中欧3カ国1ヶ月の旅から帰ってきました

実際には、オーストリアチェコハンガリー3カ国の旅に、5月4日に出発して6月1日に帰ってきていたのですが、なにかと忙しく、今日まで更新ができませんでした。

 旅行の主な目的は、今までにウィーンでかかわったいくつかの仕事の残務整理とウィーンやチェコイフラヴァほかで開催された作曲家グスタフ・マーラー生誕150周年のイヴェントhttp://d.hatena.ne.jp/Europedia/20100416を鑑賞するため。イフラヴァでは、Gustav Mahler Festival http://www.mahler2000.cz/en/が開催されていた。

今回の旅行に利用したのは大韓航空http://www.koreanair.com/。ソウル−ウィーン間に週3便、ソウル−プラハ間に週4便が就航し、中欧旅行には便利だ。今回は、行きを同日のウィーン到着。帰りをプラハ発とした。プラハから東京への帰り便がソウルで6時間弱の乗り継ぎ待ちとなるのが難点だが、インチョン空港のTransit Hotel https://www.airgardenhotel.com/japanese/index.phpで昼寝ができたおかげで時差ぼけがほとんど出なかった。朝鮮半島情勢さえ安定すれば、今後の中欧旅行でも使ってみたいと思う。

 現地での移動は、アイスランドの火山噴火もあり、鉄道とバスの地上移動にした。鉄道はユーレイル・パスの中では割安なオーストリアチェコ共和国ハンガリーポーランドスロバキアに有効なヨーロピアイーストパスhttp://www.raileurope-japan.com/rail-passes/article721,721を利用。
 主要な乗車区間は、ウィーン→プラハ、ブルノ→ブダペストブダペストプラハだ。このほかに、ウィーンからサンクト・ペルテン、クレムス、デュルンシュタインの日帰り旅行、イフラヴァから世界遺産都市テルチへの日帰り旅行、ブダペストから“雄牛の血”のワインで有名な古都エゲールへの2泊3日の旅にも利用した。

 プラハイフラヴァイフラヴァ→ブルノは2年前にも乗ったStudent Agency http://www.studentagencybus.com/enのバスを利用した。バスには無料のWifiが設置されており、移動中も快適にインターネットによるメールや目的地の情報検索ができた。Student Agencyは、プラハ−チェスキ・クルムロフ、プラハ−カルロヴィ・ヴァリなどの国内路線のほか、プラハ−ブラティスラヴァ、プラハ−ウィーンなどの国際路線も設けている。この地域を個人旅行する人には便利な足となるはずだ。


今回の旅行中の両替は、当欄「久しぶりに両替の話を」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20100427で書いたように、クレジット・カードでの直接支払と、クレジット・カードによる現金の入手で済ませ、現地の銀行や両替所で両替したり、トラヴェラーズ・チェックを使うことはなかった。
少し戸惑ったのは、ブダペストのケレティ駅に列車で到着したときに、クレジット・カードで現金を引き出そうとしても昔はあったはずのATMが構内と周辺で見つからなかったことだ。とりあえず、地下鉄代を現地通貨で払わなければと思っていたら、地下鉄の窓口で、1週間共通パスをクレジット・カードで購入できたので一件落着。ホテル・チェックイン後に、ホテルの近くのATMで現地通貨を引き出した。
そう言えば、ウィーン空港到着時も、空港の預託荷物のターンテーブル近くにあった、市内行き専用列車切符自動販売機がクレジット・カード利用OKだった。

 当欄の「モバイルPCを旅に携帯するメリット」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20091021でも触れたように、クレジット・カード会社のネット上で“ご利用代金明細書が届く前にご利用明細を随時確認できます”という個人アカウント閲覧機能が今回も役立った。早いものは、利用の3〜4日後には、クレジット・カード使用の明細と現地通貨のレートがネット上で確認できたので、旅行予算の管理に重宝した。



 

ウィーン 旅の雑学ノート―ハプスブルクの迷宮を極める

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ウィーン旧市街 とっておきの散歩道 (地球の歩き方GEM STONE)

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