高音質録音と手軽さを両立した、ポータブルPCMレコーダー

 当欄の「旅の思い出を甦らせる音のアルバム」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20051206でも書いたが、旅先で大道芸やお祭り、野鳥の声、列車等のアナウンス、フラメンコなどのエンターテイメントなどを生録音しておくと、写真とは違った生々しい旅の思い出ができる。
上記の記事では、「鳥のさえずりや虫の音などの自然音や楽器演奏の高音質録音に最適な」デジタル・レコーダーで、「左右の音を広範囲にカバーし、自然なステレオイメージが伝わる音を集められる、変形X-Y型コンサーマイク」が附属し、「音楽CDよりも密度のある、豊かな音質で記録できるリニアPCM 96kHz 24ビット録音」ができるという携帯型 リニアPCMレコーダー「PCM-D1」http://www.sony.jp/products/Consumer/linearpcm-rec/を紹介したが、値段も相当で Sony Style http://www.jp.sonystyle.com/Qnavi/Detail/PCM-D1.htmlでの販売価格は198,000円となっており、価格.com http://www.kakaku.com/で調べた最低価格でも173,974円となっていた。大きさも、約72.0×193.0×32.7mm で重量も約525gと、最近、出回っているICレコーダーなどに比べてはかさばる。

 今日のソニーのプレスリリースhttp://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200711/07-1107/によれば、「高音質録音と手軽さを両立した、ポータブル リニアPCMレコーダーPCM-D50」が11月21日に発売されると報じられた。PCM-D50 http://www.sony.jp/products/Consumer/linearpcm-rec/PCM-D50/index.htmlは、365gの軽量化を実現し、大きさも約72.0×154.5×32.7mmと高さが4センチほど短くなっている。市場予想価格も60,000円前後と大幅にコストダウンされている。

 高音質で長時間録音が可能な、大容量4GBフラッシュメモリーを採用。テープやディスクのようなメカ駆動ノイズが発生しないフラッシュメモリーを採用しているので、音を圧縮しないリニアPCMの豊かで繊細な音本来の質感を、高感度内蔵マイクでありのままに長時間録音できるという。CD同等の44.1kHz 16ビットで約6時間25分、DAT(48kHz 16ビット)を超える96kHz 24ビットの高音質でも、本体に約1時間55分の録音が可能。また、“メモリースティックPRO-HGデュオ“(別売)へも直接録音が可能だ。

 長時間録音が可能なスタミナ設計録音・再生時の省電効率を高める回路設計を行ったことで、単3形アルカリ乾電池4本で約24時間の長時間録音が可能となっている。

 サウンド編集ソフト「SonicStage Mastering Studio Recorder Edition」も附属しており、USB接続でパソコンに取りこんだ音に、曲間の音量を調整するノーマライズ、フェードイン/アウトなどの編集・加工ができる。また「Super Bit Mapping」を利用した高音質CDを作成することもできる。
旅先で録った“現地ナマロク”を編集して、1枚のCDとして仕上げ、友人たちに配るといった楽しみも味わえる。もっとも、もらった友人たちが素直に喜んでくれるとは限らないが。

■今日のブックマーク&記事■

□nikkei TRENDYnet−自転車を始めるなら「細身ロード」&「シングル」だ メタボ対策、満員電車ともおさらば、今始めるなら、ロードバイク
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20071107/1004279/

Sony Style ショッピング・パレット「旅行グッズ特集」
http://www.jp.sonystyle.com/Palette/Campaign/Special/Travel/index.html

東京デザイナーズウィーク「地球のためにデザインができること」
 http://tdw07.excite.co.jp/interview/ross2.html
英国のスーツケースの老舗グローブ・トロッターhttp://www.globe-trotterltd.com/japan/が来年の110周年を記念して機内持ち込みサイズで世界最軽量というカーボンにケブラーを混合した素材のキャリーオンスーツケースを来年発売するそうだ。重さはたった1.4キロ!。