GPS機能と連動したコンパクト・デジタルカメラ

 パナソニックは、コンパクト・デジタルカメラの新モデルLUMIX DMC-TZ10 http://panasonic.jp/dc/tz10/を3月5日に発売した。
 当欄の「海外旅行に持って行きたいデジカメとスーツケースなど」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20080229で紹介した海外旅行での使い勝手を考えたLUMIX FX35 http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=DMC-FX35GPS機能を追加したものとも言えるが、FX35より一回り大きく、重さも約218 gと約146gのFX35よりかなり重い。
 FX35の、プリセットされた32の時間帯(地域)から選ぶだけで、旅先の時間が設定可能で、撮影する現地の時間でデータを記録できる“ワールドタイム”機能や旅の出発日を設定して撮影すれば、再生時に何日目に撮影した画像かがひと目でわかる“トラベル日付”という機能も踏襲しているようだ。

追加されたGPS機能について、パナソニックのサイトから一部省略しながら引用すると、
 「旅行から帰ってきたときの楽しみのひとつは、なんと言っても、撮影した写真や動画を見ながら思い出に浸ること。TZ10なら、旅行の記録に便利なトラベルモードが、さらに進化。GPS機能を搭載して、地名や現地時間の設定が自動になりました。もっと手軽に、もっと鮮明に、旅行の記録が残せます。
GPS機能をONにしておけば、あとは撮影するだけ!TZ10のGPS機能が捕捉した位置情報から、カメラの時刻を現地時間に自動で合わせます。また、撮影をした国や地域なども自動で記録します。表示・記録できるのは、国(地域)名に加えて、県(州)、市(区町村)、さらにランドマーク名。撮影したあとで『あの遺跡の名前は何だっけ?』といったときでも、すばやく調べられます。
海外で173ヵ国、約500,000件以上、国内で約30,000件以上のランドマーク(建物の名称など)が登録され撮影場所の近くに登録されている地名情報がある場合に自動で記録します。
 撮影した画像を見るときにこそ、GPS機能が活躍します。画像に記録された情報をもとに、撮影場所別(GPS地名別再生)や日付け別トラベル再生に自動で分類して再生可能。『あの国で撮影した写真を見たい』『3日目に見たランドマークを見たい』といったときに、目的の画像をすばやく探して再生できます」とのことだ。

 1280×720ドットのハイビジョン動画を撮影できる「AVCHD Lite動画撮影機能」や、35mm判換算で広角25mmスタートの光学12倍ズームレンズも備えている。
 約1210万画素1/2.33型CCD、約46万ドットの3.0型液晶モニターを搭載。記録メディアにはSD/SDHC/SDXCメモリーカードを採用しているほか、リチウムイオンバッテリーパックを採用し、約300枚の静止画撮影に対応。


個人的には、海外旅行のコンパクト・デジカメにぜひ付け加えて欲しい撮影モードがある。ワインラベルや瓶詰めの調味料・ソースなどの曲面に張ったラベルが、平面的に撮影できるモードだ。特殊なレンズが必要となるので無理なのだろうか。

なお、GPS機能を備えたコンパクト・デジカメとしてはSONY にCybershot HX5V http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-HX5V/というライバル機種がある。


■今日のブックマーク&記事■

INTERNET Watch 3月11日記事
「米国のGoogle Mapsで自転車ルート検索が可能に」
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100311_353977.html

楽天トラベル「お一人さまプラン総選挙」http://travel.rakuten.co.jp/special/plan/senkyo/index.html
「日本のお一人さま旅行をよりよいものにしよう!と、全国539の宿泊施設がとっておきの『お一人さまプラン』を擁立し、121の議席をかけて、本総選挙企画に出馬」というお遊び企画。プレゼント企画に応募するかどうかは別にして、ひとり旅のお得プランを見つけるには極めて便利。