朝、ベランダに出てみると遠くにドゥオーモの丸屋根が見えた。朝食の後、そのドゥオーモまで歩くと、サン・ジョバンニ洗礼堂の前で、復活祭の日曜日恒例のスコッピオ・デル・カッロの祭りが繰り広げられていた。山車に仕掛けた花火に火をつけてキリストの復活と農作物の豊穣を祝う祭りだ。あいにく、雨模様だったが人並みの間から花火を垣間見ることができた。
祭りの後で、雨脚が強くなってきたので、拙著「フィレンツェ旅の雑学ノート」で紹介したレストランのどれかに入ろうとしたが、10軒ほど続けて満席で断られた。最後に訪れた、中央市場裏手のZAZA http://www.trattoriazaza.it/にかろうじて入ることができた。広場に設けられたテラス席を厚手のビニールで覆った作りだが、折からの豪雨で雨漏りがしてきた。
復活祭のシーズンは、イタリア国内や近隣諸国の人々の観光シーズンでもあるので、街中が混み合っていたのだ。
ZAZAでは、ポルチーニ茸のタリアテーレと仔牛の肋肉のローストをとる。この店は、レシピを日本語で出版している有名店でもあるのだが、昔は手頃な値段だった。今回は、カラフェのワイン1リットルとサラダ、ティラミスを加えて、チップ込みで€50。日本円にすると4年前の倍ほどだ。
- 作者: 池田匡克,池田愛美
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2004/08
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