第14日目 フィレンツェ滞在

この日も1日小雨が続いたが、ウィンドウショッピングや古本屋巡りで過ごす。昼食時に、昨日同様「フィレンツェ旅の雑学ノート」で取り上げたトラットリアを数軒覗いたがどこも満席で入れずご同慶の至り。仕方なく、友人から安くて美味しいと聞いていたショッピングストリートのトルナブオーニ通り裏にあるTrattoria al Trebbio(Via delle Belle Donne 47/49r)に飛び込む。好物のポルペッティーノ(フィレンツェ風ミートボール)のマッシュポテト添え(€8.5)が美味しかった。

 夜は、街外れのセッティニャーノの丘にあるEnoteca "La Sosta del Rossellino" http://www.rossellino.com/italiano/index.htmlに友人と車で向かう。
この店は4度目だが、来るたびに新趣向で驚かされる。今回は、経営方針をがらりと変え、高級路線から戦略的撤退をして家族のみで運営し、料理の種類も絞り込み、その代わり値段を安くするという大胆な方針転換を行っていた。前菜が€6、パスタ類が€10、メインが€10〜18という現在のフィレンツェでは大衆価格になっていた。
 ヨーロッパの良心的なレストランがコスト高と消費者の高級店離れによりどんどん潰れている現状を見れば、生き延びる賢明な方策と思える。
ここでは、3種類のパスタを別々の皿でいただき、メインを子羊のグリル・オレンジソースとした。デザートの第1弾は店の名物である、チーズの盛り合わせにトリュッフ入りの蜂蜜やジャム、マスタードを攪拌したソースSalsa di Meleなどを添えたものをいただいた。最後の仕上げは、“ヴィーナスのキス”という名のフルーツ・タルトだ。
おみやげに、この店が発明したデカンタ効果のあるワインの注ぎ口versovino http://www.versovino.com/e/index.htmlを頂戴してしまった。これは、わが家でのホームパーティーで大活躍している。

アメリAmazonのキーワード検索で"La Sosta del Rossellino"をサーチしたら下記の2つの本でもRossellinoが紹介されていることが分かった。

Ciao Italia in Tuscany: Traditional Recipes from One of Italy's Most Famous Regions

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Sunflower Guide Tuscany (Sunflower Guides Tuscany)

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