「ハシムの世界史への旅」http://homepage2.nifty.com/hashim/index.htm は、「100冊の読書より1回の旅行」をモットーとする運営者が、01年9月から「今を生きる世界の人々と出会い、世界史の現場をこの目で見る面白くてためになる歴史紀行」を展開している興味深いサイトだ。更新頻度が高い点も評価したい。
メインコンテンツは“世界を知るには旅行が一番! どこでも行ける平和な世界を!”をモットーにした「旅行記・写真集」。たとえば、「ヨルダン・シリア旅行記」を見ると旅程表に沿った詳細なレポートを読み解くことができる。
マカオ「ポルトガルを感じながら世界遺産のすべてと路地裏まで」、イラン「爆走2500キロ!遺跡,見まくり!私,見られまくり」、カンボジア「崩壊寸前、今なら間に合う、アンコール遺跡群」、イスラエル/パレスチナ「聖地巡礼、死海に浮かび、平和を想う」、トルコ「イスラムのたそがれ、ヨーロッパとアジアの狭間で」、ヨルダン・シリア「歴史遺産の宝庫、元気なうちに歩き回れ!」、上海「上海市民に仲間入り?上海歴史散歩、4日間8万歩!」といったサブタイトルを見ているだけで運営者の志の高さがうかがえる!?
“たまには、まじめに考えよう!”と掲げた第2のコンテンツ「世界史ノート」には、
イラクの歴史と「イラク・アメリカ問題」、パレスチナ問題を考える、イスラム過激派とテロの歴史、10分で理解するロシア史、『坂の上の雲』の世界史など読み応えのある記事が並ぶ。
LINK にある、旅行記リンク集 ・ 海外旅行記 ・ 歴史系・素材 ・ ウズベキスタン関連 ・ ロシア関連 ・ いろいろも“世界史の現場歩き”に欠かせない情報源だ。
旅先で出会った子供たちを中心とした「特集:世界の笑顔シリーズ」に心を癒される人も多いはずだ。
■今日のブックマーク&記事■
□Hotelicopter http://www.hotelicopter.com/
“世界最初の空飛ぶホテル”のサイト
(個人的には“世界最初の空飛ぶホテル”は、当欄「1939年版トーマス・クック時刻表」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050616でもふれた戦前の大陸間定期旅客飛行船だった気がする。まあ、4月1日であることに免じてよしとしよう)
下記の本の表紙写真「岩のドーム」は「ハシムの世界史への旅」運営者提供とのこと
- 作者: 島崎晋,大川玲子
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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