世界中の自然災害・人災をウォッチするAlert Map

 自然災害に関しては、米国赤十字とCNN等が共同運営していた、世界地図上に嵐や火山噴火、地震、干ばつ、飢饉、洪水、雪崩、森林火災などの発生位置を示すEarthWatchという優れたサイトがあったが、いつの間にか母体となるサイト共々消滅していた。
同様の機能を持ったサイトが他にないかと気になっていたが、週刊アスキーhttp://blogmag.ascii.jp/weeklyascii/の6月12日号の「最新無料地図サイト11」という記事に、ハンガリー非営利団体National Association of Radio-Distress Signalling and Infocommunications(Radio-Distress Signallingは無線遭難信号の意)http://www.rsoe.hu/がRSOE HAVARIA AlertMap http://visz.rsoe.hu/alertmap/index.php?smp=&lang=engいう優れた災害地図を運営していることを知った。
EarthWatchよりも詳細で更新頻度も高く、Google EarthRSS/XMLなどの最新技術を駆使した優れたサイトを構築している。トップページの上部には世界地図が描かれ、アイコンで災害の種類を図示している。アイコンの説明は地図の下にあるIcon descriptionを開くとよい。
 Icon descriptionの下にあるSelect areaで地域を絞り込むこともできる。Short time events の項には最近の災害発生レポートが並んでおり、異常気象からハチの襲撃、火山の噴火、地震、交通事故、熱波、竜巻、疫病、森林火災、洪水、食中毒、地滑り、大停電、サイバー事故などありとあらゆる災害が取り上げられている。
Short time eventsの次には、Earthquake events、Active tropical storm systems、NOAA(米国海洋大気庁) Tornado Reports、NOAA Storm Reports、NOAA Hail(ひょう・あられ) Reports 、Active volcano on Earthなど災害別、情報源別のリストも設けられている。

検索してみると、このAlert MapをレポートしているITmediaのThe Wall Street Journalからの翻訳記事「リアルタイムで世界の危機が見える災害マップ」http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/13/news099.htmlも見つかった。

 なお、以前紹介した、NASAが運営する火山噴火、洪水、森林火災、大気汚染、ハリケーンなど大規模自然災害を衛星から撮影した写真を中心にレポートするサイトNASA Earth Observatory - Natural Hazards http://earthobservatory.nasa.gov/NaturalHazards/は今も健在だった。

■参考過去記事:
「環境問題の解決のために地道な活動を続ける Earthwatch Institute」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060223
地震津波などの天災に関する情報を集めるには」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20041227
「インターネット活用危機管理術 Ⅳ 現地で見たいサイト 」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060302

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☆右上の写真は 南伊豆の差田にあったユニークな信号機

この方法で生きのびろ!―旅先サバイバル篇

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