第9日目 バルセロナ滞在

34年前のバルセロナの印象は「ここは、スペイン(カスティリア)ではなく、別の国だ」と思わせるほど、芸術的なインスピレーションや商店のウィンドウ、大衆食堂の料理に至るまで異なっていた。実際、ヨーロッパではカタロニアをひとつの国家として遇するところも多い。東京にもカタルーニャ州政府代表事務所http://www.cidemtokyo.com/があるほどだ。
 今回も、経済発展が著しくさらに華やかになった印象を与えられた。もっとも、実感する旅行者物価もパリ以上だ!

午前中、バルセロナ市観光局http://www.barcelonaturisme.com/が運営する乗り降り自由の日本語音声ガイド付き2階建てバスの一日券(€20)を使って観光。3ルート、44のバスストップがあり、グエル庭園で途中下車した。

 観光の後、15:00頃に遅めの昼食をとる。友人が勧める店を何軒か当たったがどこも復活祭前の休暇に入ってお休みだった。最後の一軒と思ってカテドラルからもそう遠くないSenyor Paralleda http://www.senyorparellada.com/sitio/ingles/parellada.html に滑り込んだ。ここが、実に美味しかった。ここも今回の旅の“5本の指”に入れさせてもらおう。ポテトで挟んだ挽肉の前菜から初め、カタロニア風の繊細なロールキャベツ、サラダにセミフレードのデザートと胃の不調も完全回復の勢い。ハウスワインの赤がボトルで€4.8というのも胃に良かった。

 夜は、近くのBasilica de Pi教会でのギター・コンサート(€15)へ出かける。Alejandro Garagaというギタリストのアルベニスやタレガ、グラナドスなどのお馴染みの名曲を聴いた。


Catalan Cuisine, Revised Edition: Vivid Flavors From Spain's Mediterranean Coast

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Catalan Cuisine: Europe's Last Great Culinary Secret

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