々にわかり易いかたちで公開してきたNewseum(ニュージアム)。 このNewseumが、移転 ...」という記事http://www.otoa.com/support/country_ns_ditail.php?code=3056&area=K&country_name=HW&city_name=HHNがあった。観光ポイントでもあったのだ。


当欄の関連過去記事:「海外の日本語新聞のリンク集」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060424


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