旅行番組の録画に便利なHDD接続フルHD液晶テレビ

 東芝は、液晶テレビREGZAの最上位シリーズ「REGZA Z3500」を9月下旬より発売するというニュースリリースhttp://www.toshiba.co.jp/about/press/2007_08/pr_j2002.htmを8月20日に配信した。
 毎秒60コマで送られてくる映像を毎秒120コマに増やし残像を低減させた補間映像の生成を可能にする「フルHD・モーションクリア」を搭載。
 さらに、世界で初めてUSB 接続ハードディスクへの録画に対応。内蔵HDDのように、レグザリモコンからハイビジョン番組の録画・再生を行える。
 たとえば、750GBのUSB HDDを接続すると、地上デジタルハイビジョン番組を約83時間保存できる。また、USB HDDは最大8台まで登録でき(同時に接続できるUSB対応ハードディスクは1台)る。旅先別、旅行形態別、世界遺産、温泉など録画内容別の使い分けが可能だ。
USB 接続ハードディスクは、750GBの容量で3万円台後半からあるので、使い方によっては、高価な次世代DVDのブルーレイディスク・レコーダーなどを買うより安上がりだろう。
 新シリーズは、同社のレコーダ「VARDIA」やAVノートPC「Qosmio」、ヤマハオンキヨーなどのAV製品との連携を可能とした「レグザリンク」も搭載している。

 一方、AQUOSブランドのシャープは、「52型液晶テレビAQUOSが、欧州の権威ある映像関連の賞『EISA アワード』を受賞」というプレスリリースhttp://www.sharp.co.jp/corporate/news/070817-a.htmlを8月17日に流した。
 受賞したのはシャープの欧州市場向け52型液晶テレビAQUOS「LC-52HD1E」で、160GBの録画用ハードディスクを搭載している。
 シャープのハードディスク内蔵液晶テレビは日本では未発売だが、日本市場に登場するのも時間の問題だろう。
ハードディスク内蔵テレビは、USB接続などの外付けハードディスクより、さらに簡単にフルハイビジョン画質の撮り溜めができる。液晶では東芝、プラズマでは日立がすでに商品化しており、ハードディスクがカートリッジ型になって取り替え可能なものも多い。その詳細は、「楽天市場HDD内蔵テレビ大特集」http://catalog.rakuten.co.jp/rms/sd/catalog/directory/sv0g404233/で見ることができる。

シャープは、もうひとつビックリさせるプレスリリースを本日流してきた。「高画質・超薄型・先進の環境性能を実現する液晶新技術を開発」http://www.sharp.co.jp/corporate/news/070822-a.htmlというものだ。 
52型で「厚み 20mm(主要ディスプレイ部)/29mm(最厚部)/重量25kg」「コントラスト比 10万対1」「消費電力140kWh/年」と、従来にない破格の性能と構造を実現したという内容だ。
現在販売されているAQUOSの52型で最も薄いものは8.5センチ(最薄部)/37.5kgなのだから、2センチというのは、額縁に入れた絵画のようなもの。まさに、ホンモノの壁掛けテレビの誕生だ。もっとも、発表されたのはあくまで試作機で、商品化は2010年をメドとしているようだ。

 ついでに、オーディオ関係のニュースリリースもひとつ紹介しておこう。ソニーが今秋発表予定の“音楽の新しいリスニング・スタイルを提案する新商品“Rolly(ローリー)”に関する報道資料 http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200708/07-0820/だ。
 商品内容には触れずに、前人気を煽ろうというRolly-show http://www.rolly-show.com/index2.htmlとブログのRolly-show BLOG http://blog.so-net.ne.jp/rolly-show/という2つのプロモーションサイトも既にオープンしている。詳細は9月に正式発表されるようで、ポータブル・オーディオ・プレーヤーなのか、据え置き型ミニコンポなのかも不明だ。 


■今日のブックマーク&記事■
□Reuters  Lifestyle: Travel http://features.us.reuters.com/destinations/
ロイター通信社の英語サイトにある旅行ページ。日本語サイトhttp://jp.reuters.com/もあるが「旅行」の項目はない。