若者の旅行会社ネットワークSTAのCommunity

 STA TRAVEL http://www.statravel.co.uk/は、“自ら計画を立て、世界中を旅し、旅先での様々な経験や交流をしたいというチャレンジ精神旺盛な若者の夢を叶えるために、1969年、オーストラリアのメルボルンに誕生した旅行会社。その後、ロンドンに本部を移し、以来世界18カ国に400店舗以上の営業拠点を設け、現在では若者旅行マーケットにおいて世界最大の規模を誇る”という若者向け旅行会社の一大ネットワークだ。
 当欄の「海外発着のユニークなヴァカンスパックを調べてみよう」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060519でも書いたが、30年ほど前にウィーンに住んでいたときも、ウィーンの若者向けの旅行会社Oekistaの格安航空券やパッケージをよく利用していた。ツールドフランス自転車レースを自転車で“追っかけ”するツアーや入手困難なヴェローナのオペラ祭を2泊3日で観に行くバス旅行などユニークなツアーが格安でそろっていた。このOekistaも久しぶりにサイトを開いてみると、STA Travel Reisebüros http://www.statravel.at/というSTAの現地法人に変わっていた。 
 各国の若者向け旅行会社は国際学生旅行連盟(ISTC)http://www.istc.org/の基幹メンバーでもあり、国際学生証などの発行も行っている。
 日本でも「STA TRAVEL JAPAN DIVISION」 http://www.statravel.co.jp/という現地法人が1985年に開設されている。

STA TRAVELの英語ページを開いてみると、Web 2.0 的な双方向性が充実してきていることに驚かされる。
とくにCommunity http://www.statravel.co.uk/cps/rde/xchg/uk_division_web_live/hs.xsl/community.htmの機能が面白い展開を始めている。Travel Blog http://blogs.statravel.co.uk/journal/sta/のページでは、Searchの機能でPlaceにFlorenceなどと英語で地名を入れれば、フィレンツェに該当するブログが多数見つかる。Community には、写真、ビデオ、Podcast、旅のアドバイスが得られるTravel Talksなどのコーナーがある。個々のブログなどはGoogle Mapとも連動している。
 もちろん、メンバー登録して自分のブログ・ページを設けたり、旅行経験を地図で公開することもできる。
 また、Around The World Trip Planner http://www.statravel.co.uk/cps/rde/xchg/uk_division_web_live/hs.xsl/trip_planner.htm を利用してサイト上で旅行計画を立てていくことも可能だ。


■今日のブックマーク&記事■
JR西日本プレスリリース「山陽新幹線九州新幹線との相互直通運転の実施について」
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1173325_799.html
 九州新幹線(鹿児島ルート)の2010年度末全線開業にあわせて、山陽新幹線九州新幹線との相互直通運転の実施をこ決定とのニュース。新大阪〜鹿児島中央間は、現行の4時間57分が約4時間となる予定。
□The Freedom Ship http://www.freedomship.com/
 「長崎・唐津 旅行レポート」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060412で紹介した「洋上マンション船」を巨大化した計画のホームページ。長さ約1,350m、幅約225mの巨大な船に18,000戸が入居するという計画。屋上にはジェット機も発着可能な滑走路が設けられるという。

Short-Term Study Abroad 2008 (Short Term Study Programs Abroad)

Short-Term Study Abroad 2008 (Short Term Study Programs Abroad)