自分流“トラベル・キット”最新版をご紹介

昔から、旅に出るに際しては、添乗員のつかない個人旅行を支障なく行うために「トラベル・キット(旅のしおり)」を事前に準備している。
 以前は、完全に“アナログ”なものだったが、最近は、先週「モバイルPCを旅に携帯するメリット」で述べたような“旅パソ”をその中心に据えている。これに“アナログ”時代から引き続いて「旅日記の代わりに小遣い帳をつけることをすすめる」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050210で紹介した“システム手帳”と“クリアポケットファイル”が加わる。
“システム手帳”には、自分でワープロで作った「旅程表」や“旅パソ”に入っているデータでオフラインでもとっさに必要となるようなデータ(私の場合、ワインのヴィンテージチャートやメニューの対訳表など)のプリントアウトなどを縮小して6穴を開けて綴じ込み、必要なアドレスカード、クレジットカード、ポストイット、バンドエイド、カレンダー、住所録、6穴が開いた市販の地図・メモ用紙・小遣い帳(PC入力前のメモ用)といったリフィル類をまとめて綴じている。
“クリアポケットファイル”には、航空券のeチケット控え、ホテル予約ヴァウチャー、観光やエンターテイメント、レストランの予約・引換証などを日程順に並べ、それぞれに必要な地図・アクセス情報とともに入れる。

 個人旅行者にとって、一日一日の行動予定を立てたり、予算配分を行うという旅の計画作りは、旅の期待に夢をふくらませていく楽しい作業だ。インターネットを活用して、上記の3点セットを作っていけば、旅程のナヴィゲーションやヴァーチャル旅行を体験したり、現地物価を調べて予算配分を考えたりとTVゲーム感覚で楽しみながら旅行計画作りを進行していくこともできる。
 私は、“旅は予習・実習・復習で三度味わえ”が持論だが、計画作りという予習のほか、旅行中に五官で体験した楽しいことがらを3点セットのいずれかに記録していき、旅から帰ってから、思い出の写真やパンフレット・チケットなどをスクラップブックや自宅のデスクトップパソコンなどにデータ保存し、旅の成果をアルバムとして永久保存するといった楽しみ方もできる。

当欄関連過去記事:
「ガイドブックを自作しよう」 http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20061214
「英語の“デジタル・ガイドブック”を活用しよう 1」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060525
「インターネット活用海外旅行術 を知るための情報源」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060926
「インターネット活用旅行手配術講座」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060101


■今日のブックマーク&記事■

□SPOT ON WIEN http://www.spotonwien.com/ja/
東京デザイン・ウィーク開催期間(2009年10月30日〜11月3日 http://www.100percentdesign.jp/japan/index.htm)に合わせ、オーストリアを代表するアーティスト、ミュージシャン、デザイナーを紹介するサイト。

神戸大学 日本オーストリア交流年2009認定事業 
 青野原俘虜収容所展示会、講演会・再現演奏会 in Tokyo 2009  http://www.office.kobe-u.ac.jp/crsu-chiiki/aono2009.html
当欄関連記事「オーストリア海軍の歴史 その3」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060720