第4日目 パリから夜行列車でマドリッドへ

午前中、荷造りをして11:30にホテルをチェックアウト。荷物は、夕刻までホテルに預かってもらうことにした。
 思い出のBuci通り界隈の最後の散策を兼ねて昼食のレストランをハンティング。数店のメニューを見比べた結果、ミシュラン一つ星Jacques Cagna http://www.jacquescagna.com/indexus.htm系列の、いわゆるセカンド店la Rôtisserie d'En Face http://www.jacquescagna.com/usardf.htmに入った。
 前菜とメインの2皿のランチコースは€28。アーティチョークミルフィーユを前菜にサーモングリルのゴマ掛けキャベツ添えをメインとし、白ワインPOUILLY-FUME をグラスで2杯(€10)もらった。

 食後、オペラ座近くのインターネット・カフェでメールをチェックしてから、偶然見つけたブックオフhttp://www.bookoff.co.jp/shop/shop7005.htmlを冷やかす。

 その後、シテ島の蚤の市やサン・ルイ島を見物して、バス67番でPlace d'Italyへ向かう。この広場の周辺にはチャイナタウンの趣があり、昔、取材して雑誌「ぴあ」にイラストマップを掲載したこともあった。以前と異なり高層マンションが建ち並び、ショッピング・モールなどもできてチョット勝手が違った。

18:10頃、ホテルに戻って荷物をピックアップしタクシーでオステルリッツ駅へ向かう。18:40分に駅に着くと19:43発 Hotel Trainゴヤhttp://www.elipsos.com/htm/intro.htmは既にホームに入っていた。

 1974年の旅では、同じオステルリッツ駅発の夜行列車“Puerta del Sol”号は、深夜にフランス側の国境駅アンダーユに着いた。ここで、寝台車はジャッキアップされて軌道幅が広いスペイン国鉄のサイズの台車に乗せ替えられるのだが、私の乗った座席の車両の客は歩いてスペイン国鉄の車両に乗り換えることになった。

 今回のホテルトレイン「フランシスコ・デ・ゴヤ号」(EuroNight409)は、昔のタルゴ特急列車http://www.talgo.com/htm/English/English.htmの流れを汲む車両を使用している。こちらは、ユーレイルパス等利用の場合、追加料金と個室寝台利用料http://www.arukikata.co.jp/travel/europe_rail/sta/elipsos.htmlが必要となる。所要13時間30分だ。タルゴ・タイプの列車は代車の軌道幅が国境で変換されるのでジャッキアップの必要もない。
 シャワー・トイレ付きの「グランクラス1名部屋」を予約しておいたが、想像通り、個室は狭く、シャワーのお湯の出もシャンプーが満足にできるほどではなかった。ユーレイルパス所持者の「グランクラス」利用料金はパリの4つ星ホテルと余り変わりないが、ディナー・ワイン代(朝食も)が含まれるので、少しお得な気がする。飛行機並に可愛いアメニティーグッズのセットやミネラルウォーターも付いていた(下記写真参照)。

夕食は二部制で、乗車時に20:00からの早い回を予約しておいた。前菜に小海老のオムレツ、メインにイベリコ豚のマスタード・ソースを頼み、ワインはリオハの白と赤をハーフボトルで一本ずつもらった。

1 ヨーロッパ鉄道の旅―2007~2008 (地球の歩き方BY TRAIN)

1 ヨーロッパ鉄道の旅―2007~2008 (地球の歩き方BY TRAIN)