ピースボートの“トパーズ号”見学会に参加

 今日は、当欄の「星眼鏡ノオト〜アルハンブラアメリカンホテル」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040323で紹介した長崎の市民ミュージカルのモデルともなった大叔母の墓参りに横浜の外人墓地に行ってきた。

 その帰りに、ピースボート http://www.peaceboat.org/index_j.htmlの“トパーズ号”見学会に参加してきた。ピースボートは“船旅を通じて国際交流を深める”NGOで、その船旅はジャパングレイス社http://www.japangrace.com/が企画・実施している。

 ピースボートは「みんなが主役で船を出す」を合い言葉に集まった、好奇心と行動力いっぱいの若者達を中心に、アジアをはじめ地球の各地を訪れる国際交流の船旅をコーディネートしている非営利のNGOだが、その船旅の参加者は、「10代〜30代の若者が5割程度、50代以上の熟年層が4割程度、その他の年齢層が1割程度」となっているそうだ。
 しかも、「80%以上の参加者がひとりで参加しています」とのこと。ちょっと一般に持たれているイメージとは異なるようだ。世界一周の料金も、4人部屋は、さすがに安いが、海の見えるシングルルームだと、一般の日本発世界一周クルーズと大差ないようだ。

ピースボート傭船している“トパーズ号”は、1955年イギリスのグラスゴーで進水。進水式にはエリザベス女王もご臨席あそばされたとのこと。トパーズも女王陛下もともにご長命だ。就航当初は「エンプレス・オブ・ブリテン(Empress of Britain=イギリス皇后)」という船名で、パシフィック・カナディアン・ラインの大西洋航路モントリオール線に就航していた客船だった。
 船籍は、パナマ総トン数は、31,500トン。全長195m、全幅27m。乗客定員1,487人。1994年全面改装されたが、進水から半世紀以上経ち、ssMaritimeのThe Topaz http://www.ssmaritime.com/topaz.htmという記事では、“50年代のエレガントな生き残り”と評されている。

見学会は、6月6日に戻ったばかりの「第56回地球一周の船旅」と6月9日出発の「第58回地球一周の船旅」の合間を縫って催された。
海側のシングルルームやペア・パシフィックという豪華な客室も見学させてもらったが、全面改装のおかげで、半世紀の船齢はあまり感じられなかった。しかし、船の外壁やデッキなどをよく見ると老朽化はかなり進んでいるようだ。

 メイン・ダイニングも見学させてもらった。どうしてもチェックしたかったのは、ワインの料金。外洋クルーズなのだから当然なのかもしれないが、ワインは免税価格で、1,440円から3,260円(仏Mouton Cadet)とリーズナブルだ。

ピースボートの趣旨には大いに賛同するので、いつかはクルーズに参加してみたいと思っているのだが、実現する頃には、“トパーズ号”はお役ゴメンになり、別の船に変わっているのかもしれない。

関連過去記事:
□「クルーズ商品の横断検索ができるKayak」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070115
□「クルーズの旅を計画中の人に役立つホームページ」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040316
□「クルーズ中のインターネット環境は?」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060310

■今日のブックマーク&記事■
□All About 「クルーズの旅」http://allabout.co.jp/gs/cruise/ 

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